CBR1000RRアンダーカウル 本塗り

cbr1000rr18 先日サフェーサーを塗っておいたCBRのアンダーカウルです。大きな傷は無かったのですが全体の角部分に細かい傷があったのでその部分のみサフェーサーが塗ってあります。性能の悪いサフェーサーでこういう塗り方をすると本塗りをした時にサフェ際の跡が出たりしますが(エッジマッピングですね)、下地がちゃんとしていて変なサフェを使わなければ特に問題はありません。ただ水性塗料だと下地を侵しませんからそもそもそんな心配も無いですから「チヂレた・・・」なんて話もいつか無くなるかも知れませんね。私的にはPS(ポリスチレン)製のプラモデルが普通に塗れるのが羨ましいところです(笑)。

サフェーサーは薄膜なので研ぎ作業はそんなに大変では無いですから、今回は最初から水研ぎ#600で初めて#800で均します。

cbr1000rr19 台にセットして十分に脱脂清掃を行ったら本塗り開始です。ちなみに裏側のマスキングはサフェーサーを塗る前に行っていて、本塗りの時は一部修正してそのまま利用しています。水が付くと養生紙が破けるので厄介ですが(ここは高級なのでは無いですので・・・)、そのまま乾かせば再利用可能です。

cbr1000rr20 ベースコートを塗って完全に下地が隠蔽したらクリアーを塗って本塗り完了です。比較的メタリック粒子の粗いシルバーで、その場合隠蔽製が低いですから最初は比較的目が細かく隠蔽製の高いシルバーを塗っています。スタンドックスのシルバーは元々隠蔽力が弱いのでこうしないと大変なんですよね(参考までにDUPONTの1コートはSTANDOXの3コート分くらいあります。恐)。

cbr1000rr21最近気温が下がって来たので硬化剤とシンナーの選択はほぼ毎回変わっています。ちょっと選択を間違えると肌が荒れてしまったり、またはナイアガラみたいにダラダラに流れてしまうので季節の変わり目は判断が難しいです。マイブームとしては最初の1コート目を少し早めに、2コート目を遅くするのが失敗も無く安定しています。わざわざ作り分けするのがちょっと面倒ですが、2コート分を一度に作ろうとしなければ無駄は出ませんからね(ちなみにこれを塗った時は1度に作ってしまい、しかもかなり余らせてしまいました・・・悔)。

それではカブのヘッドカバーと併せて完成次第改めて紹介しますね。もう少々御待ちくださいませ!

ホンダカブヘッドカバー凸部研磨クリアー筆塗り

cab11先日本塗りを終えていたホンダスーパーカブのヘッドカバーです。凸部を研磨してアルミ素地を光らせ、クリアーを筆で塗ってほぼ完成となります。

一緒に御依頼頂いておりますCBR1000RRのアンダーカウルも無事本塗り完了しておりますので後ほど紹介しますね。もう少々御待ちくださいませ!

ホンダカブヘッドカバー結晶塗装 本塗り

cab8CBR1000RRと一緒に御依頼頂いていたホンダスーパーカブ?のヘッドカバーです。まだ塗る予定では無かったのですが業者さんからの御依頼で黒の結晶塗装を塗ったので一緒に塗らせて貰う事にしました。上の画像は燐酸処理を行ってボルト穴をマスキングした状態で、径は確か22ミリだったと思います(どうでもいいですか・・・)。

cab9いつも通りプライマーを塗ります。結晶塗装に使う塗料はメラミン系の焼付け型塗料なのでそれ単体でも密着性が良いですからプライマーなしでも(最初は)剥がれないのですが、新車から付いていたヘッドカバーを見ても判るようにいずれペリペリと剥がれてしまうんですよね。たただRB26の色が付いたヘッドカバーとプラグカバーはちゃんとプライマーが塗ってあるので大丈夫だったと思います。黒い色のタイプのは確か駄目だったような気が・・・(あといすゞ117クーペのも頑丈です)。

cab10 そして本塗り完了です。ちょっと写っちゃっているのが業者さんからの依頼品ですね。

ちなみに今回のような小さいパーツの場合、いつも塗っているような4気筒程度の大きさのヘッドカバーとはちょっと塗り方が違います。簡単に言うと少し抑え目にして結晶目を気持ち小さくするといった感じで、被塗物の大きさが違うのに結晶目がいつも通りだとちょっと荒々し過ぎて汚く見えてしまうんですよね。

この後熱を掛けてると塗膜がチヂレて結晶目が出るのですが、ちょっとそちらの画像を撮り忘れたので後日改めて紹介したいと思います。CBRのアンダーカウルの方と併せてもう少々御待ちくださいませ!