ジャガー樹脂製エンジンカバー塗装 完成

jaguar6 大変お待たせしました!ジャガーの樹脂製エンジンカバー、本日完成となります。

jaguar7 元々は素地が剥き出しの未塗装品で、表面は鋳造仕上げ?をイメージしてかザラザラとした梨地だったのを通常の2コート塗装艶消し仕上げにしています。本当は「結晶塗装」が望ましかった(御希望だった)のですが、硬化時の熱(150℃程度)で変形の恐れがあったので通常のウレタン塗装を施す事となりました。

jaguar8良く見ると表面にザラザラとした素地は残っていて、もしこれを「艶有り仕上げ」にするといかにも中途半端な仕上げになってしまいちょっと残念な感じとなってしまいます。なので梨地の場合には「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理が必要になるのですが、今回のようなエンジンカバーであれば艶消し仕様にしてあげれば多少残った梨地もそれらしく仕上がると思います。

「JAGUAR」の文字については先日も紹介したように、赤を塗り終わった時点で表面を拭き取り研磨して素地の黒を露出してからクリアーを塗っています。文字の箇所のみを後から塗ろうとすると大変な作業になり費用も相当になるので現実的ではありません。ただし前例はありますが・・・。物理的には不可能ではないですが費用は一桁上がるので万人向けでは無いと思います。と言うかそもそも普通は請けないですよね・・・。

それでは後ほど完成の御連絡差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!