スクーターナックルガード 本塗り

yamaha4こちらもお待たせしました。スクーターのグリップ部分を風から守るナックルガードなる部品です。お預かりしたのは暑い時期でしたがもうすっかり寒くなってしまいましたね。何とか冬の間にお渡し出来ればと思う次第です(いやもう時間の問題ですね)。

上の画像は先日塗っておいたサフェーサーを研いでいる作業で、ただ見た目以上に巣穴が多かったのでサフェの筆挿しで埋まりきらなかった箇所はラッカーパテで拾っておきます。

yamaha5サフェ研ぎは空研ぎ#320から始め、最後は#600~#800の水研ぎで仕上げます。今回のサフェーサーは軟化仕様なので研ぎ難いところが難点ですかね。

yamaha6そして本塗り完了です。素材が柔らかいのでクリアーはやはり軟化剤を入れてのフレキシブル仕様となっています。

yamaha7比較的塗り難い形をしているのですが、これも固定した柄を持てば台から離す事が出来るようにしているので、左手で持って右手でスプレーしますから360度全方向からストレス無く塗装出来るようになっています。そうでもしないとこういったオーバーハングで入り組んだ形をしている物を綺麗に塗るのは大変ですので・・・。

それではこちらも年明けには完成出来ると思います。何とか春になる前には取り付け出来そうですね(笑)。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリキー 本塗り

ferrari12こちらもお待たせしております。2013年最後の本塗り品ですかね。明日は大晦日で流石にお休みですので・・・。

元々傷だらけだった塗膜は殆ど削り落とし、「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」で下地を作り直しています。よく脱脂清掃してエアーブローをしたらいよいよ本塗り開始です。

ferrari13ベースコートにフェラーリ純正色のロッソコルサ(カラーコード:300)を塗布し、オプションで御指定頂いたクリスタルクリアーに軟化剤を入れてコートします。ちなみに特に柔らかい素材では無いので軟化剤は入れなくても良いのですが、これと一緒に塗っているスクーターのナックルガードに必要だったので勝手に入ってしまった、と言う感じです。性能的に全く問題ありませんのでこちらは御安心くださいませ(むしろ傷は付き難くなる筈ですので)。

ferrari14七宝焼きのフェラーリエンブレムが付いていた箇所には外す時に空けた穴がありますがこちらは最後に両面テープで塞がりますのでご安心ください。

今回のような極小サイズの物ならば家庭で行う「自家塗装」でも出来ると思いますが、如何せん(お金を頂いて行う)塗装は単にエアーと塗料があれば出来ると言う訳では無くて、最低でもエアードライヤーと高性能なエアーフィルターなどの設備が必要です。エアーフィルターも通常一個では足り無い(気がする)ので、うちの場合は本塗りで使うエアーでは結局3重のフィルターを通る事になりました。当初は二個で足りるかと思いましたが何か気分が良くないので結局3個にしたんですよね。勿論そういったフィルターは定期的に交換が必要ですし、その他の設備もメンテナンスは必要ですから塗装が出来る環境を維持運営するのには結構コストが掛かるのです。まあそれ故に小さい物でも結構お金が掛かる訳なんですけどね・・・(謝)。

休み明けには完成出来るかと思いますのでもう少々お待ちくださいませ!