GIANTフレームカラー作成

giant6 GIANTのフレームカラーでご用命頂いているカーキ色を作成します。参考資料として画像を紹介して頂いていますのでそれを参考にして原色を配合していきます。

ただ先日購入したKindleが何か変です。どうもディスプレイの色合いが青いというかグリーン味が濃過ぎる気がします。うーん、まんまと失敗しましたかね・・・。

giant7 と言う事で今まで通りiPodtouchで見る事にしました。やはりこっちの方が自然な気がしますし・・・。

giant8ちょっと解かり難いですがスティックの右側が最初にKindleで合わした方で左がiPodで合わした方です。右の方が青黒くなってしまってますよね。

ちなみに右側のはこれでゴミになる訳では無く「下色」として使われたりします。どの道左側の量だけじゃ足りませんからこれで丁度良い組み合わせなのです。

LOOKカーボンフレーム イメージイラスト(暫定)

LOOK先日の休みの日に何とかフレームのイラストを作成し、本日ブルーの部分と各ロゴを入れてみました。位置に関してはこれから微調整ですがとりあえずイメージだけでもと言う事でアップしますね。頭からはかなり湯気が出てました。

純正のカラーリングだと色が付いた箇所(今回の場合青い箇所)の端が一部グラデーションで消えていくのですが、それ通りに行うか或いはピシッとマスキングで決めるかなども御検討頂ければと思います。

「LOOK」のロゴについてはとりあえず「シルバー」を想定しておりますが、色見本帳は届いておりますでしょうか?ご確認&御検討頂ければと思います。ただしイラストだと厳密な色は決め難いかも知れませんね。これからさらに手を加えていきますので色々御検討頂ければと思います。

look1元となる画像は何点か頂いていて、今回のイラストはそれを元に作成しています。実車合わせはこれからですね。順番的にはまだですが今から少しづつ詰めていければと思います。

どうぞご確認の程宜しくお願い致します。

パジェロフロントグリル 組み付け~完成

pajero3 こちらもお待たせしました!先日塗り終わっていたパジェロのフロントグリルは無事組み付けも完了して遂に完成となります。画像は付属部品一式です。

pajero4 このグリルは分解した状態だとかなりペラペラで、裏側に固定されるスチール製のプレートで強度が保たれています。アルミ製のネットは有り得ない数のタイラップで固定されていますがこれは強度とは関係無いですかね(笑)。

pajero5 そして無事完成となります。なるほど、裏側に着くプレートが艶消し黒で結構格好良いですね。無骨なデザインが中々良い感じです。

pajero6こういったフロントグリルであれば近所の自動車塗装屋さんでも塗ってくれると思いますが、中には露骨に嫌な顔をされる場合があるかも知れません。私がその立場だったら確かに嫌ですからね(苦笑)。

自動車ボディの板金塗装を行っているところであれば当然それに合わせた工場造りをしているので、こういった部品単体で仕事を請けると正直採算を取るのが難しいのです。 これの後に大きな依頼(要は事故修理)が来る可能性があれば歓迎ではあるのですが、これ単体で終わるとなると経営的にちょっと厳しいんですよね。

ただ仕事としてはいつもの事故修理とは違って楽しい所もあるので、「個人的にはやりたいんだけれどやればやる程会社が危うくなる」といったジレンマ(と言うか泥沼状態)に陥ってしまいがちです。まさに以前の私がそうでした(笑)。ただこれは他の塗装屋さんも同じだと思います。

で、今は「車体は一切扱わない」と言うスタイルを確立して固定経費を相当低くしていますのでこういった小物部品のみを塗るだけでも成り立っているのです。多少割りに合わないような事も多くあるのは事実ですが、それも含めて今は良い形が出来ていると思います。まあ実際は色々と大変ですけどね(笑)。ただそれ以上に得られる物はあると思っています。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

GIANTフレーム サフェ研ぎ

giant3 プライマーとサフェーサーを塗った時の画像は撮り忘れておりまして(すいません・・・)、ただ既に熱も掛けて完全硬化しているので早速サフェーサーを研ぎつけています。

サフェーサーは空研ぎ・水研ぎどちらでも構わないのですが(最終形が同じならどちらでも良いのです)、最近は空研ぎ用のペーパーが充実しているのでもっぱら空研ぎがメインになっています。この寒い季節に水を使わなくて良いのは助かりますしね。ただし粉塵が出るので体には多分悪いです。

giant4最初は#400から始めてある程度肌を落とし、その後#600→#800とペーパー目を細かくしていって均します。#400目が残ったら仕上がりにそのまま出てしまいますからね。

giant5フォークも全体的にサフェーサーを塗布しているので研磨します。これはサフェーサーを塗ったそのままの状態で、このまま研いでもどこを研いでいるのか解らなくなってしまいますから、缶スプレーの黒をサっと塗って全体的に色を飛ばすようにします。これが「ガイドコート」ですね。ちょっとした事ですが研ぎ忘れ防止の為に非常に役立ちます。

ちなみにガイドコートはそれ専用にパウダータイプの物がちゃんと売っていて、私の知る限りは3M社の製品が有名ですかね。私もそれを使っていた時期はありますが、元々は上記の缶スプレー方式で育ってきたのでどうしてもこっちの方に偏るようです。最終形が同じならば何をやっても良いって言うのはこういう事ですかね。それだけに作業方法について細かいマニュアルと言うのが存在しませんからこれが逆に塗装の難しい所なのかも知れません・・・。

今週の予定としてはこちらのフレームの本塗りの前にFIAT500とZ34のテールランプが先になります。塗装ブースの都合上、塗る準備は出来ていても直ぐに塗れる訳では無いんですよね。どれもお待たせして申し訳御座いませんが何卒もう少々お待ち下さいませ!