Z32シフトパネル 下準備

z3214先日二度目の下塗りクリアーを施しておいたフェアレディZのシフトパネルです。上の画像はその時の塗装直後の状態で、この後熱を掛けて数日寝かし、完全硬化したら再度表面を削ります。綺麗見えますがまだボコボコなんですよね。

z3217二回目の下塗りクリアーでは結構膜厚を付けたので#400でガシガシと削ります。この時点で下地(一回目の下塗りクリアー)が出てもそこでエッジマッピング(チヂレの一種)は起き難いですからここはかなり大胆に研いでいます。塗装屋さんなら判ると思いますが、最初に塗った塗膜の上に新たに塗り重ねる場合、数日なら凄く食い付きが良いんですよね。ちなみに24時間以内なら足付け処理すら不要です(ただしそんな事はしませんが)。

z3218その後は#600でしっかり水研ぎ、さらに#800でもしっかり水研ぎ、最後に(珍しく)#1200でペーパー目を均してようやく下地が完了です。次はいよいよ本塗りのスモーク塗装ですね。

別件ですが本日フェアレディZ33のテールランプが届きまして、明日バイク用のスクリーンパネルが到着予定です。それで今回のレンズ系塗装のターンが埋まりまして今週中に本塗りを行う予定です。

この辺のタイムラインと言うかスケジュールを明確にご案内出来れば、時間の無い方でもタイミングを合わせて御依頼頂けるようになれると思うのでこれが今後の課題ですかね。先日始めたFacebookを利用出来ないか模索してみたいと思います。

もう少々御待ち下さいませ!

CORSAIRパソコンケース 旧塗膜剥離

corsair27コルセアのパソコンケースは一部オーナー様自ら塗装された箇所もあったので、てっきりこちらのシャーシ部のパーツも自家塗装塗膜かと思いきや、どうやらこちらは新品製造時に塗られた塗膜だったようです。肌が非常に悪い焼付け塗装、といった感じですかね。

このまま塗っても素地の悪さが影響されてしまいますのでこちらは溶剤槽に浸け置きをして塗膜を剥がす事にしました。

corsair24数日間溶剤槽に浸けて置き、塗膜がやわらかくなったらスクレーパーとワイヤーブラシで塗膜を削り落とします。

corsair25自家塗装のラッカー塗料なら溶剤で簡単に溶けますが、劣化していない焼付け塗膜でしかも今回のように厚塗りされていると勝手に剥がれてくれる訳ではありません。ある程度は物理的に剥がし、再度漬け込む事によってそこから溶剤が浸透して剥がれ易くなってくれるのです。かなり地味な作業ですが、実際これだけで殆ど最後までやりきります。まあ千里の道も一歩からですから(苦)。

corsair26 一回目の物理的作業を行って漬け込み、数日後にもう一度やるとこんな感じにまで剥がす事が出来ます。このような単調な作業を一日中繰り返していたりしますから色々やられてしまう所もありますが、最終的に仕上がった美しい塗膜を想像すれば何とかやってはいけます(笑)。

corsair23ちなみにこちらはブルーメタリックに塗られていたパネルですが(先日の色の作成の時に使ったパネルです)、塗られていたのは恐らく缶スプレーのラッカー系塗料だったので溶剤で洗い流して無事綺麗に出来ました。このパネルは他の塗膜とは違ってツルっとした艶消し黒なので下地としては問題ありませんから足付け処理をしてこのまま塗るようにします。本当は他のパネルもこの方法で済むと思っていたのですが、まさかあの塗膜が純正の物だったとは・・・です。

この後また数日間溶剤槽に浸け置きをし、それでまだ足りなければもう一度浸け置く予定です。その間に他のパネルを進行しておきますね。もう少々御待ち下さいませ!

70スープラ用ガナドールミラー塗装 完成

mirror16 大変お待たせしました!ガナドール社製のエアロミラー、ボディ同色仕様で完成となります。

mirror17 撮影していて初めて気が付きましたが左右でミラーの形が違うようです。考えてみれば当然ですが(純正もそうです)、となると右ハンドル仕様と左ハンドル仕様で設定があるのかも知れませんね。

mirror18 継ぎ目がピッタリではありませんがこのメーカーのミラーはいつもそうですので気にしないで宜しいかと存じます。色が白なので余計に目立っているのだと思います(黒だと殆ど目立たない筈ですので)。

ちなみにパテ修正などでキッチリ合わせ目を揃える事も可能ですが、強度を考えると最後までエポキシ系で行かなければならないと思いますから多分その作業だけで新品が買える金額になると思います(苦)。なので対費用効果としてはお勧めは出来ないかも知れません。

mirror19それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有り難う御座いました!

70スープラ用ガナドールミラー 組み付け

mirror-1 先日本塗りを終えていた70スープラ用のガナドール社製のエアロミラーです。先週土曜日最終で組み付け作業完了しておりまして、先ほど完成の撮影も完了したところです。一応組み付け作業も撮影していておいたので紹介しますね。

構造としてはアルミ製のベースと、鏡が付く部分の樹脂製カバーパネルが強力な引っ張りバネで固定されていて、それぞれのパーツを合わせたら通し穴から通したバネを思い切り引っ張って割りピンで固定する、みたいな感じです。単純ではありますが塗装後にこれをやろうとするとかなり大変な作業で、体力もそうですが精神的にも結構やられます(今回も泣きそうになりました・・・)。ちなみにバネを引っ張るのにはスチール製の針金を使っていますが、前回は引っ張っている時にこれが切れました(恐)。

mirror-2無事組み付けも完了し、新たにスポンジモールを貼り付けて完成となります。スポンジモールは元々付いていたタイプとかなり似た物がありましたので(前回購入しておいた物です)それを使いましたから御安心下さい。ちなみにスポンジモールは幅が5ミリと言うのが中々売っていなくて、幅が10ミリの物を縦にカットして使っています。かなり切り難いので実は貼るよりもこの方が大変です(苦笑)。

それでは後ほど完成画像紹介しますね。もう少々御待ち下さいませ!