こちらはGW連休前に届いておりましたMegabassのベイトキャストリールです。リール本体に黒いマジックで斜線のマーキングがしてある箇所のみを塗装承りました。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!
ただ今回のような被塗物は「塗装」ではなく「アルマイト処理」が施された物なので、これと同じようにと塗装をしても全くそうはなりません。上の画像に写る見本帳はメタリック系で塗装された物ですが全く違うのが判りますよね。
なのでこういった場合は同じような色にするよりは敢えて違う色味にしてしまった方が良かったりします。今回はその方向で行きますね。
ボディのブロンズっぽい色味に対して、赤味を抜いたゴールド系も悪くは無いかと思います。ただちょっと印象は弱いですかね。
極小面積なので赤メタリックも似合わない事は無いですがちょっと癖が強いかも知れません。他の部分にも赤が使われていればアリなんですけどね。
で、同系色で濃い目ブラウン系のパールだとこんな感じです。やはりこれが一番しっくり来るかも知れません。定番ではありますが私的にもこれが良いのでは、と思う次第です。
ちなみに今回難しいのは「見切りライン」が無い事で、唯一プレスラインを利用して色を塗り分ける事になりますが、被塗面はアルミ素地になっているので「プライマー」「ベースコート」「クリアー」全ての塗膜をそのプレスラインで見切らないといけないのです。
当然段差が出来てしまい見た目も悪くなる恐れがあるので、今回はこの辺を出来るだけ綺麗に違和感無く出来るかが肝だと思います。
各塗装で同一線上での見切りはマズイですから、せめて髪の毛一本分でもマスキングをズラしながらの塗装にしたいと思います。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。色についてご意見ご感想御座いましたらご連絡頂ければと思います。
改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!