ニコンのレンズフード 本塗り

nikon4 こちらもお待たせしました! ニコンのレンズフード×2個は無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

このレンズフードは一般的なレンズ別体のタイプとは違い、元々レンズに付いた状態でそこからは取れないタイプの物らしいです。今回はわざわざカメラ屋さん?で、レンズ本体からこのフードを外して頂いてのご依頼となります。

nikon5 上の画像はベースコートの黒が塗り終わった状態で、この時点でフチにマスキングテープを追加して貼っておきます。色(黒)はフチまでしっかりと塗っておく必要がありますが、クリアーは植毛部分に溜まらないようにバックテープを貼って壁を作っておきます。

nikon6そしてクリアーを塗布して本塗り完了です。クリアーは半艶仕様のものなので、この後時間が経つと徐々に艶が消えて丁度いい半艶具合になる筈です(なりました)。

こちらも既に強制乾燥まで完了していますので週末には完成~発送出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!

スターバックスタンブラー 本塗り

star7 こちらもお待たせしました!スターバックスのタンブラーをプジョー308の「アビサルブルー」(カラーコード:KPSC」でご依頼頂いている案件ですね。無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

素地調整とプライマーの塗装は先日完了させてあったので、表面を軽く研いだら本塗り準備完了です。

star8実際に塗ってみて分かりましたが随分と綺麗な色なんですね。暗い色かと思いきや光に当たるとブルーパールが綺麗に輝きます。車のボディカラーでこれは結構凄いと思いきや、フランス車と言えば納得な気もします。

既に強制乾燥も完了していますので今週土曜日には発送出来そうです。完成次第改めて紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ。

メルセデス500Eエアークリーナーボックス 凸文字素地調整

benz2 こちらも大変お待たせしました。メルセデス500Eのエアークリーナーボックスの蓋はようやく作業着手となります。

作業内容としては「MERCEDES-BENZ」の文字の上面部分と、中央にあるスリーポインテッドスターを往年の姿と同様にシルバーに塗って欲しいとのご依頼となります。簡単そうですが塗装屋さんなら難しいのは解りますよね。むしろ私も上手く出来るか心配で、ほぼ毎日イメージトレーニングに励んでいました(と言うか悩んでいました・・・)。まあお陰様で完成形までのイメージは出来上がってますので(妄想のレベルです)何とか良い感じに仕上げたいと思います。

上の画像は部品自体の洗浄作業で、こういったプラスチック製品は新品だと離型剤、中古の場合でもオーナー様が黒光りさせる為にワックスを掛けていたりするのでそれを良く落としておきます。

ただいきなり溶剤を使ったりすると染みになったりする製品もあるので、最初にシリコンオフが大丈夫かどうかをテストしてからの洗浄作業となります。シリコンオフで駄目だったらアルコール、それでも駄目だったら中性洗剤ですかね。これの順番は勿論脱脂能力の順です。

benz3で、無事第一回目の脱脂作業が完了しました(最後までにあと5回程度は行います)。素地にダメージが無いのは解ると思います。

で、色々悩んでいた事がこの凸文字の歪です。表面が平らじゃ無いのが解りますよね。何気ない事でも塗装の世界ではこういった事が結構厄介です。

ちなみに今回の作業方法としては「この文字一つ一つをマスキング」といった結構恐ろしい事を想定していますので(悩みましたがこれが一番かと・・・)、文字の側面と上面でのエッジ部分もシャープに仕上がっていた方が良いのです。上面の歪に関しては「これがオリジナルだからこのままでも良いかも」と思っていましたが、凸文字上面に塗るシルバーのフチがシャープに仕上がるかどうかは素地の具合にもよりますので、今回はこの部分を面研してシャープに仕上げておくことにしました。

benz4まず他を汚さない為にマスキングです。文字とスター以外の箇所は触れない予定なので傷など付かないように注意しておきます。

benz5最初は#240から始めていましたが予想以上に文字の上面が凸凹だったので途中から#180に変更してガシガシと研ぎ付けます。文字の真ん中が凹んでいるのが解りますよね。

benz6素材を確認し忘れていたのですが、意外とザクザク削れてくれるのでどうやらPP(ポリプロピレン)では無さそうです。PUR(ポリウレタン)って所ですかね。

PP素材は切削性が悪いので加工性が悪いといったデメリットがありますが、これが逆に「割れ難い」といったメリットでもあります。なので自動車のバンパーなどに多様されている訳ですね。あれが割れるといった事は相当な衝撃の筈ですので。

逆にABSは「割れやすい」といったデメリットはありますが、切削性も良く加工性に優れているので日用品にはかなり良く使われています。

その他バイクのフェーエルタンクにはPA(ポリアミド)が使われたり、透明性が必要なレンズ類などアクリルやポリカーボネートが使われたりと、樹脂(プラスチック)はその用途によって色々な種類のものが使われていたりします。

benz7ペーパーの番手は、#180→#240→#320→#400→#600→#800と徐々に細かくしていって仕上げます。サフェーサーは塗れないのでこの辺をしっかりやっておく必要はありますかね。

ロードスターテールランプ スモーク塗装 本塗り

road13 こちらもお待たせしました!ロードスターのテールランプとハイマウントランプの3点です。何とか夜明けまでには紹介出来ました(今日も3時過ぎました・・・)。

road14 ご依頼の濃度は「薄目」で、この程度なら内部もしっかり透過して見えるのでクリアー抜きをしないでも問題無さそうなレベルではあります。オーナー様が気になっていた内部反射板のクドさと言うか軽さもシットリと落ち着いた感じになりました。

road15 ハイマウントストップランプはテールレンズとは違って内部が透過しているタイプでは無く、昔ながらの底の浅い反射板タイプなのでちょっとスモークを塗るだけで見た目は濃く仕上がります。それを考えてコート数は控えめにします。

road16テールランプの方は6コートくらいで、こちらのハイマウントは4コート程度です。

スモーク塗装の場合は決まった含有量と言うのは無く、100%私の見た目だけで調整しています。同じ濃度にした塗料でもテールランプの造りによって「濃さ」「透明感」は全然違って見えるので、これを数値化してどれも同じ濃度にするって事は難しいと思います(と言うか無理です・・・)。この辺が一般的な塗装屋さんが嫌がるところですかね。私としてもこれをやらないで済むならば出来れば避けたいところですので・・・(プレッシャーの高い仕事なので精神的に相当疲れるのです)。

既にお預かりしてまだ紹介していない案件もかなり溜まってしまっておりましてすいません。

また装着後の画像も色々頂いておりまして有り難い限りです。順次紹介させていただきますのでもう少々お待ち下さいね。今日ももうそろそろで朝になってしまいますので(苦笑)。

ラクティステールランプ スモーク塗装 本塗り

lactis こちらもお待たせしました!ラクティスのテールランプも無事本塗り完了しています。

見事なクリアーレンズですがこれでも純正部品なんですよね。最近こういったタイプが本当に多いです。フチ周りの出来具合がちょっと残念な感じで、レンズ全体がクリアーなだけにそれがよく見えてしまいます。

lactis1こちらのスモークは「標準濃度」でのご依頼となっておりますのでかなりしっかりスモークが掛かっています。先ほど紹介したスイフトスポーツとは全然濃さが違いますよね。

ただ黒さは出ていますが透明感はしっかり残っているのは画像を見ても分かると思います。日中屋外ではテールランプの中もしっかり見える程で、夕方以降は内部は見えない程の黒さになる感じですかね。

こちらも今週中には完成予定です。もう少々お待ち下さいませ!