cannondale systemsixのその後

cannondale20一年前にご依頼頂いたキャノンデールのオーナー様からその後の報告を頂きましたので報告させて頂きますね。先日のLOOKフレームを紹介した時にこちらの案件の一部の画像を紹介したのに気付いてくれたのでしょうか。有り難い限りです。

以前の作業例はこちらをどうぞ。

cannondale19「こんにちは昨年cannondale  systeme six の塗装をお願い致しました○○です。再塗装後1年が経過しましたが、修復部の状態は特に問題は出ていません。本当にありがたく、感謝しております。

今年の5月に3時間のエンデューロレース前に撮影した写真と本日(8月25日(日))を添付致します。

今でも時々プロフィット日記を拝見させて頂いています。色々なものを塗装されていて、高畑様の職人の技にいつも感動しています。またご連絡をさせて頂きますので、その際はよろしくお願い致します。」

との事です。いやいや口八丁手八丁なだけなのに有り難いお言葉恐縮で御座います(笑)。

cannondale21こちらがエンデューロレース前の画像でしょうか。復活したフレームで楽しんで頂けているようで本当に何よりです。

この度はわざわざご報告頂き有難う御座いました!

 

BMWオイルキャップ塗装 承ってます

bmwm こちらは以前BMWのヘッドカバーを結晶塗装でご依頼頂いたオーナー様からのご依頼で、そのヘッドカバーに装着されるであろうオイルキャップです。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

今回のご依頼としては、オイルキャップに中央に配される「M」のエンブレムマークをそのイメージカラー通りに塗装する事です。簡単そうに思えますが筆で塗るような仕上がりにする訳では無いので、塗装屋さんならちょっと考えても相当面倒な作業になるのは判りますよね・・・。

bmwm1「M」のロゴマークは画像で見るように一段出っ張っています。どうせならこれを研ぎ落としてしまい新たにロゴを塗装で入れた方が格段に作業は楽なのですが、それだと偽物っぽくなってしまうと言うことでやはり凸は残す事にしました。うーん、墓穴を掘ったような気が(笑)。

ちなみに凸状になったロゴは後から貼ってあるようにも見えますが完全な一体物です(剥がせるか試してみました・・・)。良く出来ていますよね。

作業方法としては、ロゴの各パーツをそれぞれマスキング、一緒に写る色見本と同じ様にベースコートを塗ったらそれを囲む丸くて艶のある黒い部分を含めてクリアーでコーティングします。

もしくは、先にMのロゴマークをそれぞれ適当に食み出してしまうように塗ってしまい、それに合わせて作成したカッティングシートを凸面に貼り、ベースコートの黒を塗ってからマスキングを全部剥がして一緒にクリアーをコーティングするかも知れません。勿論どちらも下地処理を行った上で耐久性も考えて行います。

塗装の面白い所はこういった完成までの作業工程を自分で組み立てられる事で、最終的な結果が良ければ何をやっても良いという事です。美観は当然でそれに耐久性、掛かるコストを抑える事も重要です(高くなってしまえば依頼そのものが消滅しますので・・・)。

ちなみに先日オーナー様からお問い合わせがあり、実は追加でもう一個発送されるようです(笑)。そういえば先日ご依頼頂いたヘッドカバーの塗装も二個目だったんですよね。一個目のブルーは車体に装着されていて、その後にご依頼頂いた赤の結晶塗装は恐らく飾られる物だと思いますからどちらにも装着したくなったのだと考えられます。うーん、大丈夫でしょうか(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。まずはロゴをデータ化させる作業を行うと思いますが、もしかしたらこれは新天地の二階で行われるかもです。

この度もご贔屓頂き有難う御座います!

 

NISSAN S20ヘッドカバー 結晶塗装「赤」承ってます

s201こちらも先日到着しておりましたS20のエンジンカバーです。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

この型のヘッドカバーは比較的多くご依頼頂いていますが実際は相当希少な物で、ネット上でも数十万円で取引されていたりします。しかもこのヘッドカバー、恐らく未使用品です(恐)。

表側の塗装は日に焼けて色褪せているのかと思いきや、恐らくは室内に飾ってあってタバコのヤニか何かで黄ばんでしまったのでは無いでしょうか。凸部の面研の跡をみると新車時の物としか思えないのです。

s202裏側を見てもオイルが通過した跡は見られません。こんな代物、二度と見れないのでは無いでしょうか・・・。

ちなみにご依頼内容としては添付して頂いた写真の通り「結晶塗装の赤」で、いつものフェラーリのような鮮やかなレッドではなく、日産のFJエンジンに見られるような「ドス黒い赤」で承っています。同型のパーツの施工例があるので紹介させて頂きますね。

s203こちらは赤でもかなり朱色っぽい赤になっています。確かNISMOに入庫中の車両から外して送って頂いた物で、一緒に送られてきたオレンジっぽい色のパーツに合わせて色を調整しました。なので今回はこれよりも赤黒く仕上がる予定です。

s20ちょっと変り種と言うか少し前にご依頼が集中した「艶有り仕上げ」です。私的な見解ではこういったクラシックカー(この場合はハコスカGT-R)に乗っているオーナーは殆どの事はやりきってしまった後、今までと違う何かをやりたい衝動に駆られるのではないでしょうか。普通に考えるとちょっと危ない感じはしますが(笑)。

パーツは既に溶剤槽に浸け置きしておりますので少なくとも剥離作業は移転前に完了出来る予定です。本塗り自体は移転先で行うかも知れません。進行しましたらまた紹介させて頂きますね。

改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!