チェーンカバー 塗装承ってます

chain こちらもGW明けに届いておりました案件で、ちょっとこれ単体だと判り難いですが自転車のチェーンカバーになります。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

chain1素材はプラスチックで現状はシルバーに塗られている物ですが、所々に引っかき傷があるのでそれらの修正とマットブラック(艶消し黒)への塗装でご依頼承っております。傷は丸く一周ついているような箇所もあるので「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程は全体的にやる感じですかね。左右に分割するので二部品として作業します。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。着手はまだ少し先になるかと思いますがもう少々御待ち下さいませ。

改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ロードスターリヤスポイラー塗装 完成

road19 こちらもお待たせしました!ロードスターの社外品リヤスポイラーです。こちらもハーレーのスポイラー同様にボディ同色での塗装となります。

また撮影したのも同じ時間帯なので日差しが強過ぎて何だか上手く撮れませんでした。すいません・・・。

road20 プラスチック素地の表面は意外と凸凹していたので、下地処理として「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業をして平滑にしています。

road21ちょっと判り難いですが裏側の面になります。形状としてはシンプルで、社外品らしくない(純正品っぽい)感じですよね。派手さは無いですがお洒落なアクセントになりそうです。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

 

ハーレーリヤスポイラー塗装 完成

harley 大変お待たせしました!ハーレーのリヤボックス上に装着される小型のリヤスポイラー、本日完成となります。

harley1 色はハーレー純正色の「セドナオレンジ」で、4輪自動車に比べるとモーターサイクルの場合はカラーデータが少ないですが、今回は幸いにしてSTANDOXはら配合データが配布されていました。

データが無い場合は一から色の作成となるので別途調色費が必要となりますから、一品程度のご依頼だと非常にコスト高となってしまいます。事前に色名と色番号をお知らせ頂ければデータの有無は調べられますのでどうぞご利用下さい。

harley2元々塗られていた塗装はラウンド(肌)が凸凹していたので「如何にも塗りました」感が強かったですが、今回は肌調整してからの塗装となりますのでそういった違和感も感じないかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ランサーヘッドカバー 結晶塗装承ってます

lancerこちらは連休明けには届いておりましたがすっかり紹介が遅れておりましたランサーのヘッドカバーです(と言うかまだ他も全然紹介しきれておりません・・・謝)。

今回のご依頼内容としては「濃い鮮やかな黄色」での結晶塗装となります。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

この型のヘッドカバーは業者さんからのご依頼で結構の数を塗らせていただいておりまして、特徴としては既存の塗装が意外としっかりしているので状態が良ければ旧塗膜の剥離はしないでこのまま結晶塗装を行っている施工例は何度もあります(当然脱脂洗浄と足付け処理は必須です)。

今回は一部塗装が剥がれている箇所もありますが、他は比較的塗膜がしっかりしている事と、コストを抑える必要もあるので旧塗膜は剥がさないでの塗装でご依頼承っております。

lancer1オイルはある程度ふき取って頂けているようですがプレート内部に汚れが残っているようなので到着してからそのまま洗浄槽に漬け置きしています。既に一週間以上経っていますのでそろそろひっくり返しておこうと思います。

vtecちなみに今回ご依頼の「「濃い鮮やかな黄色」のイメージはこんな感じです。以前ご依頼頂いた案件で確かインテグラだったと思います。この時は「SPOONのようなイエローで」との事でした。ホンダのチューニングメーカーのイメージカラー?ですかね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

cannondale F400 本塗り

cannondale11 先日色の作成と下地作業が完了したので早速本塗り遂行としました。良く脱脂したらエアーブローをして本塗り開始です。

cannondale12また先日作成しておいたデータからカッティングプロッターを利用してマスキングシートを作成します。

各ロゴの位置は予め作成しておいたイメージイラストを見ながら方向と位置に気をつけて貼っていきます。

cannondale13 貼る位置などに気を遣うように思いますが、実際に一番気を使っているのは「被塗物に触れない」と言う事だったりします。信じられないかも知れませんがこれらのシートを貼っている時に被塗面には一切触れていません(ただ慣れれば結構普通に出来るようになります)。

こういった塗装は自動車の「補修塗装」とは違うのでこれだけで育っていたら多分そんなところに気を遣ってはいなかったと思いますが、自動車の補修塗装は非常に細かいところの問題を指摘され、さらにそれが数年先の経過まで問われて来るので下地の段階での作業には凄く気を遣うようになりました。お陰で一日の内に手を洗う回数が異様に増えた気がします。

cannondale14 ちょっと途中工程の画像を省いてしまいましたが、無事ロゴ入れ塗装完了です。本当はフレーム全体に養生紙を覆って塗っていますので。

cannondale15 続けてクリアーを塗布します。今の時期は気温の差が激しいので一番難しい時期ですかね。クリアー自体はその性質によって変更したりしますが、それに入れる「硬化剤」と「シンナー」は状況によって使い分けます。硬化剤は4種類、シンナーも4種類あるので単純に考えると1つのクリアーでも16種類の組み合わせが可能となるのです。

といっても実は一番揮発の早いシンナーと、反応速度の一番遅い硬化剤を組み合わせたりする事は絶対にないので(むしろこれは問題です)、大体は8種類くらいの組み合わせになるかと思います。さらにその時期、その日に悩むのはせいぜい3種類の組み合わせ程度ですかね。

ちなみに今回の組み合わせとしては、クリスタルクリアー+ハードナー15-30、シンナーは25-35になります。小物塗装であれば自動車車体塗装に比べて比較的早目の設定で大丈夫なのですが、自転車フレームはクリアーの繋がりが難しいのでその他の小物製品に比べれば少し遅めの設定ですかね。ブース内の雰囲気温度は確か30℃くらいだったと思います。

cannondale16 フレームが上下逆なのでロゴも反対になっています。うっかりしていると間違えそうで怖いです・・・。

cannondale17 フォークです。これだけ見てもVブレーキ用の台座があったとは誰も気付かないと重います。

cannondale18元のデザインは如何にもMTBといったカラーリングでしたが、今回の配色だとお洒落なシティバイクな感じで全然変わりましたかね。今日いらっしゃった自転車屋さんの店長さんもこれを見て気に入られたようで「艶消し」から「艶有り」に変更したくらいです(笑)。

ちなみに上の画像はクリアー塗り終わって数分の状態ですので勿論磨き処理はしていません。ロゴの段差は殆ど判らない程に仕上がっているのが判ると思いますが、それでも段差が無いとは言えません。時々「塗り分けした部分の段差は判らない程に仕上がりますか?」と聞かれますが、塗装屋からの見解としては「段差はあります」としか言えないのです。何卒ご理解頂ければ・・・幸いです。

それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。今週のお渡しは厳しいので来週早々になるかと存じます。もう少々お待ち下さいませ!