CBR1000RR サイドカウル 本塗り

cbr1000rr3こちらもお待たせしております。ホンダCBR1000RRのサイドカウルです。いつもに比べるとサイズは大きいですが部品自体は新品なので下地処理は足付け作業だけですから塗装自体はそんなに大変ではありません。費用も先日完成したエアーホーン3個の半分以下です(作業時間的にこちらの方が全然短いですので)。

cbr1000rr4 元々は黒味があるグレーメタリックの艶消し仕様で、これをもう少し明るいシルバーグレーの艶有りにします。色は純正の配合データがあったのでそれをそのまま使えれば調色費も掛かりませんから、実はこういった仕事の方が確実に利益率は高かったりするんですよね。ディーラーで外注さんが稼げる理由がまさにこれで、毎日限られた車種と決った色だけを塗っていれば効率は非常に良くなるのです。楽しいかどうかはまた別の話でしょうが・・・。

cbr1000rr5 全体に色を塗ったらクリアーを塗って本塗り完了です。別件でちょっと前に頂いた質問で、「シルバー」と「メタリック」を別のものとして考えている方がいらっしゃいましたが基本的に両者は同じ色で、「シルバー」はメタリックの含有量が100%に近い色の事ですね。黒や青や赤なども入っていたりしますが極微量であればそんなに色味は出ませんから「シルバー=メタリック」といった見解になるのです。

cbr1000rr6元の色に比べると比較的明るい「シルバー」となりました。一緒に御預かりしたデカールのシルバーと比較もしてみましてそんなに違和感はありませんから御安心下さい。

これと一緒にご依頼頂いているアッパーカウルの方はまだ未着手ですのでそちらはもう少々お待ち下さいませ。

フォレスターテールランプ 下準備

forester15こちらもお待たせしました。フォレスターのテールランプも作業着手しておりますので御安心下さい。

こちらは当初「極薄目と薄めの中間」のスモーク濃度で御依頼頂いておりましたが、レンズ内部の枠がメッキで、その上に以前塗ったテールガーニッシュ(社外品の枠)を貼るとそれの裏側が写ってしまい変なのは?と言う事で少し濃度を濃くして対応する事にしました。それにしてもよく気が付きましたね(笑)。クリアー抜きなどはせず、スモークベタ塗り&クリスタルクリアー仕様となります(今回のレンズ関係は全てクリスタルクリアー仕様ですので記載していなくても御安心下さい)。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

BMW F10テールランプ 下準備

bmw110こちらもお待たせしました。「薄目」のスモークで御依頼頂いておりますBMW F10のテールランプです。リフレクターレンズも含め合計6点で御依頼承っております。

ちなみに今回はバックランプ部のクリアーレンズにはスモークを掛けないようにと承っておりまして、ただ形が結構複雑且つサイズが小さいですから手動のマスキングでは難しい気がしましたのでこれ専用のマスキングシートを作成する事にしました。この作業も結構大変ではありますが、次回同じ御依頼があれば元が取れると思いますので(しかしならがこれはかなり間違いが多いです)。

bmw111ちょっと男前ですが今回は直接スキャナーで読み込んでみました(笑)。いや、真面目にです。

いつもならクリアーレンズ部分には「段差」または「溝」が出来ているので、その上にマスキングテープを貼ってボールペンでなぞると簡単に輪郭線が描けるのですが、今回のレンズは出来が良いせいかその溝が無いんですよ。多少段差はありますがボールペンの先が定まる程では無いので、トレーシングペーパーを使ってフリーハンドでなぞるかも考えましたが、ちょっと試しにと直接スキャニングしてみたのです。マイケル・J ・フォックスもやってましたしね(あの映画大好きです)。

bmw109と言う事でちょっとボケ気味&暗い仕上がりではありますが何とか読み込みは成功しました(驚!)。画像は既にIllustratorでトレースも完了した状態です。ただしここからが長いんですよ・・・。ちなみに一緒に写っているマスキングテープは角度を固定する為の土台です。こっちは綺麗にスキャン出来ました。まるで意味が無いですが・・・。

bmw112一回カットしては実際に貼ってみてデータを修正し、またカットしては貼って修正し・・・を繰り返すと段々良い感じになってきます。レンズ面は平面に見えますがかなり湾曲していますのでそれにより差が出来てしますのです。まあフリーハンドよりは正確で早かったと思います。面倒ではありますがこの擦り合わせ感はやっていると中々楽しくなってしまうのでして・・・(お陰で今年はまだ赤字です。苦)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!