SPENGLEのカーボンホイール 下地処理

spengle

こちらも大分お待たせしておりました。SPENGLEなる自転車のホイール×2です。googleの画像検索してみたら色々出てきました。日本だとマイナーだけど有名なホイールみたいですね。

しかし油断していました。このホイール、損傷は小傷だけかと思っていたら素地が割れています(苦)。正確には割れているのは素材では無くその上に塗られたポリパテですね。よく勘違いされますがポリパテに強度はありません。単に形を成型するだけの物なのでこういった力の掛かる物に使われると良く割れているんです。FRP製の社外品自動車バンパーなどで良く見られますよね。

一度ひび割れた上にパテを盛ったりサフェーサーを塗っても全く意味がありませんので、割れた箇所のパテは素地のカーボン地まで削り落としてしまいます。こういった場合ではダブルアクションサンダーではなくギアーサンダーが便利ですね。シングルサンダーだと削り過ぎてしまうので危ないです。

うーん、なにか大変な予感が・・・。

spengle1ここで翌日(本日)に至ります。3本あるスポークの両端のストレスが掛かる箇所に盛られたパテは結局殆ど削り落とす事になりました。

このままパテを盛るのも芸が無いので、一旦エポキシ系のサフェーサーで下地を固めてから全体にパテを塗り直してラインを修整しようと思います。

ちなみにここまでの途中工程は大変過ぎて写真撮る暇もありませんでした・・・。

GIANTフレーム 旧塗膜剥離

giant

こちらもお待たせしております。剥離用溶剤槽が渋滞気味でしたが(エンジン系パーツで満杯でした・・・)、なんとかここまで来ました。剥離剤使えば一発なんですが諸々の事を考えると廃棄物の出ない今の方法の方が好きなんですよね。

剥がれていない箇所はスクレーパーである程度削ってあげてまた溶剤槽に戻しておきます。膜が張っているところは剥がれ難くても、傷が入った箇所はそこから溶剤が浸透し易くなるので早く剥がれてくれます。この後もう一日浸けとく感じですね。