NIKONのレンズフード 下地処理

nikon1ちょっと手が空いたので気になっていたNIKONレンズフードの傷を処理してみました。

で判ったのですが、てっきりプラスチック製かと思っていたこのレンズフードは実はアルミ製でした。何か違和感はあったのですが削るまで本当に気が付かなかったのです。

艶のある黒もプラスチック樹脂そのものかと思っていたら塗装でしたから、まんまと見た目に騙されてしまっていたようですね。ただ作業には特に問題はありませんので御安心下さい。

この後はプライマーを塗りますがこれ単体だとちょっと効率が悪いので他の案件と一緒に塗るように致します。もう少々お待ち下さいね。

YAMAHA YB-1ライトステー 本塗り

yb2 こちらもお待たせしました!無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。画像はプライマーが塗られた状態です。

yb3色は先日簡易的に調色をしておいたのですが、実際にスプレーしてみるとちょっとズレが強かったので塗りながら少し調整しておきました。

ちなみにオーナー様からは「オリジナルの程度にしておいてください」とのご希望ですので、余りテロテロになり過ぎないようにしています。見本でお預かりしている反対側と同じようにちょっと艶が引けたような感じにですね。

それでは完成までもう少々お待ちくださいませ!

LOOKカーボンフレーム 色作成

look9 LOOKのカーボンフレーム&フォークは基本的にはフレーム素材である「カーボン地」を活かしますが、その一部にはこの水色を配色するようにします。この水色はオーナー様が運営するトライアスロンショップのイメージカラーでもありますから、これでこのフレームは一気にデモカー化したデザインに変わります。色の力は想像以上に凄いんですよ。

look10色見本帳の端から二番目の色に合わせて作りました。殆どが「白」で、それに青とグリーンを入れています。

nextstage勿論オーナー様のサイトにもこの色が使われています。

look11少し内容を修正しましたので一応紹介しておきます。シートステーはチェーンステーより側面の幅が細いので「LOOK」のロゴは上と下で少しサイズを変えました。

本塗りまでの準備が徐々に整っていきました。後は最後の仕上げで「マスキング」ですが、これは本塗り直前に行う事が基本なのでもう少し先ですかね。長い時間被塗面にマスキングテープを貼っておくとその糊が塗装時トラブルの原因となるのです。塗装は想像以上に繊細なのですよ・・・。

SPENGLEカーボンホイール 完成

spengle大変お待たせしました!ドイツSPENGLEのカーボンホイールはようやく完成となります。ちょっと予定よりも長くなってしまいました。下地が想定以上に大変でしたが今では良い思い出です(いや、そんなに昔の事じゃないですが・・・)。

spengle1 元々の艶ははっきりしない状態で見た目としてはこれよりも少し艶があるように見えましたが、それは恐らく長期間使用している内に擦ったりオイルが付いたりして艶が出てしまったのだと思います。なので今回はそれを考慮して「3分艶」としました。艶消しより艶があり、半艶よりも艶が無いといった艶具合ですね(解り難いですか・・・)。

spengle2 元の状態としては、スポークの根元の力が掛かる箇所の殆どにパテの割れが生じていましたが、それらは全て削り落とし新たに下地を造り直しています。その下にはエポキシ層も入れているので元の状態よりは割れ難くなっているとは思います。

ただ相当昔の物のようですからそれも考慮した使い方が必要かも知れませんけどね。ポルシェバイクに履かれる(履いていた)との事ですから、これで無事元の鞘に納まるといった所でしょうか。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

LOOKカーボンフレーム 下準備②

look5 ボトムブラケットやヘッド周りのアルミパーツで一部下地が露出している箇所があるのでそこだけ先に塗っておきます。

look6 元々は黒く塗ってあるか黒アルマイト仕上げのようです。下地を削った時にここにもペーパーが当たっていて下地のシルバー(アルミ素地)が露出しています。

look7 という事でそれぞれのアルミパーツの部位は黒く塗っておきます。これで上からクリアーを塗っても変じゃ無くなりますかね。今回はブルーに塗る部分とカーボン素地を残す部分(クリアーのみの部分)があるのでこういった箇所は予め処理しておきます。

look8その他、小物も下準備をしておきます。フォークに関しては先日紹介したイラスト通りに内側をブルーで、後はステムの一部分も同じようにブルーにします。後は全体的にクリアー仕上げでカーボン地を活かしたクリアー艶々仕上げにします。