アテンザ内装パネル等塗装 完成

atenza62 こちらもお待たせしました!マツダアテンザのウィンドウスイッチパネル一式、フォグランプグリルも完成となります。

atenza63 これらの部品は元々全て未塗装品で、素地の表面はザラザラとした「梨地」でした。そのまま塗ってもこのように艶々の仕上がりにはなりませんから、「研磨→プラスチックプライマー塗布→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑な下地を造っています。このスイッチパネルはさらにウネリ(と言うか凹み)もあるのでそれの処理に結構手間が掛かっています。

atenza64フォググリルもスイッチパネルと同じく最初の状態はザラザラとした梨地で、こちらもサフェーサーで下地を作り直しています。ただ成型のライン自体は良いので、当て板を当てて研いだりはしないでも大丈夫でした(そもそも平面がありませんし・・・)。ちなみにスイッチパネルは最終的に砥石を使って研いでます(塗装専用に使う砥石と言うのがあるのです)。

これとは別に給油キャップもありますのでそちらは別で紹介しますね。ちょっとまだ仕事が終わらないのでそちらはもう少し後になるかも知れませんが何卒御容赦下さいませ。

レガシィアウトバック内装パーツ塗装 完成

legacy105 お待たせしました!レガシィアウトバックの内装パネル、艶有りの黒(ピアノブラック)で完成となります。カップホルダーの蓋は外した状態で塗装したので元に戻してあります。

legacy106下地(サフェーサー)の研ぎが甘いと溝やラインのシャープさが損なわれてしまいますのでその辺は注意しています。指が入らないようなところはペーパーのコシを利用したりヘラを使ったり、とにかく「そこ研げるの?!」と思うようなところも全て研いでいます。車体を塗っていた時はこういった細かい作業は気が滅入る事もありましたが、今はこれしか無いのでもう苦痛には感じなくなったと思います。

legacy107メーターフードは多分上下逆だと思うのですが正の方向だと上手く写せませんでして・・・。御容赦下さいませ。

ちなみに時々御質問を頂く「その後のメンテナンス方法」ですが、使っている塗料と作業方法は全て自動車の外板ボディの補修塗装と全く同じですので(ただし少しやり過ぎているかも知れませんが)、その後のメンテナンスはそれと同じで大丈夫です。ワックスを掛けたい場合は掛けて頂いて全く問題ありません。

ただ私的に思う塗膜に一番良い事は「触れない事」でして、例えばボディに洗車やワックス掛けを行う際にも、目には見える程ではありませんが確実に塗膜に傷を付けていますので(摩擦がある以上仕方ありません)、それが増えてくると「深味」が損なわれてしまいます。

ちなみに私が車を大事にしていた時の洗車方法としては、左手にホース、右手にタオルで常に新しい水を供給して「タオルと塗膜の間に水の膜をつくるような感じ」をイメージして行っていました。目に見える程の砂粒とかなら流石に気付けますが、見えない異物を巻き込んだままそれで塗膜を擦ったら傷は増えていく一方です。水の膜があればこれはある程度防げると思うのですが、内装ではそうはいかないので、だとしたら出来るだけ触れる事は避け拭き取る機会を極力少なく、が基本かと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!