フォレスターテールランプスモーク塗装 本塗り

forester20 こちらもお待たせしました!フォレスターの純正テールランプも無事本塗り完了しております。

今回のターンでは「ヴェルファイア」「アウディTT」とこちらの「フォレスター」、そしてもう1セット業者様からの御依頼でインプレッサGRBのテールランプを一緒に塗っています。既にお預かりしておりますシルビアのテールランプは次回のターン(テールランプ塗装関係)となりますので今しばらくお待ち下さいませ。

forester24一見すると無造作テールランプが置いてあるように見えますが、裏には台に引っかかるようにストッパーが付けてあったり、フチまで綺麗に塗り易い位置に向けておいたりと一応は色々考えてセットしてあります。ちなみに塗っている時に向きを変えたりする場合もあるのでバッチリ固定はしていません。当たると落ちるのでホースなどを台に引っ掛けないよう注意です(勿論経験が無い訳ではありませんので・・・)。

forester21 こちらも濃度は「薄目」で御指定頂いておりまして、まさに同じ部品・同じ濃度で施工例がありますのでそれを参考に濃度を調整していきます。スモーク塗装に使う塗料は濃度(含有量)が決まっている訳で無く、その時々で実際に塗装をしながら調整していきます。全てを同じ様に塗ってテールランプの構造によって濃さの見え方は全く違うので、「決まった塗料で決まったコート数に」といった塗り方では出来ないのです。

ちなみに最後の方の調整では毎回含有量を変えて微調整していて、余りにも回数を重ねて塗膜の厚みが付き過ぎてしまうと塗膜性能が落ちてしまうのでこれも決まった範囲内で納めなければなりません。「塗膜は厚ければ厚いほど丈夫」と言うのは実は間違いで、この辺もちゃんと決まり事があるのです(ただし「塗装→完全硬化」の繰り返しとはまた見解は違います。詳しくはいずれ・・・)。

forester22 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

画像は勿論塗りたての状態ですが、見て判るように比較的ゴミの付着は少ないと思います(塗装屋さんがよく見ても少なく感じると思います。勿論編集無しですよ。笑)。塗装ブースは浄化排気ユニット以外は自作ですが、吸気側のフィルターは一次フィルターも二次フィルター(天井フィルター)も本ブース並の面積にしてあるのでゴミの付着に関しては全然劣っていないと思います(自己採点ですが一応今まで4種類の本ブースを使って来ています)。ただ上下圧送では無いので空気の流れを考える事と、風速自体は劣っているので用途としてはは小物に限る、と言うところではありますかね。車体のオールペンではさすがに力不足です(というかここに車は入れませんので・・・)。

forester23本塗りの時は一応それ専用の服に着替えていまして、私が昔から愛用しているのはDUPONTのタイベックです。原発で作業している人達が来ている白い作業着がまさにそれで、基本的には使い捨てのようですが丁寧に使えば半年くらいは持ちます。

と言うことで、この環境下で塗装面につくゴミの殆どは実は自分の体から出ている訳でして、それにさえ注意すればかなりの数ゴミは減らせます。と言うかクリスタルクリアーのようなレベリング性の良いクリアーは表面の乾燥が遅いので、ゴミが付くような環境下では逆に「とても面倒なクリアー」になってしまうのです。耐擦りクリアーは「傷が付き難い」といったメリットの反面、磨きはとても大変になりますので・・・(以前車体を塗っていた頃はこれのせいで右上半身をやられました・・・)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。今週中には完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!