クロモリフレーム&フォーク 本塗り

こちらもお待たせしました!下で紹介したアルミフレームとは色が違いますが、どちらも並行して作業していますのでこちらも無事本塗り完了しております。

 サフェーサーの研磨はかなりしっかり研がないとならないので、こういった「角」の部分は下地(素地)が露出してしまいます。

上塗り塗料自体に防錆効果はありませんから、このまま色を塗ってしまうといずれ錆が発生してますので、だとすると塗り直した意味が無くなってしまいますからね。なので色を塗る前にこういった箇所にプライマーをスポット的に塗装しておきます。小さい口径のスプレーガン(例えば0.3ミリ)であれば無用に塗料を飛び散らせて肌を荒らしたはしないのでお勧めです(って普通はここまで気にしないですかね)。

 そして無事本塗り完了です! アルミフレームに比べて何だか疲れたと思ったら形が全然複雑なんですね。画像を見比べて今初めて気が付きました(苦笑)。

当初はソリッドカラーを考えていたのですが(考えてみればこれも思い込みだったようですが)、白を混ぜるとどうしても濁りが強くくなるので今回は白の代わりにホワイトパールを多用しました。日陰で見ると見本よりもちょっと暗めに見えますが、光が当たるとホワイトパールとバイオレットパールが効いてきて発色の良いピンクになります。

それでは完成しましたらまた画像紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ!

 

自転車アルミフレーム 本塗り

お待たせしました!御子息の為のアルミフレームは無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。画像は本塗り前の状態で、グレーの部分は凹みがあった箇所をパテ~サフェーサーで処理したところです。さらにこの後、研ぎの時に角(素地)が出た箇所にスポット的にプライマーを塗っておきます。

ちょっと解かり難いですがベースカラーのホワイトを塗った状態です。今回ご依頼頂いている色は「3コートホワイトパール」(お任せ)ですので、最初にこのベースカラーであるソリッドホワイトを塗り、さらにパールコート、そしてクリアーを塗る「3層」で成り立つのです。3層=スリーコートって事ですね。

パールを3コート程度したらクリアーを塗って本塗り完了です。ちょっとこの状態だとパール感は解かりませんが、実物はまさにホワイトパールな感じになっていますので御安心下さい。完成しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

ちなみにちょっと文章が少なくてすいません。昨日は歯痛で(と言うか以前治療した痕がこの時期になると疼くのです)ちょっと寝不足になってしまいまして頭がダルいのです。仕上がりには影響ありませんので御安心下さい(無事塗り終わって一気に気が抜けているのだと思います)。

BMW E30(後期)テールランプ 下地処理

こちらもお待たせしております。BMWのテールランプですね。まずはいつも通り塗装前の足付け処理となります。

車体はそこそこの年代物になっていますから部品もそれと同様に少々お疲れ気味になっていたりします。 と言う事で、今回のご依頼はレンズのスモーク塗装ですが、それと併せて枠の黒い樹脂部分のリフレッシュも兼ねてのご依頼となります。

このテールランプは「枠」と「レンズ」とのクリアランスが非常に狭く、ただレンズを外すのは現実的ではありませんのでマスキングでの作業となります。が、この枠部分自体が劣化で白っぽくなっているので今回はこの枠の塗装も承る事になりました。確かにレンズが綺麗になっても枠が劣化した姿のままではちょっと勿体無いですからね。

で、下地処理はレンズも枠も一緒に行い、レンズの方を先に塗って完全硬化したら次に枠の部分を塗ります。

当初は「レンズも枠もとりあえず一緒にクリアーを塗ってしまってから枠の黒を塗れば」と考えていましたが、さすがにちょっと強引過ぎる気がしたのでそれぞれきちんと塗り分けはする事にしました。この隙間がクリアーで埋まってしまっても何か変ですしね。

このレンズが妙に綺麗に見えるのは一皮剥いた状態だからで、艶があるのはレンズ全体にシリコンオフを塗布しているからです。レンズ表面は全体に足付け処理として研磨しているので汚れと共に劣化した古い皮膜を一皮剥き、レンズ表面にある凸文字などの細部をナイロンブラシでガシガシと掃除しています。 シリコンオフを拭き取ると右にあるような状態に戻る訳ですが、新品時のような鮮やかさが一瞬垣間見えたので(何故か笑)ちょっと一枚撮っておきました。比較的古いタイプのレンズではコンパウンドやワックスが固まって残っていたりするのでこういった作業は必須なんですよね。

内装部品は調色に時間が掛かりそうですので先にテールランプを仕上げる予定です。もう少々お待ち下さいませ!

スターバックスタンブラーの色も

自転車フレームの色を作成したついでにスターバックスタンブラーの色も作成してしまいます。似た色なので使う原色も同じような種類なのです。

こちらの色は昨年塗装した「cannondale killerVと同じような色で」とのご希望ですので、その時の事を思い出していざ色を作ろうとしたのですが・・・実は全く覚えていませんでして・・・(苦)。

以前は「塗装カルテ」といった作業内容や調色時に使った色などを細かく記載したシートを作成していたのですが、小物塗装となった今はあの時に比べて案件数が数倍になっていますので記録は残していないのです。

が!今のPRO_Fitはクラウドコンピューティング?(爆)よろしく、ネット上にある過去の日記を見てみるとありましたありました。その時に使った原色はちゃんと全部記載されています。まるで塗装版オープンソースですがまるで機密性ゼロですね(苦笑)。

と言う事で、無事色は出来ましたのであとは塗る為の準備ですね。こちらも進行しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!