S20ヘッドカバー 完成画像

s201こちらはちょっと前にご依頼頂いていたNISSAN S20のヘッドカバーです。ここでは紹介していなかったのですが画像撮っておいたので紹介させて頂きますね。

202このヘッドカバーはハコスカに搭載されたエンジンS20の物なので未だにご依頼は多いです。ただ半数以上は業者さんからのご依頼なので紹介していない物が多いですかね。上の画像は「純正の仕上げ」と言う仕様ですが、これよりも薄いバージョンもあります。と言うか私自身オリジナルは見たことが無いので、むしろその方面に詳しい業者さんからアドヴァイスと言うかご指定を頂いて塗っています。

s20で、同じように最近「艶々の黒で」と言う仕様でもご依頼頂いていたりしました。元々は比較的綺麗な赤の結晶塗装が施されていたのですが、それを全部剥離して下地から造りなおしています。私的な見解ですが、こういった古い車をレストアしているオーナーは全てをやり尽くしても常に何かをしたがっているように見受けられます。ある意味病気だと思いますが私的にも判らないでも無いんですよね。

s20こちらは結構前にご依頼頂いた案件で、ここでも一度紹介した画像です。この仕様は同じハコスカーオーナー方々にも気に入られたらしく何度か続きました。単なる「艶有り仕上げ」とは違って下地からちゃんと整えているので塗膜のクォティ自体が高く、目の肥えたハコスカオーナー方々的には衝撃的だったのでは、と思う次第です。まあそれだけに手間は相当なものなので費用も結構高くなるのですが・・・。

ちなみに結晶塗装の利点としては「下地の粗がそのままでも綺麗みせる事が出来る」と言うことがあって、なので素地が悪いままの鋳造製品でも比較的安価で仕上げる事が可能なのです。溶けたアルミを型に流し込んだままの物に単に塗るだけで綺麗に見せるなんて塗装は普通出来ないですからね。