ギター 穴埋め

guitar3 こちらもお待たせしました。ギターのピックアップの穴埋めも作業着手しておりますので御安心ください。

ネックとブリッジは調整済みと事ですのでこちらには触れず、その他のピックアップの枠やボリュームツマミなどは塗り易いように外しておきます。

guitar4ピックアップの穴にはまず木を入れるので型を取ります。いつもの石摺り方式ですね。

guitar5 型を写したマスキングテープを木片に貼り付けそれをバンドソーでカットします。バンドソーは先日自宅からこの工場に持ち込んでおきました。

guitar6 こんな感じで粗切りです。この後ベルトサンダーなどで形を整えていきます。

guitar7 厚みは少し足り無いくらいですがこの後は接着材とパテで成型するのでこのくらいが丁度良いです。

guitar8 で、内側は接着材の付きが良いようにと足付け処理をしていたのですが、どうも塗膜がペリペリと剥がれてきたので全部剥がす事にしました。フライスとエンドミルは無いのでリューターで削りました。ただ近々クロスバイスを購入して旋盤で簡単な加工が出来るようにする予定です(それが必要な仕事が入りそうですので)。

guitar9 そして穴の周りを削ります。セオリーとしてはもっと広範囲に削って緩やかなフェザーエッジを形成させる必要があるのですが、上にはネック、下にはピックアップがあるので小範囲で収める事にします。ちなみに塗装自体もボディを丸々塗るのでは無くスポットペイントです(ただしプレスラインを利用してフロント面は全部塗る予定ですが)。

guitar10接着材を母体と木片に塗ったら穴に押し込みます。本来であればここで板を当ててバイスで固定するつもりだったのですが、溢れてきた接着材がネックの下に入り込むと厄介なのでこのままで固定する事にしました。そもそも使っている接着材がエポキシ系の構造用接着材で充填効果の高い物ですからこのまま硬化させて問題無いかと思います。

とりあえず本日はここまでで、熱を入れるのは何かの序に一緒に行うつもりです。物がギターなので余り高い温度を掛けるつもりも無く、40℃くらいでじっくり長めに掛けようと思います。

接着材が硬化したら表面を研いでポリエステルパテでラインを形成し、その後は部分的にサフェーサーで下地を整えます。まずはこの辺で一旦寝かす事にします。どうぞもう暫くお待ちくださいませ!

 

ハーレーCVOウィンカーレンズ スモーク塗装承ってます

cboこちらも無事到着しておりますハーレーのウィンカーレンズです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容としては、「標準濃度」のスモーク塗装ベタ塗りで、クリアーは「クリスタルクリアー」で承っております。

最初は何の車種だかは伺っていなかったのですが、実は業者さんからの御依頼で何度か施工例があるので判りました。随分と特徴的な形をしているのと、サイズの割にズッシリと重く随分としっかりと出来ている感じがします。ビックツインエンジンの激しい振動でレンズが割れないように分厚くしているのでしょうか(全く違うと思いますが・・・)。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

フェラーリキー塗装承ってます

key3 先日到着しておりましたフェラーリの鍵です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

「鍵も塗るの?」と思われそうですがこの型の鍵は結構御依頼がありまして、今までも4個~5個くらい塗っています。他にマツダの鍵も塗りましたし、アパレルショップ?の金属製の鍵なんかも何個か塗っていますかね。合わせると10個以上は塗っていたりします。

key4御依頼内容としては現状の傷を綺麗な状態に直す事でして、色は特に変更せずこのままとなります。特に調色はしませんが(別途費用が掛かってしまいますので)フェラーリのボディーカラーである「ロッソコルサ」で問題無いかと思います。

以前の完成画像がありますのでちょっと紹介させて頂きますね。ferrari8以前ご依頼頂いた案件です。ちょっと写し方が暗かったですね。

ferrari6 今年になってからも一件御依頼頂いてまして、この時は「ビアンコフジ」なる3コートホワイトパールでした。これも元々は赤だったのですがビアンコフジが限定色?なのでこの色の設定は無かったのかも知れませんね。ディーラーに頼めば作ってくれそうですがやはり30万円くらいは掛かるのでしょうか(いや鍵だけで10万円くらいする筈なので大げさでは無い額かと)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMWインテークマニホールド 素地調整

bmw63 こちらはアルカリ洗浄液に漬けておいて主に内部の洗浄をしていました。その後はリン酸処理のみを想定していましたが、一部に粉っぽく腐食していた所があったので部分的ですがブラストを掛ける事にしました。

工場を移転してブラストボックスは何とか二階のベランダまで上げておきましたが、まだ使える状態では無かったので本日諸々を接続して無事稼動となりました。段々と今まで通りに作業が出来るようになって来ましたね。

bmw64BMWのインマニについては結晶塗装の他に「ロゴマーク」の部分に色を入れる作業を承っていますが、まずは最初に結晶塗装から行ってその後ロゴ部分を塗装する予定です。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

 

HONDA NSXヘッドカバー 素地調整

nsx5溶剤槽に浸け込んでおいたNSXのヘッドカバーは大分旧塗膜が取れてくれました。

nsx4 ただワイヤーブラシが入らないような細かい箇所にはまだ残っています。強力な剥離剤と違ってシンナー漬け置きだけではどうしてもこの辺は力不足なんですよね。ただこの方法だと無用な廃棄物は発生しませんから私的には気に入っています。あの刺激物は極力使いたくも捨てたくもありませんので・・・。

nsx7と言う事で最後にサンドブラストをかけます。どの道未塗装部分(プラグホールやボルト穴周り)には腐食も発生していたのでそれも一緒に処理しておきます。

nsx6 意外と簡単そうに処理出来ている感じがしますが、私が使っているブラストは吸い上げ式で、ブラスト専門店が使うような強力な「直圧」ではありませんからこれだけでも結構時間が掛かります。「塗装ごと剥がしちゃえば」なんて事をしようとすると一個だけでも数時間掛かってしまいますから最初にある程度塗膜を剥がしておく事が必要なのです。

ちなみに腐食が激しかったり、この方法では時間が掛かり過ぎると感じた時(コストを掛けても良い時)はいつものサンドブラスト専門店にお願いしてしまうので特に今はこの設備で問題ありません。直圧となると機器への負担も大きいのでランニングコストが大変になりますからね。ちなみに先日紹介した腐食のひどいランチアデルタのヘッドカバーは現在そのブラスト専門店に行ってます。専門的な事はその道のプロにお願いしてしまう方が確実ですので。

本塗りのタイミングはもう少し後ですのでとりあえずこの状態で、塗装する当日になったらリン酸で処理してからのスタートとなります。進行しましたらまた紹介しますね。もう少々お待ちくださいませ!