BMWショックケース&スプリング 本塗り

bmw40 大変お待たせしました!BMWのショックケースとアイバッハのスプリングはゴールデンウィーク連休前に無事本塗り完了です。画像多いので重かったら申し訳御座いません。

ショックケースは傷も錆もあったので素地調整した後、全体をプライマー&サフェーサーで下地をやり直しています。普段は見えない部分なのでここまでやらなくても良かったかも知れませんけどね。まあまだまだ現役で走られるようですからこのタイミングでしっかりやっておけば、と思う次第です。

bmw41 短い方はリヤ用でしょうか。簡単そうにみえて実はとてつもなく塗り難い形をしています。ドブ漬けしたくなりますがそんな乱暴な塗り方は普通しませんので・・・。

bmw42 ちなみにスプリングは上下があるのかはよく判らないので最初にプリントしてあったロゴの向き通りにしておきます。と言ってもロゴは足付け処理の際に軽く擦ったら消えてしまいましたので、それが無くても区別が付くようにスプリングの上側の断面に油性マジックで丸く描いておきます。油性マジックは染料なのでこの上に水色を塗っても「ニジミ」でまた浮き上がってきますから、普段はトラブルになるその作用を利用して上下の向きが判るようにしておきます。実はケガいて傷を付けておいてもいいんですけどね。どうも塗装屋をやっていると金属に傷を入れるという行為が背徳的に感じてしまうです(錆が出ますので・・・)。

bmw43 で、先日作成しておいたビルシュタインブルー(?)を塗ってテープフリーな状態に乾いたらデカールを貼り付けます。今回の肝ですかね。このマークが無ければパチ物(偽物)にしか見えませんので・・・。

bmw45bmw44 ロゴの形やサイズは予めデータにしておいたので、それを自宅のマイクロドライプリンターでデカールを作成しておき今回利用しています。ここまでのサイズは初めてだったのでちょっと擦れてしまった箇所もありますかね(まだ実験段階なのはオーナー様にご了承済みです)。

またここまで曲面的な箇所に貼るのも初めてだったので、いつものマークセッター(専用の接着剤)だけでは弛みが取れず、ユザワヤ蒲田店5号館模型コーナー店主のアドヴァイスに従ってマークソフターも使ったら何とか上手くいきました。こういった生の情報はやはりamazonからだけじゃ得られませんからね(笑)。

良く乾燥させたらいよいよクリアーです。

bmw46 スプリングは以前も塗装経験があったのである程度は覚悟いていましたが、やはりと言うかかなり面倒でした。適当に塗れば全体的に塗れそうですが実はそんな簡単な話ではなく、スプレーパターンは細く絞り、バネとバネの間から奥に見えるバネの裏側を狙い打つような塗り方になります。ワンミスで手前のバネを塗り過ぎてしまい垂らしてしまいますよ(実際元々塗られていた塗装も至る所がタレてました・・・)。

bmw47 デカール部分は無事メクレ上がる事も無く比較的綺麗に仕上がったと思います。ユザワヤの店主の教え通り、マークセッターは二度塗りが功を奏したようです。安心しました・・・。

bmw48 ビルシュタインイエローも本塗り完了です。まだクリアー塗りたてなので艶がありますが、塗っているクリアーは「半艶仕様」のクリアーなのでここから徐々に艶は消えていきます。スプリングも同様です。

bmw49ロゴは最初に採寸したサイズ通りにしてあり、実はリヤのバネの方がちょっと大きいです。位置やフォントも元と同じように復元しています。

こういうのをメーカー(ビルシュタイン社)の人間が見て、「あれ?こんなのうちで出してたっけ?」と本気で疑問に思ってくれる事が実は一番嬉しかったりします。偽物では無いければ本物のラインナップには無い、且つ妙に出来が良く「オリジナルと区別が付かない」といった感じですかね。

それでは完成しましたらまた改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!