BMW MINIハンドルカバー 本塗り

mini24 こちらもお待たせしました!カーボン柄だったBMW MINIのアウターハンドルカバーも無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

画像は足付け処理中で、ただ塗膜表面にはカーボン柄の段差が少しあったので改めて水研ぎ#600~#800で研ぎ直しました。

mini23そして本塗り準備完了です。被塗物の固定方法は大抵「ガムテープ」での固定になっていますが、被塗物とそれを固定する棒とのバランスさえちゃんと出ていればガムテープで十分です。やってはいけない事としてはバランス悪いまま無理に固定することで、塗った直後は良くても熱を掛けた後や翌日に台から部品が外れていて床に落っこちていた、なんて事もあります(当然何度も経験済みです・・・)。熱が掛かると粘着力が著しく落ちるので大抵の物は外れてしまうんですよね。

mini25 そして本塗り完了です。本当はダイナミックに塗装している最中の画像なんかを紹介出来れば面白そうですが流石に一人でそれはちょっと難しいですので・・・。

mini26アウターハンドル本体の塗装となると結構大事ですが、こういったハンドルに被せるタイプのカバーパネルは比較的手ごろで良いですね(トータルで掛かった費用はお手ごろでは無い気もしますが・・・笑)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

ステアリングボス 本塗り

boss2 こちらも無事本塗り完了しております。と言うか本日追加でのお問い合わせを頂いたのですが間に合わなくてすいません・・・。

画像は先日サンドブラスト処理を終えた状態で、リン酸にて処理したらプライマーを塗布します。

boss3 プライマーは薄膜での塗装で、セッティングタイムをとって表面が乾いたら軽くサンディングし続けて本塗りとなります。

boss4アテンザのスイッチパネルと同じく、ベースコートの黒を塗ってクリアーを塗ったら本塗り完了です。

本日こちらのオーナー様からあった質問で、「塗る時期によって色が違ったりしないか」といった事ですが、今回は原色の黒そのままですので問題ありません。また配合データ通りに作った色であれば同じく塗るタイミングは違っても同じ色になります。

その他に色違いで心配する事としては「色褪せ」がありますが、補修に使うアクリルウレタン・ポリウレタンの塗料は耐候性はバツグンなのでそう簡単に色が褪色したりはしません。むしろ焼付け型塗装である新車塗膜の方が色褪せは早く、新車で買った赤い車が10年経って朱色みたいになるのはそう言う事です。「新車の焼付け塗装が最高」なんて事が間違いなのは塗装屋なら誰でも知っている事ですので(勿論それぞれの長所短所がありますのでどれも知っておく事が大事ですかね)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

アテンザ ウィンドウスイッチパネル 本塗り

atenza39 大変お待たせしました!マツダアテンザのウィンドウスイッチパネル一式は無事本塗り完了しておりますので御安心下さいませ。

画像はサフェーサーが研ぎ終わっている状態で、ただ素地が露出している箇所もあるので改めてプラスチックプライマーを塗布しておきます。

atenza40 今回はこれを含めて3案件、部品点数にして9点を同時に塗っています。色は全て黒ですが違う色を一緒に塗る事もあります。ベースコート(色)自体はそんなに派手に塗る訳では無く、エアー圧を高くして周りに撒き散らすような塗り方になるのはクリアーの方ですから色自体が違ってもさほど問題は無いのです(風向きと塗る順番さえ間違えなければですが)。

atenza41運転席のスイッチパネルは他よりもサイズが少し大きくスイッチも4個分ですから形が複雑です(故に費用は少し高くなっています)。適当にスプレーしてもスイッチの奥まった箇所にはキチンとクリアーが入ってはくれないので、こういった箇所にはノズルパターンを細くして四隅を狙い撃ち、その後全体の周りを裏側から表(下から上)に出て来るように塗り、最後にメインとなる上面を8方向から塗るようにします。ちょっと複雑な動きになりますが被塗物を左手で持って塗っているのでそんなに苦ではありません。逆に置いて塗るとなると自分が動かなければならないので凄く大変です。

それでは完成次第また紹介させて頂きますね。来週火曜日くらいには完成~発送出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!

(ちょっと昨日から喉が痛くて体がダルく、大丈夫だとは思いますがもしもインフルエンザだとしたら全体的に少し遅れるかも知れません。その場合は何卒ご容赦下さいませ・・・)

エアーホーン 稼動部修正

air38ホースの塗装を剥がし終わった後、続けて付属品の組付けを行いました。

エアーホーンの構造については塗装前にもチェックはしていまして、シルバーに塗った部品を押すとバルブの中にある出っ張り(虫)が押されてホーンが鳴る、といった仕組みなのは判っていましたが、エアーを充填する時にここを全開にすると言う事にまで気が回りませんでして・・・。

air34エアーを入れるのは米式バルブの空気入れで行うと思われ、その場合はこのボタンを全開にしなければならない筈です。が、ここまで開くとレバーの一部が本体に強く接触し塗装が剥がれてしまいます。外す前に気付くべきでした・・・。

air35 当たる箇所はちょっと大胆ですがカッターで大き目にカットしてしまいます。この後#240~#320でガタガタをスムーズに均し#600~#800で仕上げます。

air36 素地が露出しているのでプライマーもしっかり塗っておきます。色は残っていますからそんなに面倒では無いですが塗り直しはやはり凹みます。自業自得ですのでもう今日一日はこれの修正に費やす事にしました。

air37と言う事で無事修整塗装完了しました。かなり余裕を持ってカットしましたが見た目的には判らないと思いますので御安心下さいませ。いやはや大変失礼致しました・・・。

エアーホーン ゴム部本塗り

air29先日本体と付属部品の塗装を終えていたエアーホーンです。塗膜が完全硬化したのでタンクのゴムキャップとホースの塗装を行います。と言うか既に先日これは終えていたのですが、実は大変な事が起きていました(なので昨日からの更新が止まっていたのです)。

air30本塗り自体は問題なく終わっていました。マスキングはかなり手間が掛かりましたが台に固定したセッティング自体はそのまま利用したので多少は軽減出来ています。ホースは固定出来ないので本体のマスキングと接触はしてしまいますが、こちらはクリアーは塗らないベースコートのみの塗装なので半分程度を塗ったらセッティングタイムをおき、その後ホースを移動して塗れば特に問題はありません。

air31 そして今朝の状態です。パッと見は問題無く出来ているように見えるのですが、塗り終わった後の状態からして既に問題が起きていました。

air32ホース部分に塗った塗装はペリペリと剥がれてしまっています。当初はホースが曲がる事によって塗膜が付いていかない(柔軟性が劣る)のかと思いましたが、ゴムキャップは問題無いので(こっち方がよほど変形しますので)素材との密着性に問題があるようです。

で、色々と調べてみたのですが、この柔らかさと細さで耐圧のホースとなるともしかしたらポリエチレンかシリコン系の物なのかも知れません。ただし前者でこの柔らかさはちょっとあり得ないと思うで恐らくは後者かと思われます。ポリウレタンでしたら普通に密着はする筈ですし。一応最初の段階のパッチテストとしてシンナーを塗ってみたら表面がベタつくような感じがあったのでてっきりゴム系かと思いましたが、考えてみればかなりの圧力を掛ける使いかたをする訳ですからゴムは使わないですよね。ちなみに一般的なポリウレタンなら塗装は密着する筈なのでその可能性は低いです。ちょっとあり得ない剥がれ方なんですよ。

air33一応事前にオーナー様には「剥がれるかも知れない」旨はお話していますがもうそういうレベルでは有りませんから結局本日朝からこれを剥がす事にしました。ただし再塗装をする事は出来ませんのでホースは綺麗なまま活かさなければなりませんのでシンナーは使えず、結果ガムテープを貼っては剥がし、残りカスはシリコンオフで除去していきます。ちなみに一人では大変だったので最近出入りしている友人にも手伝って貰いました。一応同じ職訓校塗装科出身ですから手順と注意点だけを伝えればあとは黙々とやってくれます。本当に助かりました・・・。

という事でホースに関しては(当店の)塗装では対応が出来そうも無いので(素材がシリコンであれば同じくシリコン系が適しているかと思いますが当店では扱っていないのです)、ホース自体を取り替えるなど何かしら違う方法で対応するしか無いかも知れません。力不足申し訳御座いません・・・。

ちなみにこのまま続けて組み付け作業も行っていますが、こちらでもちょっと不具合があったので詳しくはまた紹介したいと思います。といってもこちらは既に解決していますので(一部塗り直しました)その点は御安心下さい。