先日サフェーサーを塗っておいた社外品のリヤスポスポイラーです。サフェが完全硬化したので表面を研ぎ付けラインが出たら全体的にペーパー目を均して本塗りの準備をします。
ちょっと見難いですが、サフェーサーの表面には黒いツブツブがあるのが判ると思います。研ぎ忘れの防止とライン出し時の表面凸凹を目で見て判るように出来るので研ぎ作業時にこれは必須です。サフェーサーやパテの表面を手で触って微妙なラインを感じ取るのは比較的難しいのですが、こうする事によって可視化出来るので自家塗装でもお勧めです。
また研ぎによるライン出しは、こういった曲面ラインは「丸い当て板」が良さそうにも感じますが実際にはそれではラインは出ません(これで3年は悩みました)。当て板は固ければ堅い程良く、角も立っていた方が断然ラインは出し易いです。
その後にスポンジ状の柔らかい当て板で、最後は手研ぎで均せばOKです。
そしてセッティングです。ネジ穴などは無いのでガムテープでの固定になりますが、バランスの良い状態であればそれで問題ありません。逆にバランスの悪い上体で無理にガムテープで止めると熱を掛けた時に粘着力が落ちて被塗物は落ちてしまいます(当然経験済みです・・・)。
そして本塗り完了です。色はボディカラーの純正色で、塗料メーカー(STANDOX)から提供されている配合データから年式の近い物を選んで採用しました。配合されている原色としてはやはりそれぞれの配合データで全然違うようで、今回採用したデータではかなり輝きの強いメタリックが使われていました(と言っても全体の2%程度ではありますが)。
裏側です。リヤスポを固定している台はTACさんの借り物なのでこういった備品もまた少しずつ集めていかないとですね。
それでは完成しましたらまた紹介させて頂きます。今週の土曜日は定休日とさせて頂きますが(一応そうなっているんですが結局いつも働いていまして・・・)金曜日までには完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!