スイフト用ガナドールミラー 分解

swift6 こちらもお待たせしております。スイフト用のガナドールミラーですね。艶有りブラックで御依頼承っておりまして、ただこのままだとまともには塗れませんので先に土台とミラー部分を分解しておきます。構造自体は単純なのですが、バネが結構強いのでそれを引っ掛ける為の使い易い工具が無いと辛いかも知れませんね。

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ミラーは安全上(法律上?)何かにぶつかると倒れる構造になっている事が必要のようでして、今回のようなエアロミラーもそのようになっています。土台とミラー部分では強いバネで固定されていて、裏を見るとそれを止めているシャフトが確認出来ます。これを抜けばバネと脱落防止用のワイヤーが外せるのですが、そのまま外すと奥に行ってしまうので、予めここに番線(ワイヤー)を入れておくと良いと思います。私は一個目を外してからこれに気付きましてちょっと面倒な事になりましたので・・・。

swift8 と言う事で分解完了です。予めワイヤーを入れておいたのは組み付けの時に外したバネを引っ張り出す為の物で、このバネが実に強力ですから普通の紐だと多分切れてしまいますので丈夫な物を用意しておくと宜しいかと存じます。

で、可能ならウィンカーレンズも外したいと思いましたが、こちらは裏から接着材(ホットボンド)でガッチリ固定されているのと、そもそも鏡を外さないとアクセスが出来ないのでマスキングで対応する事にします(鏡は割れるので外しません)。

swift6そして分解が完了なのですが、フチに張ってあるクッションモールがどうしても気になるので、先日オーナー様宛に外してしまっても構わないかと言う旨でメールを差し上げております。マスキングでも勿論塗装は出来るのですが、もし車体に装着してこのフチに隙間がありそこが見えてしまうとなると結構残念な事になりそうなので、実は返事を待たずに外してしまいました・・・。再利用は出来ませんので代わりの物を手配しなければなりませんのでそれだけご確認頂き御連絡頂ければ幸いです。脱着の費用は必要ありませんのでそちらは御安心下さいませ。画像のように表面から見ても横に食み出てるくらいでして、しかも貼り方がガタガタ(と言うかフニュフニャ)しているので、どうせなら外して塗って綺麗に貼り直したかったんですよね・・・。どうぞ御検討の程宜しくお願い致します。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

シビックヘッドカバー 結晶塗装本塗り

civic8 こちらもお待たせしました!ホンダシティに搭載予定のシビックエンジンヘッドカバーですね。新品でしたが「後で剥がれたら嫌なので」との事で既存の塗膜は一旦全て剥がしての塗り直しとなります。

ホンダ系のヘッドカバーは、結晶塗装では無く「シルバー」が塗られている物がありますが、そちらは比較的剥がれ難い塗膜のようです。実際それを剥がそうとしても結構大変なのです(故に新品状態であれば剥がさない方をお勧めしています)。

対して元々結晶塗装の黒が塗られていたこちらは、オーナー様の御懸念通り比較的剥がれ易かったと思います。溶剤槽に漬け込んでおいたら殆ど塗膜は剥がれてくれました。中々興味深い検証結果でしたね。助かりました。

civic9ホンダ系のヘッドカバーはネジ周りなどは最後に切削して仕上げられているのでそれに合わせてマスキングを行います。

civic10 同じくリン酸処理後にプライマーを塗って本塗り開始です。

civic11そして本塗り完了です。お待たせしました!

かなり凄い色ですが、オーナー様の御希望に沿って作成しました。パールも含まれているので角度がついている部分は普通とは違う見え方になっていると思います。と言っても通常の塗装とは違って艶がある訳では無いのでそこまでの色変化はありませんが、それでも「???」といった感じは出ていると思います。

こちらも最後に凸部の面研を行いますので、そちらが完了しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!