アルファードテールランプ スモーク塗装 本塗り

alphard3 こちらもお待たせしました!アルファードのテールランプ一式も無事本塗り完了しております。上の画像と下の画像で見比べると簡単に塗り終わっているように見えますが、昼から初めて塗り終わるのは夕方過ぎです。塗装回数(コート数)は意外と多いので、コート間での乾燥時間(=フラッシュオフタイム)を長く取らないと駄目なんですよね。

alphard4 ムラ無く綺麗に仕上げるにはコート毎のスモーク濃度(クリアー中の含有量)を減らし、何層にも薄く塗り重ねることによって均一な濃さに仕上げます。ちなみにこちらの濃度は「薄目」です。

今回の場合は6コート程度に別けて塗っていますが、例えばこれを濃度の高いスモークにして3コートで終わらせる事も可能です。ただし電着塗装じゃありませんから各部で膜厚が極端に変わってしまい、濃い箇所と薄い箇所が分かれてしまい「ムラ」「ダマ」といった汚い仕上がりになってしまうのです。面積が小さければそんなに気にする必要は無いのですが、テールランプのような平面的な形でこの程度の面積、そして4個全てを同じ濃さに仕上げようとするとコート数を増やして誤差を少なくする方が間違いは無いですかね。

alphard5スモークの塗料を作る時の濃さと言うのは決まった配合率がある訳ではなく、毎回そのテールランプに合わせて配合しています。もっと言うと、コート毎に濃度は変えていたりします。

スモーク濃度の見え方はテールランプによって全く違う濃さに見えるので、これは実際に塗ってみなければ解かりません。ただし濃くし過ぎたらもう元には戻れませんので、最初は極薄く初め、途中からどんどん濃くしていき、最後の二回はかなり薄いスモークで微調整しています。

今回のテールランプもこれの一歩手前で止めるかどうか結構悩んだのですが、光の当たり方などよく確認した上で最後にもう一回塗る事にしました。と言ってもその一回はかなり薄い濃度ですから、もしかしたらこれは塗っても塗らなくても余り変わらないレベルだったかも知れません。ただ塗り終わった時点ではやっておいて良かったと思います。

ちなみにスモーク濃度の目安を計る為に「光度計」はかなり初期の段階で手に入れてあります。が、上記の理由から全く使う意味が無いのが解かったのでそれ以来使っていません。

色々と数値化出来れば少しは楽にはなると思うのですが、こういった仕事はちょっと難しいかも知れませんね。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

フォレスターテールランプスモーク塗装 本塗り

forester3こちらもお待たせしました。フォレスターのテールランプですね。実はインプレッサと同じスバル車だってことをうっかり忘れていましたが、なるほど確かにインプのテールランプと似ている感じもします。しかしこのフチの黒はどうにかならなかったんですかね・・・(逆に心配してしまいます)。

forester4 という事で、「極薄目と薄目の中間」の濃度でのスモーク塗装、完了です。気になるフチの黒も全く違和感がなくなり、むしろこれのお陰で全体が引き締まって格好良くさえ見えます(褒め過ぎですか。笑)。

forester5こういった中が中空のランプは外側のレンズが凄く透明感がはっきりしていて、薄目のスモークだと特に良い質感に仕上がりますよね。まあ塗る側の立場としてはこれが凄く厄介でもあるのですが(苦笑)。

こちらも週半ばには完成予定です。もう少々お待ち下さいませ!

インプレッサテールランプ一式 本塗り

impniigata 大変お待たせしました!新潟からご依頼頂いておりましたインプレッサテールランプ一式は無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

上の画像は本塗り前の状態で、クリアー抜き部分にはマスキングテープが貼られていますが、マスキングテープを長時間貼りっぱなしにしておくとその糊のせいで塗装にトラブル(ハジキのようなムラ)が生じますのでマスキングはいつも通り塗装する当日に行っています。

impniigata1 プラスチックプライマーを塗布したらレッドキャンディーを6コートくらい塗り重ねて上の画像のような状態になります。色味がしっかりついたらマスキングを剥がし、その部分に再度プラスチックプライマーを塗って全体に薄くスモークを塗ります。

impniigata2スモークを塗ってクリアーを塗ったら無事本塗り完了です。

impniigata3レッドキャンディーのみだとちょっと赤が鮮やか過ぎて軽い感じがしますが、その上に薄くスモークを掛けると深みが出て落ち着いた感じになります。「おまけスモーク」は濃度の指定は出来ませんがレッドキャンディー塗装にプラス¥8,000のオプション料金で対応出来ますのでお勧めです。見た目以外にもレッドキャンディーを紫外線から守る効果もありますしね(調べた訳ではありませんが物理的にはある筈かと思います)。ちなみにクリアーはやはり耐候性に優れた「クリスタルクリアー」です。これも褪色防止を担っています。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。予定では水曜日または木曜日を予定しております。もう少々お待ち下さいませ!