マツダアテンザ フォググリル下地処理

atenza6 フロントグリルとウィンドスイッチパネルに続けてメッキ仕上げされたフォググリルも塗装準備を行います。メッキといってもこれは一般的なメッキとは違い「塗装」に近いものなのでこの上に普通に塗装は可能です。現状でクリアーが塗ってありますので。

ちなみにこの画像は結構前のものです。ウィンドスイッチパネルもまだ未着手の時ですね。参考画像として掲載しています。

現状黄色いマスキングテープが張ってある箇所を「メッキ」として残し、それ以外の部分を「ジェットブラック」(マツダ純正色)で塗るようにご指定されています。部品全体がメッキなのに実際にこれが残る部分はほんの少しなんですよね。理由としては「部分的にメッキは無理」と言う事なので全面に真空蒸着メッキを掛けているとの事です。これを塗るのはちょっと勿体無い気がしないでもありませんが・・・。

atenza7 で、足付け処理をしようと思ってちょっと考えました。もしかしていつもの番手では見えてしまうんじゃ・・・と言う事です。

通常足付け処理で傷を付けた箇所もクリアーを塗れば傷は見えなくなりますが、今回のように反射率が激しいものの場合はちょっとした傷もそのまま残ってしまいます。試しに色を塗る場所にいつものように#1200程度のペーパーで足付け処理をし、クリアーを仮想してシリコンオフをスプれーして濡らした状態にしても傷が見えてしまいます。これでは足付け処理が出来ません・・・。

atenza8 と言う事で懐かのフェザークリーンです(笑)。最近では余り見ないですかね。ゴトー氏が持っていたのを借りました。所謂「ウォッシュコンパウンド」の一種で、一般的な使い方としてはデリケートなクリアーのボカシ際の足付け処理に使うもので、今回これをメッキを残す部分に使います。

atenza9フォググリルは2個で1セットですが、今回ご依頼頂いたのは2パターンなので2セット4個となります。中央の丸いリング部分にメッキを残すか残さないかのデザインの違いですが、これは実際に2セット作ってみて試して見るのでしょうか・・・(恐)。