スピーカーベース(ピラーカバー) 本塗り

speaker6 こちらもお待たせしました!車種はちょっと判らないのですが(伺っていなかったかと思いますが失念していたら失礼しました)、ドアの内側に付くツィータースピーカーの土台となるパネルですね。ドアミラーを外す場合にはこのパネルを外すとボルトが出てくる筈です(違っていたらすいません・・・)。

speaker7こちらは今までの御依頼同様「艶有り黒」での御指定でして、今回で確か3回目、依頼品数は5個~6個くらいになると思います。装着して楽しんで落着いた頃にまた何かやりたくなるというのはまさに当店の思うツボですが(笑)、まあそれだけ塗装は魅力的ですよね。何をやっても長続きしない私でも、これだけは死ぬまで続けたいと思えますからね。私の夢というか理想としては、いずれは現場だけをやりたいので、ある日突然サイトを全面閉鎖し、誰からも知られず連絡先を知るリピーターの方だけからの依頼でヒッソリと続けていければと考えています。ただしまだ20年は掛かりそうですが・・・今はその為の布石です(多分。笑)。

それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

マツダアテンザ内装パーツ一式 本塗り

atenza94アテンザの内装パーツの殆どは「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行っていますが、こちらは梨地では無くツルツルした素地の上に「艶消し黒」が塗られた状態なので足付け処理のみで本塗りが可能です。両サイドに付いているスイッチも外すのは避けたかったのでこれは幸いでした(まず水研ぎは絶対出来ませんので)。

atenza100電子部品が着いたままなので裏側もしっかりマスキングしておきます。

時々「液晶モニター」の塗装でお問い合わせを頂くのですが、あれも裏側には熱を逃がす為にフィン上の隙間が設けられていますが、あれを分解しないまま塗るとなると内部に大量の塗料ミストが入るので故障や火災の原因に成りかねません。なので御依頼の再には分解して頂く事が前提なのですが、この辺でハードルが上がってしまうので中々御依頼には繋がらないんですよね。分解すると保障も効かなくなりますし・・・。

atenza93 そして本塗り準備完了です。先ほどのモニターパネルは現状「寝た状態」になっていますがこちらは「立てた状態」にも出来るようにしています。塗装した直後は立てた状態にして、ただ塗り終わった直後にスイッチ周りのマスキングを剥がしたいのでどちらでも安定するようにしています。

atenza95 これらは元々素地がザラザラとした梨地の状態で、それを平滑になるよう下地処理を行っています。一部素地のプラスチックが露出していますが本塗り前にプラスチックプライマーを塗布するので問題はありません。

atenza96 ベースコートはマツダの純正色「ジェットブラック」(カラーコード:41W))を3コート程度塗り、完全隠蔽したら続けてクリアーを塗って本塗り完了です。

atenza97 スプレーガンを用意するところまではかなりの時間が掛かっていますが、いざ塗り始めれば数時間以内で塗装は完了します。クリアーの塗装なんて20分程度しか掛かっていません(というかここは時間が経ってはマズイです)。

atenza98 スイッチ周りは多少隙間がありましたが、そこにクリアーが溜まって固まってしまうとマズイですのでマスキングは塗った直後に剥がしておきます。ちなみフチだけ6mmのテープで貼ってあるのでそこだけ簡単に剥がれるようになっています。この時点でクリアーはトロトロですからちょっとホコリが落ちただけでもくっ付いてしまいますので・・・。

atenza99メーターパネルは他の部品同様全体的に塗り終えていますが、こちらは中央に開いた穴の内側部分を「半艶黒」で承っておりますので、このクリアーが完全硬化後にここは改めて1コートソリッド(クリアー同様の2液ウレタン)の半艶黒で塗装する予定です。何故2コートでは無く1コートなのかは後日紹介させて頂きますね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

スピーカーベース(内装トリム)下準備

speake6こちらはドアミラーの内側位置に装着されるピラーカバー兼ツィータースピーカーのベースになるパーツです。元々はザラザラとした粗い梨地でしたが今までのご依頼品と同じく「艶々の黒」で承っています。

speake8梨地が粗いのもそうですが形もイビツなので研ぎ作業はやはりネチネチとしたものになります。濃色は下地の粗も目立つのでここが肝ですかね。

speake7最後は水研ぎ #600→#800で均します。素地が露出した箇所がありますが、本塗りの前にはもう一度プラスチックプライマーを塗布するので問題ありません。スピーカーが付く箇所もサフェーサーは塗っておらず素地がそのまま残っていますが上塗り自体はそこも塗るので同じくプラスチックプライマーを塗布してから本塗りを行います。

こちらももう少々お待ち下さいませ!