プジョー207テールランプ 本塗り

peugeot1色々作業進行しておりますので御安心下さい。こちらはプジョー207の社外品テールランプで「薄目」のスモークでご依頼承っております。

右が処理前で左が足付け処理済の状態です。純正はどうだか判りませんが(覚えていませんが)内部の反射板が結構ギラギラしているので、今までの例からするとスモークにする事によって一段落ち着いた感が出つつ深みのある発色が期待出来そうです。って既に本塗り終わって知っているのでこう言っているんですけどね(笑)。

peugeot2 そして本塗り準備完了です。こうやって見るとやはり派手な反射板のせいか少々おめでたい感が否めませんかね。

よく脱脂処理をしてエアーブローをしたらプラスチックプライマーを塗っていよいよ本塗り開始です。

peugeot3スモークを5回程し、いい感じの濃さになったらクリアーをコートして無事本塗り完了です。やはりと言うかちょっと派手だった反射板も丁度良い感じに落ち着いたと思います。

「スモーク」と言うとちょっと悪いイメージががありますが、濃度を気をつけ、きちんと透明感のある仕上がりに出来れば上品で格好良い仕上がりになります。反対にこれが濁ったスモークになってしまうと・・・という事です。同じスモークでも違うんですよね。

それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

 

KUWAHARA BMXフレーム 旧塗膜剥離中

kuwahara3先日より溶剤槽に浸け置きしてあるKUWAHARAのフレームです。

浸けてから数日経ったので溶剤にから出して見ると、見た目は全然剥がれる気配が無い感じでしたがスクレーパーで削ってみると・・・あり得無い剥がれ方をしました・・・。

普通の塗装であればこういった剥がれ方はしなく、これはどちらかと言うとニッパーやペンチの持ち手部分に施されている「ゴムコーティング」に近い気がします。となるとスプレー塗装では無くディッピングでのコーティングでしょうか・・・。となればあの粗い肌目の理由も納得です。しかしプライマーも塗っていないように見えますが大丈夫でしょうか・・・(だからこんな剥がれ方をするのだと思いますが)。

「ディッピング」についてはgoogleで判り易いサイトを探してみました。こちらのサイトで紹介している案件が判り易いかと。

という事で、ある程度剥がしたらもう一度沈めておいて何度かこれを繰り返します。もう少々お待ち下さいませ。

 

BMWサイドマーカー 「オレンジ」で塗装承ってます

bmw22こちらも紹介が遅れましたが先日無事到着しておりますBMWの純正サイドマーカーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

こちらの部品は今までの何回か施工しておりまして、ただこれまでは「スモーク塗装」での御依頼でしたが今回は「オレンジキャンディー」で承っております。なるほど、それもアリでしたね。盲点だったかも知れません(単なる独り言です)。

オレンジキャンディーの御依頼はそんなに無いのでちょっと作業例を紹介させて頂きます。しかし今日暑いですね。ちょっと意識が朦朧として来ました(今の事務所スペースは屋根が近いから有り得ない程暑いんですよ)。実は一度レンズ部分もメッキに仕上げられてしまったのです。それじゃ見えないじゃないですか・・・こちらの御依頼は丸いレンズ部分のみオレンジキャンディーに塗ったもので、ちょっと無茶な御依頼だったというか、当店に御依頼頂く前に施工をお願いしたお店にやられてしまったという悲しい話でもありました。こういう事があるのでメールでのやりとりなどお互いの意思疎通を気をつけないといけないと、と思うんですよね・・・。

caravanこちらはキャラバンのコーナーレンズです。やはりクリアーだった物をオレンジキャンディーに塗装しました。普通過ぎると言えば普通ですが、「同じ車に乗ったオーナーにしか判らない」という所がまた面白いところでもありますよね。目立ちたくは無いけど判る人には判って欲しいという感じでしょうか(これは私の理想でもあるところです)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

ランサー内装パーツ 下塗り

lancer4 ランサーの内装パーツ4点も全て梨地で、こちらもアテンザのグリルと同じくサフェーサーの代わりに2Kエナメルを下塗りとして塗って下地を造ります。

lancer5 こちらはエアコン吹き出し口のパネルですね。固定方法が違うのは下塗りの時点でどっちが良いか試しています。

lancer6プラスチックプライマーを塗ったらグレー色にした2Kエナメル(通常は1コートソリッドと呼びます)を塗ります。使い方としては通常のクリアーと同じで、画像では2コート塗り終わった状態ですがまだ表面がザラザラしているのが判ると思います。

「もっと沢山塗れば埋まるんじゃ」と思いがちですがそれは逆効果で、そもそも膜厚を充填したかったらやはりここではサフェーサーを用いるのがセオリーですし、クリアーをタップリ塗ってもデロデロとした締まりの無いラインにしかならないので、この方法ではあくまでも肌を整えるくらいに留めておいた方が無難ですかね。

この後熱を掛けて強制乾燥させ、完全硬化したら表面を軽く研いで本塗りとなります。もう少々お待ちくださいませ!

 

マツダアテンザ 梨地素地下塗り

atenza20 先日足付け処理をしておいたプラスチック素地状態のアテンザフロントグリルです。

素地の表面はザラザラとした梨地で、これを「ボディ同様の艶々に」との事ですので素地を平滑にする為の下地処理作業が必要となります。

atenza21本来はここでは「サフェーサー」(勿論2液ウレタン)を使うのですが、サフェーサーは単に塗るだけでは無く「研ぎ」もセットでの作業となる為、この部品全てをサフェ研ぎするのは現実的ではありません。慣れている作業者でも5時間以上は掛かるかと思います。

これに足付け処理・サフェーサー塗布の時間を加えると7時間、国産車の場合のレーバーレート(時間工賃)は大体¥7,000くらいですから下地を作るだけで¥49,000も掛かってしまいます。

これに本塗りの工賃を2万円程度と考えると合計7万円程の費用となりますが、そこまでのお金をいただいていればとっくに自社ビルが建っていますよね(笑)。と言うかそこまでの費用を出してまでこれをやろうとは普通思わないかと・・・。

という事で、今回は梨地の目も細かいという事からサフェーサーでは無く2Kエナメル(クリアのようなもの)を代用して使っています。塗装後の「研ぎ」と言う作業は向いていませんので肌を落とす程度しか出来ませんから梨地が粗い場合には使えない方法ですが、今回のような複雑な形の部品であればコストを落とす方法としては効果的です。

さらに他の作業と並行して行う事でコストを落とし、小物塗装専門といった形態でも商売として成り立つように出来ているのです。これの隣ではランサーの内装パネルも同じように作業しています。