AUDI TTテールランプ&サイドマーカースモーク塗装承ってます

audittまだ色々紹介して切れていない案件があるのですが(さらには紹介しない案件もあります)、順次ご案内していきますのでどうぞもう少々お待ち下さいませ。何だか働けど働けど楽になっていないような状況でして・・・(笑。冗談です)。

こちらは先日到着しましたアウディTTのテールランプとサイドマーカーで、今回は「薄目」濃度のスモーク塗装ベタ塗り&クリスタルクリアーで御指定頂きました。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

auditt1確か今回は車体についていた物を外しての御依頼になったかと思います。当店の場合はどうしても納期が長いので(御指定頂かない限りは「未定」なっています)、テールランプのように無いと走れない部品については代替品を用意される事をお勧めしますが、外国車の場合は部品自体が高いのでそういった場合には「納期指定」のオプションを付けていただいた方が安価になるかと思います。ちなみに今回はこれの他にもう一台御車を所有しているとの事で、この間に走れなくても大丈夫との事ですから通常通りの御依頼となっております。私的にも「仕上がりが上がらないのに費用が上がる」という事は全くお勧めしておりませんので、御依頼の際にはどうかごゆっくりお待ち頂ける態勢で準備をして頂ければと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

自転車用ホイール&ハンドル 本塗り

wheel14先日ある程度のマスキングまで完了していたのでそのまま本塗りとなりました。

塗装範囲は「山」のプレスラインまでで、ちょっと分かり難いですが白く粉っぽい感じになっている所が足付け処理が行われているところで、このギリギリのところまで半艶クリアーを塗装、その一歩手前(0.2~0.3ミリくらい)までにベースコートのオレンジを塗ります。見切りラインを美しくする為に今回は二段階に分ける事にしました。

wheel7「C」の印が書いてある箇所がクリアーの見切りラインで、「B」の印が書いてある箇所がベースコート(色)の見切りラインになります。それぞれ6ミリのマスキングテープで貼っています。

ベースコートが塗り終わったら「B」の所からマスキングテープを剥がし、その後クリアーを塗ったら「C」から剥がします。ワンミスで塗り直し確定なので(今回は半艶ですので何かあっても磨きで対応出来ません)、出来るだけスムーズに作業が出来るようにしています。

wheel6固定方法は色々考えましたが、今回は幅が広く軽量なのでリムテープに沿って梱包用のPP紐で吊るす事にしました。使う材料的にちょっと貧相ですがホイールがクルクル回らないので凄く良い感じです。単なる紐だと塗っている時のエアーの勢いで動いてしまうので塗り難いんですよね。よく脱脂をしてエアーブローをしたら本塗り開始です。

wheel8 上の画像では下塗りの為の「白」を塗っていますが、これの前にはアルミ素地が露出した箇所にプライマーを塗っています。プライマーはグレーで隠蔽性が良いですから、黒の上にいきなり白を塗るよりも楽になるので一石二鳥です。

さらにこの後、イエロー系の色でさらに下塗りを行います。このままオレンジに行くにはちょっとまだ早いのです。今回のような「ブツ切りマスキング」は如何に塗膜厚を少なくするかで見切りラインの仕上がりが変わりますから極力コート数を少なくなるようにしています。

wheel9 そしてベースコートが完了しました。通常はそのままクリアーを塗るのですが今回は見切りラインを二回に分けているので一旦ここで「B」(ベースコート)のマスキングテープを剥がします。

今回のような鮮やかなオレンジはかなり隠蔽性の低い色ですが、ここまで何とか4コート(+プライマー1コート)で済んでいます。黒にいきなりこのオレンジを塗ると7~8コートは必要になるので、そこまで塗り重ねてしまうとこのラインはもうガタガタになってしまいますからとてもじゃありませんが綺麗に仕上がらないのです。「後から黒を塗って修正する」という方法も今回はスポークがあるので出来ませんから・・・。

上の画像では「B」のマスキングテープを剥がして0.2~0.3ミリくらいの黒い素地の隙間が出た状態で、ここは足付け処理は施されていますからこのまま半艶クリアーを塗って大丈夫です。ちなみにこの時点でも他所ガタついた箇所はあるので、そういった箇所は部分的に塗り直しておきます。

wheel10 そして半艶仕様のクリアーを塗って本塗り完了です。吊るした位置がちょっと高かったので、塗り終わった時点ではもう腰がヘトヘトでした。ただ今回は下地の段階で時間を掛けておいたので本塗り時は少ないプレッシャーで済みましたかね。

wheel11 艶消しクリアーを塗ったら直ぐに今度は「C」の印のところからマスキングテープを剥がします。肉眼では分かり難いですがオレンジの範囲よりも少しクリアーがオーバーしたような塗り方になっています。

wheel12 剥がしたテープはこんな感じで、最後に剥がす時はクリアーに接触するとその時点で終了になりますから(塗り直し確定です)この辺はやはり緊張します。艶有りのクリアーなら後で磨いてフォローは出来るのですが、半艶&艶消しはこの辺が大変ではありますかね。

wheel13そしてアルミ製のハンドルも本塗り完了です。こちらもホイール同様元々は黒い塗装が施された物で、それに「プライマー→下色の白→下色のイエロー→オレンジ2コート→半艶クリアー2コート」といった順番で仕上げています。

その隣にあるのは先日ポリエステル樹脂で作成したダースベイダーで、こちらは売り物ではありませんが塗装の御依頼を頂ければ塗って差し上げています(勿論塗装費は有料ですが・・・)。ちゃんと整備でしたら紹介しようと思っていますので宜しければ御検討下さいませ(実は既にこれの他にも御依頼は入っているのですが・・・「我慢出来ない」という方は御相談下さい。笑)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!