レガシィアウトバック内装パーツ 塗装承ってます

legacy92 すっかり紹介が遅れて失礼しました。またこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

こちらはレガシィアウトバックの内装パーツ一式で、ピアノブラック(艶有り黒)で御依頼承っております。既に他の内装の一部はオーナー様自信で塗装されているとの事で、今回の塗装でさらに全体の統一感を出そうといった感じかと思われます(違っていたらすいません・・)。

legacy93 ネックなのはやはりと言うかプラスチック素地にあるザラザラとした「梨地」で、これをこのまま塗ってもピアノのような艶々には仕上がりません。「だったら磨けば」なんて思うかも知れませんが、そんな事をする塗装屋さんは見たことが無いので多分余計面倒なのだと思います。そもそも私の場合、「磨く手間を掛けるよりも出来るだけ磨かなくて済む仕上がりにする努力をしろ」といった事なのでそういった考えが思い付きませんでして・・・。と言うかどの塗装屋さんも普通は磨き作業は好きでは無いですからね。勿論私もそうです(と言いつつ今日の訪問販売で新しいポリッシャーを買ってしまいましたが・・・苦笑)。

legacy94そして小物入れ(カップホルダー)の蓋です。こちらは梨地では無いのですが表面にヘアーラインを模った溝加工が施されています。加工技術としては素晴らしいのですが、塗装をするとなるとこれも結構厄介なのでやはり「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程が必要となります。ちなみにこの蓋は何度も施工例がありますが、もしかしたらレガシィだけでは無く他のスバル車にも共通で使われているのかも知れません。以前行ったのは何の車種だか忘れてしまいまして・・・(最近は車名が全然判りません)。なので分解は比較的手馴れています。

legacy95実は既に作業は着手しておりまして、別に御依頼頂いている案件の「アテンザ」の内装部品と並行して作業しています。またその他BMWの牽引フックカバーなど、「サフェーサー」を塗る必要がある製品については同時に作業しています。どうぞ今しばらくお待ち下さいませ。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

TOYOTA800ステアリング 割れ修理

toyota8004先日充填しておいた第一段階目としてのエポキシ接着剤(3Mオフホワイト)が完全硬化したので第二段階目を行います。今回はいつものパネルボンドですね。同じくエポキシ系ですがこちらの方が粘度が高いので盛り易いのです。

toyota8003 ステンレス製のスポーク部分は塗らないのでマスキングをするのですが、普通にマスキングテープを貼るだけだと綺麗に仕上げられそうも無いので径を測ってマスキングシートを作る事にしました。「わざわざこれの為に」と思いそうですが、データさえ作っておけば本塗りの時に使う物も簡単に作れますので実際はこの方が効率が良いです。また同じ御依頼があるかも知れませんし(無いですね・・・苦笑)。

toyota8005接着剤はマスキングの上にも乗っかるので完全に硬化してしまうと剥がせなくなってしまいますから、多少固まったくらいの時に全部剥がしておきます。

まだこの状態では全然綺麗ではありませんが、ここまでが「強度」の為の修正で、ここからが「美観」の作業になります。ポリパテでは全く強度がありませんので(全くありません)こういった割れに埋め込んでも意味が無いのです。また最初から粘度の高い(固い)接着剤だとヒビ割れの奥まで届いてくれない恐れがあるので最初はシャブい(=粘度の低い)接着剤を使ったのです。実際に意味があるかどうかは判りませんが(本当は真空引きしてからの注入がベストかと)、何も考え無いでやるよりかは良いと思いますので・・・。

この後は同じ様にマスキングシートを貼ってスポークを傷つけないようにしてエポキシをサンディング、そしてポリパテでライン出し→プライマー&サフェーサー塗布、といった感じです。本塗りまではまだもう少し時間が掛かりそうですね。せめてお盆前には何とか・・・(大丈夫だと思います)。