フェラーリキー塗装承ってます

key3 先日到着しておりましたフェラーリの鍵です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

「鍵も塗るの?」と思われそうですがこの型の鍵は結構御依頼がありまして、今までも4個~5個くらい塗っています。他にマツダの鍵も塗りましたし、アパレルショップ?の金属製の鍵なんかも何個か塗っていますかね。合わせると10個以上は塗っていたりします。

key4御依頼内容としては現状の傷を綺麗な状態に直す事でして、色は特に変更せずこのままとなります。特に調色はしませんが(別途費用が掛かってしまいますので)フェラーリのボディーカラーである「ロッソコルサ」で問題無いかと思います。

以前の完成画像がありますのでちょっと紹介させて頂きますね。ferrari8以前ご依頼頂いた案件です。ちょっと写し方が暗かったですね。

ferrari6 今年になってからも一件御依頼頂いてまして、この時は「ビアンコフジ」なる3コートホワイトパールでした。これも元々は赤だったのですがビアンコフジが限定色?なのでこの色の設定は無かったのかも知れませんね。ディーラーに頼めば作ってくれそうですがやはり30万円くらいは掛かるのでしょうか(いや鍵だけで10万円くらいする筈なので大げさでは無い額かと)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMWインテークマニホールド 素地調整

bmw63 こちらはアルカリ洗浄液に漬けておいて主に内部の洗浄をしていました。その後はリン酸処理のみを想定していましたが、一部に粉っぽく腐食していた所があったので部分的ですがブラストを掛ける事にしました。

工場を移転してブラストボックスは何とか二階のベランダまで上げておきましたが、まだ使える状態では無かったので本日諸々を接続して無事稼動となりました。段々と今まで通りに作業が出来るようになって来ましたね。

bmw64BMWのインマニについては結晶塗装の他に「ロゴマーク」の部分に色を入れる作業を承っていますが、まずは最初に結晶塗装から行ってその後ロゴ部分を塗装する予定です。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

 

HONDA NSXヘッドカバー 素地調整

nsx5溶剤槽に浸け込んでおいたNSXのヘッドカバーは大分旧塗膜が取れてくれました。

nsx4 ただワイヤーブラシが入らないような細かい箇所にはまだ残っています。強力な剥離剤と違ってシンナー漬け置きだけではどうしてもこの辺は力不足なんですよね。ただこの方法だと無用な廃棄物は発生しませんから私的には気に入っています。あの刺激物は極力使いたくも捨てたくもありませんので・・・。

nsx7と言う事で最後にサンドブラストをかけます。どの道未塗装部分(プラグホールやボルト穴周り)には腐食も発生していたのでそれも一緒に処理しておきます。

nsx6 意外と簡単そうに処理出来ている感じがしますが、私が使っているブラストは吸い上げ式で、ブラスト専門店が使うような強力な「直圧」ではありませんからこれだけでも結構時間が掛かります。「塗装ごと剥がしちゃえば」なんて事をしようとすると一個だけでも数時間掛かってしまいますから最初にある程度塗膜を剥がしておく事が必要なのです。

ちなみに腐食が激しかったり、この方法では時間が掛かり過ぎると感じた時(コストを掛けても良い時)はいつものサンドブラスト専門店にお願いしてしまうので特に今はこの設備で問題ありません。直圧となると機器への負担も大きいのでランニングコストが大変になりますからね。ちなみに先日紹介した腐食のひどいランチアデルタのヘッドカバーは現在そのブラスト専門店に行ってます。専門的な事はその道のプロにお願いしてしまう方が確実ですので。

本塗りのタイミングはもう少し後ですのでとりあえずこの状態で、塗装する当日になったらリン酸で処理してからのスタートとなります。進行しましたらまた紹介しますね。もう少々お待ちくださいませ!

メガネフレーム×2 塗装完成

megane18 大変おまたせしました!メガネフレーム二個は本日完成となります。

恐らくこちらは元々はサングラスだったフレームに、度を入れたレンズを入れて作成したメガネだと思います。私もそのパターンで何個か作りましたので。最近は安くなりましたが昔は一個作るだけでも5万とか掛かってましたよね。

megane19 今回色はどちらもブラックで、クリアーのみを「艶有り」と「艶消し」で分けています。

ちなみにフレーム自体は同じ物ですからフロントとテンプルをそれぞれ替えてみるというのも可能かと思われます(そんな事しませんか・・・)。

megane20 私の場合はメガネ新しくする時に大体二個一緒に作りますが、結局どちらか一個だけしか使わなくなってしまうので、このパターンは中々良さそうですね。その日の気分に合わせて気軽に使い分けられそうです。

megane21 テンプルのフレームには飾り金具が付いていましたがそちらはそのまま一緒に塗り潰しています。通常はこんな事はしませんが、メガネフレームのこれに関してはどうにもならない所がありますし(マスキングも脱着も)、見た目的には全然変では無いので私的にはこの方法で宜しいかと思います。

megane22私的に思うこととしては、いずれメガネフレームも「自宅で3Dプリント」が可能になると思います。一般的にはフレームに合わせてレンズを削りますが、スキャナーの精度が高くなれば「レンズをスキャンしてそれに合わせたフレームデータを作成する」と言う事が近い将来身近になるのでは、と思う次第です。と言うかそれ以上に3Dプリンターは身近にやってくると思いますので。

ちなみに3Dプリンターでも着色は可能ですが、塗装の仕上がりにはやはり適わないと思います。そもそも着色樹脂の技術・製品は以前からある程度は確立されていて、ただそれでも塗装された物と樹脂素地そのままの物では質感も美観も全く違います。

この辺りを考えると3Dプリンターの普及は塗装にとって危惧される事では無く、これからもっと需要が高まるのでは、とも思っています。3Dプリントを使って自宅で手軽に一品物の制作は出来ても、これが塗装までとなると中々難しいですからね。職業でほぼ毎日やっている私でさえ上手くいく事の方が少ないですので・・・。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

 

メガネフレーム 組み付け

megane17先日塗り終えていたメガネ(サングラス)フレーム二個を組み付けました。細かい分部のマスキングも良い感じに出来たと思います。上の画像は「艶消し」の黒い方ですね。

megane16そしてこちらは艶有りブラックです。元々これが白かったとはとても思えませんよね。

megane20そしてレンズを付けて完成となります。明日完成の画像を撮影してアップ致します。

どの作業も想定以上の時間が掛かってしまうので、今はそれを補うべく労働時間でカヴァーしている所もあるのですが、これは自営業でやっている方は皆さん同じですよね。傍から見ると大変そうに見えるかも知れませんが本人は意外と楽しくやっていたりするので長い労働時間でもそんなに苦ではありません。何よりも仕事が出来る環境がある事が一番幸せですので。これに尽きますよね。ああそういえばそろそろ月末なので家賃払わなければ・・・(笑)。