BMW E38テールランプ スモーク塗装 本塗り

bmw197 こちらはちょっと早いですが丁度テールランプ関係の本塗りに空きがあったので先に塗らせていただいています。と言っても最初に届いたテールランプは半年以上前で、今回ようやくのリベンジですからね。程度の良いテールランプが見つかってよかったです。

上の画像は足付け処理作業ですが、作業的にはレンズ表面を満遍なく削るので古い皮膜も綺麗に落とせる事となります(当然汚いのが残っていたらそのまま見えてしまいますので)。ですのでこのままクリアーを塗っても元の状態よりかなり綺麗になったりします。ただし手間的には変わりませんし、むしろ単に色を塗るよりも気を遣うので金額的なメリットは余りありません。以前車を塗っていた時に「新車で買った車の塗膜を守りたいのでクリアーだけオールペンして貰えませんか」といったお問い合わせが時々ありましたが作業内容自体は同じ様に大変ですので(まさか付属品をマスキングとかでは塗りません)費用も100万とか普通に掛かってしまいます(ガラスまで外したら足りないかも知れません・・・)。しかも塗装屋的な見解からするとメリットよりもデメリットしか無いのでそこにお金を掛ける意味が無いんですよね。これは車に限らず自転車も同じです。

bmw198 と言う事で本塗り準備完了です。画像を見て頂くと判りますが、テールランプ上部のクリアーレンズ内側は外側に比べて白く濁っているのが判ると思います。触れてみて気付きましたがやはりここのレンズは別物で、一応同じ素材(アクリル)ではありますが非常に劣化し易くなっています。実際塗ってみるとちょっと問題が生じましたが(技術的な事なのでここは控えさせて下さい)、無事回避して塗る事が出来ました。bmw199 スモークを塗ってクリアーを塗ったら本塗り完了です。お待たせしました!濃度は「極薄目と薄目の中間で迷ったら気持ち薄め寄り」と言う感じになっています。

bmw200劣化していたクリアーレンズにあった曇りも良い感じにスモークで目立たなくなったと思います。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々御待ちくださいませ!

SUBARU BRZテールランプ 本塗り

brz71 こちらもお待たせしました!オーナー様の車体はスバルBRZですが、今回御依頼頂いているのはトヨタ86のメイクアップレンズとの事です。ちなみにこの二台は基本的には同じ車なので部品も共用出来ます(車の事はもう余り判りませんが多分こんな感じかと)。

ちなみに今回はいつものクリアー抜きとはちょっと違っています。最初はラインテープで引こうと思いましたが、今まで使っていたデータを修正してマスキングシートを作成しておきました。この方が本塗り当日にスマートに作業出来ますので。

brz72 今回はオーナー様よりイラスト付きの指示書を頂いていますのでそれを確認しながらの作業としています。こういった指示書を作るのは結構面倒だと思いますが、それも含めて「自分でやってる感」(=所謂「DIY」)が強くなりますので満足感も大きいと思います。

brz73 そしてレッドキャンディー塗装が完了です。今回はスモーク無しで承っていますので素地が露出したところにプラスチックプライマーを塗ったらクリアーを塗ります。

brz74 そして本塗り完了です。お待たせしました!

brz75画像だと内部の黒いフチが目立ってちょっと突き抜けた感が判り難いですが、正面から見るといつものクリアー抜きの形とは全然違って見えます。「じゃあなんでそうしないんだ」と思うかも知れませんが、台の位置が自分の腰より上なのでその角度からじゃ撮れないんですよ・・・(しかもクリアーはウェットですからホコリの事を考えると真上に被さるなんて出来ませんでして・・・)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々御待ちくださいませ!

TOYOTA SAIテールランプ 本塗り

sai6 お待たせしました!トヨタ サイのテールランプは無事本塗り完了しておりますので御安心ください。上の画像は本塗り前の状態で、レンズが白く曇って見えるのは表面に細かい傷を付けて塗料の密着性が上がるようにする為です。所謂「足付け処理」ですね。

sai3今回はテールランプの上の部分のみをレッドにするよう承っていますので、塗装準備が整ったら塗り分けする位置にラインテープを貼っていきます。目安としては内部反射板の壁にあたる部分の上側山のラインで、こちらはオーナー様と最初に打ち合わせをしています。

sai7ラインが決まったら塗らない部分を養生し、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。ちなみに養生している方はこれを剥がした時にそちらもプラスチックプライマーを塗ります。最初に全部塗ってしまうとマスキングテープが剥がれなくなってしまいますので(凄い糊残りを起こします・・・)それは普通しません。

sai8 そしてキャンディーレッドの塗装が完了です。覆っていた下部の養生を剥がし、よくエアーブローしてホコリを飛ばしたら再度プラスチックプライマーを塗布し今度は全面にスモークを塗ります。クリアーな面積が大きいですからこのままだとちょっと派手ですよね。

sai4 と言う事で全体にスモークを塗ってクリアーを塗ったら本塗り完了です。お待たせしました!

sai5薄くスモークを掛ける事で赤く塗った部分は鮮やかさが落ち着いて、またクリアーレンズ部分も少しシックになったのが判ると思います。ただ実際気付いてくれるのは同じサイオーナーしか居ないような気もしますけどね(笑)。ただ恐らくこのデザインの純正テールランプは世界に一つでしょうから(そもそもサイオーナーの絶対数が・・・笑)、それを思うと満足感は凄く得られますよね。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々御待ちくださいませ!