サーモスケータイマグ塗装 完成

pizza11 大変お待たせしました!サーモス社の真空断熱ケータイマグは本日完成となります。

今回のご依頼としては知人の方へのプレゼント用として、ベースカラーはその方が所有しているメルセデスAクラスの純正カラー「ミスティックホワイト」に、そしてそのオーナーが経営するピザショップのロゴを入れています。ミスティックホワイトは3コートパールで、画像でもそれらしいのが解るかと思います。

pizza13シールを作って貼った方が安価で簡単な筈ですが、そうじゃ無いからこそ良いんでしょうね。ただしたったこれだけの事が塗装でやるとなるとかなり大変ですから、お値段もそれなりにはなるのですが・・・。

pizza12大量生産にすれば当然一個当たりの費用は低く抑えられますが、こういった用途で何百個も作るのはあり得ないでしょうし、そもそもそれはうちの仕事じゃ無いですよね。 ただ手作業でも一個よりは二個、二個よりは三個といった方が当然効率は良くなりますので単価もそれだけ安くなります。これが「複数割引」です。今回の場合は3個ですから30%割引になっています。

時々初めてお問い合わせを頂く業者さんから「100個だともっと安くなる?」と聞かれたりしますが、如何せん作業しているが私だけなので(私しか居ないんですよ・・・)、ある一定以上の数に達すると効率は余り変わらなくなるし、むしろ大変になってしまうのでそれ以上費用は安くなったりしません。3個までが一つの目安ですかね。複数割引は2個で20%オフ、3個以上で30%オフとなっています(同色・同型の場合です)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度もご贔屓頂き有難う御座いました!

レイバンのサングラスフレーム 完成

rayban6 大変お待たせしました!レイバンのサングラスフレームは艶有りの黒からマットホワイトに塗装されて本日完成となります。

ちなみに艶具合については完全な艶消しでは無く「3分艶」にしてあります。艶消し過ぎると汚れが付き易かったり、皮脂で部分的に艶が出てしまうと変なので、今回は半艶クリアーを50%混ぜて艶消しより若干艶を足した3分艶にしています。これは先日お納めしたSPENGLEのカーボンホイールの時と同じ仕様ですね。

rayban7 言われなければ塗装したとは思われない仕上がりかと思います。むしろ樹脂素地よりも塗装の方が質感は良いですよね。

rayban8サイドに埋め込んである「Rayban」のエンブレムはシャープ感が残っているので同色になっても違和感は無いですよね。一応そこは最後にクリアーを筆で塗って艶を出しています。

メガネ&サングラスフレームでマットホワイトのご依頼は初めてですが、黒と白とのコントラストがシンプル且つ美しく、これからの季節にも良さそうですね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ニコンレンズフード 下準備

nikon2 こちらもお待たせしております。先日サフェーサーを塗っておいたNIKONのアルミ製レンズフード二点です。

サフェーサーを研ぎ付け、全体に足付け処理をしたら綺麗に清掃してマスキングを行います。

nikon3レンズ内側には植毛(タイプの粘着シート?)が施してあるのでマスキングテープの付きはイマイチですからテンションを掛けないように気をつけて貼ります。

画像では内側に貼ったマスキングテープがフチから飛び出ないようになっていますが、クリアーを塗る時にはさらにフチ付近にテープを貼り付け、5ミリから10ミリくらい食み出た感じにマスキングをして塗ります。何故そうするかと言うと、植毛の毛がかなりキワまで出て来ているので内側のマスキングがピッタリ貼れないからです。画像ではちゃんと張られているように見えますが植毛の毛の長さ分(0.2ミリくらい?)浮き上がって貼られていて、横から見るとその断面が見えてしまうような状態なのです。

塗装を始めてからは何だかこういった細かい箇所が気になって仕方なくなってしまい、日々の作業はそれの対応策に追われているといった感じです。

「今日の仕事は上手くいった!」なんて事は年に1回あるか無いかで、「何とか今回も無事に終わった」と言うくらいでかなり良い方です。殆どの場合は「ああやればもっと良くなったんじゃ・・・」って感じで反省点ばかりですかね。もっと精進して行きたいと思います。

それではタイミングが来ましたら本塗りとなりますので、作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!