インプレッサテールランプ(from埼玉Ⅱ) 本塗り

impsaitamanew3 こちらもお待たせしました!インプレッサGRBのテールランプ一式も無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい。

クリアー抜きのマスキングは予めマスキングシートを作成しておいたのでこれを朝一で貼っていきます。

impsaitamanew4 最後に足り無いフチをマスキングして準備完了です。ここまでの作業は二階で行ったりもしますが、今日は数が多かったので前日の内にある程度一階の塗装ブースに移しておき、朝一にここで貼っています。午前中に3~4コートを塗っておけば昼休憩の内にある程度乾燥させられるので前日の内に出来る事は準備しておいてあります。

impsaitamanew5 そしてレッドキャンディーが完了です。「純正の鮮やかなままが」という事であればこのままクリアーで仕上げますし、「少し落ち着いた感じで」という事であればここから2コートだけ薄くスモークを塗装します。これが「おまけスモーク」で¥8,000の追加で対応可能です。

impsaitamanew6 薄くスモークを塗ったらクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

テールランプの向きがよく変わっていたりしますが、実際これはコート毎に角度を変えておいたりしています。同じ向きで塗るとどうしても塗り方が偏ってしまうのである一定の箇所だけが濃くなったり薄くなってしまったりするのでそれの矯正といった感じですかね。

impsaitamanew7 車のボディを塗っていた頃はガン距離は10cm~15cmくらいでしたが、テールランプのような製品の場合は「肌」が無い仕上がりの方が良いのでガン距離は出来るだけ近づけて5cmくらいで塗っています。途中でエアーをかむとどうしても肌の伸びが悪くなるので極力塗料中の溶剤を揮発させないまま被塗面に塗着させるのがコツですかね。それの効果を高くしたのが低圧ガンで私的にも気に入っています。一旦垂れると止まりませんが・・・(まあ塗りで綺麗に仕上げるのであればそれくらいのリスクは仕方ないかと)。

ちなみにこの後にはバイクのパーツや自転車フレームなど比較的大物の色物塗装があるのでテールランプ関係を先に行う事にしました。ちょっと早いですが86やFIAT500のテールランプも本日一緒に本塗りをしております。ただZ34のテールランプは少し特殊なので(やる事が色々あります)こちらはもう少しお時間頂けますよう御願い申し上げます。何卒御容赦下さいませ。

それではこちらも完成しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

残りの紹介は明日ですかね。帰る分の体力を残しておかないと・・・です。

インプレッサG4テールランプ 本塗り

impg42 大変お待たせしました!インプレッサG4のテールランプ、無事本塗り完了しております。途中から追加で御依頼頂いたスモークも入れておりますので御安心下さいませ。

画像は今朝一番のマスキング作業で、オーナー様の指示通り内部のメッキ枠の内側に沿ってマスキングをしています。使っているのは2mm幅のラインテープです。

impg43 ラインテープでのマスキングが完了したらそこを通常の紙タイプのマスキングテープで埋め、一階に移していよいよ本塗り開始です。今回の御依頼では当初は「レッドキャンディーのみ」だったのですが、途中から追加で「おまけスモークも」も承りました。指示書にも書いておきましたがうっかり忘れては困るので部品に直接メモを書いておきます。

impg44 そしてレッドキャンディーの塗装が完了です。当初のままならこのままクリアーを塗って純正風になる予定でしたが、他の作業例を見てスモークも検討されたようです(と伺ったと思いますが勘違いだったらすいません)。

impg45 スモークを薄く塗ったらクリアーを塗って本塗り完了です。

impg46そんなに黒さは感じられませんが赤に深みが出たのが判ると思います。クリアー抜き部分は少し薄く感じますがこれ以上スモークを塗ると折角の赤が濁ってしまうのでこの辺で止めておきました。

こちらは先程塗り終わったばかりで、今日は東京もかなり肌寒いですから熱はまだ入れていません。気温が低いと塗膜中の溶剤が抜けきらず、そのまま熱を掛けてしまうと塗膜表面から一気に溶剤が噴出してしまいピンホール状の穴が開いてしまうのです(所謂「ワキ」です)。この辺りがクリスタルクリアーの難しい所で、普段使っているイージークリアーならそんな事も無く、こういった扱い(作業性)の事も踏まえて費用が割増となっています。ただそれでも昔使っていたラピットクリアーよりは全然マシではありますが(とても良いクリアーがあったのですが扱いもとてもデリケートだったのです。そして至極高価でした・・・)。

明日は一応定休日(の筈)でしたがいつも通り営業していますので一日掛けて熱を入れておきます。完成は来週木曜日くらいを予定しております。テールレンズ系は昨日から準備をしておいて本日色々塗っていますが結構な量なので(画像が・・・)紹介は明日になるかと思います。今日は現場作業しか出来ませんでしたから明日は一日デスクワークになると思いますので・・・。

それではもう少々お待ちくださいませ!

フラッグポール&GPSホルダー 下塗り

 flag7こちらもお待たせしました!本塗りと言う訳ではありませんが、取り敢えずは下塗りとなるキャンディーレッド&ブラックの塗装まで完了しておりますので御安心下さい。

御依頼頂いているフラッグポールは自転車のキャリアカーに立てる旗のポールとして使う物で、その用途から視認性向上の為にと言う事で今回は初の「反射塗料」での塗装を採用する事になりまいた。そちらは後日改めて塗装するという事で(STANDOXでは無いので別工程での塗装にします)、まずはいつも通りの塗装を行います。反射塗料は見た目は透明の単なるクリアーなのでその下には好きな色が塗れるのですが、黒のような暗い色だと効果が非常に弱いと言う事で今回は少しでも明るい色&キャリアカーの配色に合わせての「キャンディーレッド」で承ってます。

flag 良く見ると素材の状態が余りよくなかったのでペーパー削っておきました。右側が最初の状態で左側がそれを削った後です。見た目だけはそんなに酷く感じなかったのですが触ってみると結構ボコボコでして・・・。

flag1 フラッグポールと一緒にご依頼頂いているのがこちらのGPSホルダーで、こちらも本塗りと言う訳では無くまずは下塗りとなります。素地の表面が若干ザラザラとしているのでこのまま塗っても艶は出ませんが、かといってサフェーサーでは彫った文字が埋まってしまう&研げないので本塗りを二度行うような感じで艶を出すようにします。梨地の目が粗いと逆効果ですが(ひどく汚い仕上がりになります)、今回程の細目であれば硬化的です。前回ご依頼頂いたエアーホーンと同じですね。

flag2 フラッグポールは3本で1セットです。「挿した状態で塗れば一本分の費用で出来るのでは」なんて思いそうなところですが、こうやって作業工程を画像で見ればそれが難しいのは判りますよね(勿論このオーナー様からはそんな事は言われていません)。

flag3 今回御依頼頂いている色は「キャンディーレッド」で、こちらも単なる赤よりはこの方が目立つのでは、といった考えからです。塗り方は先日こちらでも紹介したゼンハイザーのマイクと同じで、まず最初に隠蔽力の高い細かいメタリックを、そしてその上に粒子が大きく輝きの強い粗めのメタリックを塗っています。そしてその上に透明なレッドを塗り重ねていきます。

flag4 キャンディーレッドが完了したら今度はジョイント部分に黒を塗ります。キャンディーレッドを自然乾燥で一時間くらい放置した後そこをマスキングし、黒を塗ったらマスキングを剝がします。

flag5 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。ただしこの後に反射塗料を塗るので、この塗膜が完全硬化したら再度足付け処理をしてもう一度塗装を行います。

flag6こちらは梨地だったGPSホルダーです。ザラザラだった素地の影響を受けてクリアーは艶が引けてしまいとても残念な仕上がりになっていますがこれは「下塗り」なので問題ありません。ただし今回の梨地は目が細かいのでこれでもまだマシな方で、もっと粗い梨地の場合は下手に艶を出してしまうと本当に見れない仕上がりになってしまいます。だとしたらそれを残したまま「艶消し」にした方が少ないコストでよく見えると思います。

それでは後日反射塗装を行いましたらまた改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!(エアーホーン固定具も無事到着しておりますので御安心下さい)。