BMWオイルキャップ 本塗り

bmw50 大変お待たせしました!BMWのオイルキャップはつい先程本塗り完了しました。オーナー様から「ゆっくりで大丈夫です」旨のメールを頂いておりましたが、特に急いでやっている訳ではありませんので御安心くださいませ。こういった内容の仕事は作業する前に悶々とした期間が続いてしまうのですが、いざ作業着手すると結構楽しく作業出来たりするのです。ただ何故か胃液が逆流してくる感じは否めないのですが・・・(苦笑)。

bmw51 「M」については先日作成しておいたマスキングシートがあるのでそれを合わせて貼ります。色を塗る順番としては基本的にどれでも良いのですが、一番失敗しそうな所からやるのが作業の基本ではありますかね。何年やっていても自信満々で出来る事が無い訳でして・・・。

bmw52 まずは「M」のシルバーが塗り終わりました。イメージトレーニングを繰り返したお陰で比較的スムーズに出来たと思います。続けて「/」に入ります。

bmw53 今回の塗り方としては「一度にマスキングをして」と言うやり方ではなく一つ一つを別物として塗っていきますから、注意する点としては「プラスチックプライマー」を塗装するタイミングです。本来であれば一番最初にプシューっと全体に塗るのですが、それに上にマスキングテープを貼ると大変な事になりますので(簡単には剥がれなくなり粘着糊だけが残ります)、プライマーも一つ一つ塗り分ける事になります。勿論これを一回でも塗り忘れるとアウトですので(買い直しです・・・)気を抜けないところではありますが、もう体に染み付いたのでこの工程を忘れるという事は無いかと思います。硬化剤を入れ忘れて塗るのと同じくこうなったらもう引退ですかね・・・。

bmw54こんな感じで一色ずつ仕上げていきます。一度ベースコート(色)を塗った所にマスキングテープを貼るにはその塗膜が「テープフリー」(=テープを貼っても大丈夫な「乾燥」状態。「硬化」とはちょっと意味合いが違います)にならなければなりませんので、1色毎に20分~30分くらいの時間を掛けます。早く貼り過ぎて大変な思いをした事は塗装屋さんなら誰でもあると思いますからこの辺は嫌という程判りますよね。塗装は焦ってやるとロクな事がないと思います(せっかちな私としてはこれのせいで致命的なミスを何度もやってきましたので・・・)。

bmw55 そして4色完了です。この瞬間が一番不安且つ嬉しいところでもありますかね。まだ終わった訳ではありませんがとにかく一安心です。

そして続けてクリアーになるのですが、クリアーを色のついた部分のみに塗ろうとするとそれはもう大変な作業になります。ここから再度全部マスキングをしなければなりませんし、今度は数回に分けてといった塗り方は現実的ではありませんから一度に塗れるようなマスキングをしなければならないのです。今更それはちょっと有り得ませんよね。

なので今回はこの中心の丸い部分全部をクリアーで塗る事にしました。これであれば周りをマスキングするだけなので比較的簡単に出来ますし、何より見た目も宜しくなりますので。

bmw56そしてクリアーを塗って無事本塗り完了です。お待たせしました!元の質素な状態からすると随分と華やかになったと思います。

ちなみに黒い部分は色は塗っていないので(プラスチック素地のままです)当然プラスチックプライマーを塗布してからのクリアー塗装となりまして、結果プラスチックプライマーは合計5回の塗り分けにまで至っています。マスキング作業としては簡略化は出来ましたがやはり塗装全体の手間は結構掛かってしまっています。これでは量産体制には程遠いですかね(苦笑)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。今週中には発送可能かと思われますのでどうぞもう少々お待ち下さいませ!

 

ホンダシビック(froシティ)ヘッドカバー結晶塗装 完成

civic5こちらもお待たせしました!シティに搭載予定のシビックヘッドカバーも本日無事完成となります。

civic6今回の色に単なる水色では無くパールも使われていますので、角度によってはそれっぽい質感に感じられると思います。結晶塗装では余り使いませんがこういった事も中々面白いですよね。

civic7反対側から見ると光に当たって反射した箇所はそれっぽく光っているのが判ると思います。

ちなみに以前「この後にクリアーを塗れば汚れが防げるんじゃないか」と思って実際に試してみましたが散々な結果に終わりました。クリアーの下に美しい結晶塗装が琥珀のように見えるのではと思っていましたが、単なる汚い塗装にしか見えなかったのです・・・。まあ何事もやってみないと判りませんからね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度もご贔屓頂き有難う御座いました!

フィアットパンダヘッドカバー結晶塗装 完成

fiat9 こちらもお待たせしました!フィアットパンダのヘッドカバーは赤の結晶塗装で完成となります。フェラーリのヘッドカバーに塗っている時と同じ鮮やかな赤になります。こちらもちょっと撮影した具合が余り良くなかったので色相は調整しています(綺麗に見えるようにと言う訳ではなく実物に合わせる感じです)。

fiat8正しい方向としてはこの向きのようで、面白いのはオイルキャップがゴム製で単に填め込むだけという事です。なのでそれなりに堅いのですが(外す時に傷をつけないようにウェスなどを当てて抉ると宜しいかと存じます。

fiat10結晶目もこんな感じで良い具合に仕上がったと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

 

TOYOTA 5Mヘッドカバー結晶塗装 完成

5m3 大変お待たせしました!トヨタの5M-GEUヘッドカバー、黒の結晶塗装で本日完成となります。

実はいつもの窓際で撮影していたのですがどうも上手く撮れず(何故か真っ青になります)、一応室内の照明を使って撮影してみました。案の定窓際で撮った画像はひどかったので室内で撮影したこちらを紹介する事にします。

5m4 このヘッドカバーは形状がフラットなので塗装作業自体は比較的難しくはありませんが、凸部の面積が広いので最後の仕上げでここを光らせるのが実は結構大変です。時々業者さんで「削ら無くて塗りっぱなしで良い」と言う場合もあるのですが多分凄く後悔されているのでは、と少々心配になりますので・・・。

5m5こちらは窓際で撮った画像の中の一枚です。余り好まないのですが結構修正をしました(それでもipeg画像なので大幅には無理でしたが・・・)。塗った色は当然黒なのに到底黒には見え無く、仕方ないのでRGBのブルー値を下げてようやくこんな感じです。本物はちゃんと黒くなっておりますので御安心下さい。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!