スクータースクリーンスモーク塗装 下準備

screen2 こちらもお待たせしております。スクーターバイクのフロントスクリーンも作業着手しておりますので御安心下さい。

上の画像はマスキング作業で、ただこの状態でうっかりしていた事に気付きました。この貼り方だと塗っていてスモーク濃度が確認出来ず、しかも今回はスクリーン一枚の中で「極薄目」→「薄目」→「標準濃度」のスモーク濃度をグラデーションで塗り分ける内容で承っていますのでいつも以上にデリケートな塗装になると思いますのでこの貼り方じゃ駄目ですね。失礼しました。

screen3 うっかりしていたら日が暮れてしまったので二階作業場に移ります。

先ほど貼った養生紙を剝がし、改めて透明なフィルムテープで貼り直します。これはカッティングシートなどを切り取った後その上に貼る転写シートで、極低粘着なので糊残りもしません。ただそれ故に塗っていて端から剥がれてしまったりしますからフチはマスキングシートで貼っておきます。

screen4そして表側を足付け処理して下準備が完了です。こういった反射板が無いタイプの物をスモーク塗装する場合はこういった貼り方が有効ですね。これの進化版が先ほど紹介したKAWASAKIのウィンカーレンズの方法です。実は先に作業したのはこちらだったのでうっかり養生紙を貼ってしまったんですよね。これのお陰でウィンカーレンズは間違えないで済んだのです。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

KAWASAKIバイク用ウィンカーレンズ 下準備

kawasaki2 こちらもお待たせしております。イエローグリーンキャンディーカラーで御依頼頂いているバイクのウィンカーレンズ×6個です。レンズ系はまとめて来週本塗り予定ですのでそれまでは地味な下地が続きます。

レンズは表側を塗るので裏側はマスキングしますが、一般的なマスキングテープはイエローやグリーン、水色など色が付いているのでそれを貼ってしまうとそれに塗る色味が判らなくなってしまいます。今まではスモーク塗装などでも濃度の確認の為に透明なフィルムなどを貼っていましたが今回はちょっと新しい試みとしてミラーフィルムを貼ってみる事にしました。所謂「仮想反射板」といった感じですね。丁度3Mの反射フィルム(懐)があったのでそれを利用してみます。

kawasaki3 レンズ内側に入るサイズにダンボールをカットして、それをレンズの間に挟むように固定します。後はレンズフチのフランジ部分に沿ってマスキングします。

kawasaki4 ただしこれが純正同様と言う訳ではありませんから、一応いつも通り透明フィルムマスキングVer.も二個程作っておき、後は塗りながら確認したいと思います。それにしてもこんな良い方法、何故今まで気が付かなかったんでしょう・・・(頭が固くなって来てますね)。

kawasaki5 そして色も作成しておきます。iPadに写っている画像はオーナー様より参考として送って頂いたもので、今回はこれに合わせます。

ちなみに以前も紹介しましたが、キャンディーイエローは比較的濁りが強いので今回はそれがちょっと懸念されます。ちなみにもう一種類、透明度の高いイエローキャンディーの原色があるのですが、そちらはどちらかと言うと赤味があってオレンジ寄りのイエローなので使えません。赤に反対色であるグリーンを混ぜると濁りが生じますので(グレーな傾向になります)。光の三原色はRGB(レッド・グリーン・ブルー)が混ざると白になりますが色はそうでは無いんですよ(黒になります)。

kawasaki6と言う事でこんな感じになりました。モニターの上に乗っかっているのは余ったクリアーが硬化したもので、それにちょっと垂らしてiPadをライトボックス代わりにして確認しています。スティックだとグリーンですが実際に透過するとイエローが強く出るようですね。中々の曲者ですので後は実際にレンズに塗りながら調整しようと思います。

どうぞもう少々お待ちくださいませ・・・!

レガシィテールランプ 傷部修整

legacy52 こちらもお待たせしております。LED加工に出したら傷を付けられてしまったレガシィのテールランプですね。

普通のレンズであれば削れば済むのですが、こちらは以前当店で塗装したテールランプなので傷が付いているのは塗装面なのです。ですので今回は傷をクリアーで埋め、それを削って新たに塗装をし直す方法となります。

legacy53 強い力で押し付けて引き摺ったような場合は傷だけでは無くその周りに残った塗膜も剥がれる予備軍のようになっているので予め良く切れるカッターの刃先で削り落としておきます。画像は既にそれが済んだ状態で、その周りは#800で足付け処理をしてあります。

legacy54削れた箇所は以前レッドキャンディーで塗装してあるので、今回も同じ様にレッドにしたクリアーを筆で塗っておきます。ただ一回では盛り切れないので、一旦完全硬化したらさらにもう一度今度は普通のクリアーを塗っておきます。

この部分の処置が完了したらいよいよ本番で、赤い部分に「極薄め~薄目の中間」の濃度でスモークを行い、最後に全体にクリアーを塗って完成予定です。

それではこちらももう少々お待ち下さいませ!

インプレッサGDBテールランプ 下準備

imp24こちらもお待たせしまいた。ようやく大物の自転車フレーム塗装が一区切りついたのでテールランプ関係も作業着手しております。御安心くださいませ。

こちらのオーナー様からは同じGDBインプレッサ用のテールランプでもう1セットご依頼頂いていますので合計2台分で承っています。ただご依頼時のメールでは「E型も高品位塗装で再生し予備品としてとっておこうと思います」との事ですから乗っているのは一台なんでしょうね。乗り換えなんて当面考えていないのが伺えます。

そういえば以前GRBのオーナー様でも同じ様な事がありまして、最初の1セットを納めたらそれに付け替えて直ぐにもう1セットのご依頼となりました。その時もやはり「保管用」と仰ってましたから、スバル車にはそれだけ長く乗り続けたいと思わせる魅力があるんでしょうね。

来週中には本塗りを行う予定です。もう少々お待ち下さいませ!