SUBARU BRZテールランプ 本塗り

brz54 こちらもお待たせしました!スバルBRZの純正テールランプも無事本塗り完了していますのでご安心下さいませ。

こちらもインプレッサのテールランプと同じくウィンカー部をクリアー抜きにしますので、予め用意しておいたマスキングシートを位置を合わせて水貼りします。

brz55 キャンディーレッドの塗装が完了した状態で、こちらはスモークは無しで承っておりますのでプラスチックプライマーを局所的に塗ったら続けてクリアーになります。

brz56 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。BRZ/TOYOTA86のテールランプは内部の「フチ」周りが黒くなっているのでこれだけでもある程度「黒味」を感じる事が出来ます。クリアー抜きされた箇所を先程紹介したインプレッサのテールランプと比べてみるとスモークがあるのと無いので判りやすいですよね。勿論レッドキャンディーもフチ以外の箇所は鮮やかに表現されていて純正のような色合いになっています。

brz57透過性の塗装(キャンディー塗装)は通常の塗装に比べて褪色し易いと思われるので、使用するクリアーは耐UV性能の高い「クリスタルクリアー」が必須となっています。ちなみにこれは特別なクリアーと言う訳では無く、各メーカーこういったクリアーの設定はある筈で、高いグレードのクリアーなら大抵はマニュアルに「高い耐候性能」みたいな謳い文句が書いてあると思います。

ただし良いクリアーほど「硬くて磨き難い」と言う(塗装屋にとっては)難点なところもあって、これのせいで敬遠されてしまうところもあるんですけどね。知り合いの塗装屋さんはベースコートはスタンドックスですがクリアーは関ペを使っていたりもしますので(まあ業界ではよくある事です・・・)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

インプレッサテールランプ 本塗り

imp48 先日下準備を進めておいたGH系インプレッサのテールランプ一式です。無事本塗り完了しておりますのでご安心下さい!

今回のような「被塗面」に直接マスキングをする場合は本塗り当日に行う事が基本ですので、テールランプは前日の夜にセットしておき朝一でマスキング作業を始めます。

imp49 マスキングシートは予め型を取ってデータ化してあるので直ぐに準備が可能です。ただフチの箇所は折り込めないので(浮いてしまいます)、ここは通常のマスキングテープで手張りしてあげます。

ある程度の位置が決まったら隣接するテールランプ同士を合わせてみて最終的な微調整を行い、良ければゴムベラでしごいて水を抜きます。

imp50 プラスチックプライマーを塗布したらレッドキャンディーを5~6コート重ねて塗りこみ、先程のマスキングシートを剥がします。単純そうに見えますが実際にはスプレー方向をきっちり決めて塗っているので意外と手を掛けています。スプレーガンの塗り方は「被塗面に垂直」がセオリーではありますが、こういった「ブツ切りマスキング」の場合にそれをしてしまうとマスキング際の塗膜が厚くなってしまい(表面張力です)、輪郭がガタガタになったり、或いは段差が強く出来てしまったりと宜しく無い仕上がりになってしまうのです。逆に普通は気にしないような些細な事でもネチネチとやればそれなりに良い結果が得られたりもするんですよね(ただし殆ど気付かないレベルかも知れませんが・・・)。

imp51マスキングを剥がしたら再度プラスチックプライマーを塗布し、全体に薄くスモークを掛けクリアを塗ったら本塗り完了です。ちなみにスモークは「おまけスモーク」ですが、【標準コース】であれば出来る範囲で濃度の調整にも対応します(極薄目~薄目までの間のみです)。今回は「極薄目と薄目の中間」で承りました。恐らく前回紹介したベンツ系2種のテールランプを見て頂いて決められたのだと思います。

imp52薄くスモークを掛ける事でレッドキャンディーの箇所は深みが出て、クリアーレンズ部も落ち着いた感じになったかと思います。

ちなみに現在別件でインプレッサの「フェーエルキャップ」を御依頼いただいているオーナー様は、これと同型のテールランプを「レッドキャンディーのみ」と「+おまけスモーク」の2セットで御依頼いただきました。車は一台との事ですがそれくらいこの仕様が気に入って頂けたようでして・・・。今はどちらを付けているのでしょう(笑)。

それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。来週半ばまでには完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!

フラッグポール(二個目) 塗装承ってます

flag16こちらは3本一組のフラッグポールで、少し前にも同じ物を御依頼頂いたのですが、その後装着したキャリアカーが転倒してしまったとの事で今回新たに御依頼頂く事となりました。この度も御贔屓頂き有難う御座います!(ちなみに現在お預かりしているリカンベントのカウルパネルと同じオーナー様です。)

御依頼内容は前回と同じで、完成時の画像がありますのでそちらを紹介しますね。

flag_1画像だと赤が暗いのですが外に出して見るとキャンディーカラー特有の深みとガラスフレークの輝きを感じられます。

flag_3実は今回のポールとは別に他にもう2セットのポールが届きまして、そちらは単なる赤(ソリッドの赤)での塗装も御検討頂いたのですが結局こちらの色味が気に入ったとの事で、割高ではありますが前回と同じ「キャンディーレッド&ブラック2トーン+ガラスフレーク」で承ることとなりました。有り難い限りです。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も御贔屓頂き有難う御座います!

 

スピーカーパネル(ピラーカバー) 塗装承ってます

pillar7 こちらもリピーターの方でして(と言うか当店の場合は殆どそうです)、今回は内装のツィータースピーカーパネルの塗装を御依頼いただきました。この度も御贔屓頂き有難う御座います!

御依頼内容としては今までと同様「艶々のブラックで」との事で、ちなみに前回はオーディオパネルで、その前はメーターカバーなどの内装製品を御依頼頂いています。画像ありますのでちょっと紹介させて頂きますね。

audio18 こちらはもともとカーボンの製品で、表面は蛇のウロコみたいになっていた物です。

audio14その前に御依頼頂いた内装パーツで、確かこちらは特に大掛かりな下地処理はしていなかったと思います。

pillar8何にしてもこのザラザラとした梨地が先程の画像のようになる訳ですからちょっと想像付き難いですよね。と言うか逆に自家塗装を試した事がある方の方がこの辺(の大変さ)は判ると思います。

わたしも自家塗装は散々やりまして、他の事はある程度出来たとしても塗装だけは本当にどうにもならないと痛感したところがありました。また技術を得たとしても実はそれだけでは何も出来なく、やはり最低限の設備、そしていつでも塗れる環境を整えておく事が必要なのです。

ただこれにこそ多くの費用が掛かる訳でして、たかが小物の塗装だとしても必要な環境を整えるには抑えても数百万円、また自動車車体を扱う場合には数千万円以上掛かるのもザラだったりしますので(規模にもよりますが)、中々気軽に始める、と言う訳にもいかないんですよね。まあだからこそこれを仕事にしてしまった、という事でもあるのですが・・・。今はまさに夢のような環境に居られるという訳です(病)。