クロモリフレーム 旧塗膜剥離

kuromori2 こちらもお待たせしております。クロモリ素材のMTBフレームですね。

お預かりしてから溶剤槽に入れておき、途中何度か出してはスクレーパーやワイヤーブラシで削る事を繰り返してここまでになります。溶剤槽に入っている間は手間も掛からず錆も出ないので今のように一人で作業する環境ではかなり助かっています。

kuromori3 細部の取れなかった旧塗膜はサンドブラストで除去します。「だったら最初からこれでやれば」と思われるかも知れませんが当店のブラストは直圧式では無いのでそれでは時間が掛かってしまうのです。溶剤浸け置きである程度取っておけばこの時点では30分程度で終わりますし、腐食が酷い場合などでそれ以上の作業が必要な場合は最初からブラスト専門のショップに送ってしまうので現状でそんなに不満は無いですかね。ブラストが強力になればその分機器に負担が大きくなりますし・・・。

kuromori4 複雑な形の場所もサンドブラストだと綺麗に処理出来ます。

kuromori5旧塗膜の剥離作業が終わったら続けてプライマーを塗布します。金属素地が露出したまま放置するとクロモリ素材の表面は酸化してしまい、目で見えないような錆が発生してしまうのです。この時期は湿度が高いのと作業者自身汗をかいていたりするので素地に触れる場合も軍手をするなど注意が必要です。という事で旧塗膜の剥離と防錆処理(プライマーの塗装)はセットで考えるべきだと思います。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

明日は第四土曜日ですが休業日とさせて頂きます(すいません・・・)。

 

携帯電話充電器 本塗り

au お待たせしました!携帯電話の充電器も本塗り完了しております。上の画像は製品自体を分解して外側のカバー上下二枚をセッティングしたところです。勿論足付け処理も行っています。

au1黒を塗ったら艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。画像では既に強制乾燥も終え艶が消えた状態です。元の白い素地のままだとチープな感じが否めませんが塗装を施すと質感も全然違いますよね。

あと数日寝かしたら組み付け作業を行い完成で、予定としては来週半ば辺りになるかと存じます。組み付けた姿も楽しみかと存じます。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ビューエルシートカウル 下準備

buell4 うっかり存在を忘れていたビューエルのシートカウルです(謝)。こちらはクリアーの下にデカールが貼られているので削り落とす必要があります。ペーパーで平良に研いだけでは駄目なんですよね(デカールが露出するだけです)。

buell5 #180のダブルアクションサンダーでデカールを削り落とし、#240、#320で均したら良く脱脂をしてマスキングをします。下地の状態が悪くなければ全体にサフェーサーを塗る必要はありませんので下地処理は部分的で納めます(これが普通の事ですので御安心ください)。

buell6プラスチック素地が露出していた箇所にはプラスチックプライマーを、そして足付け処理がされている範囲内にサフェーサーを塗布します。ラッカーサフェーサーなどであれば多少飛び散っても構わないと思いますが、2液ウレタンサフェーサーは研ぐのもそんなに簡単ではないので余計な箇所には塗らないように周りをマスキングしておきます。

こちらもフェーエルタンクと同色なので一緒に塗れる予定です。もう少々お待ちくださいませ!