BMW MINI リヤエンブレム 下準備

mini66 こちらはリヤゲート側のエンブレムで、先ほど紹介したフロント側よりかなり大きいサイズになります。リヤゲートのオープナーも兼ねているみたいですね。

こちらもMINIのロゴとその周りのリング部分がエンボス加工で一段高くなっていますのでダブルアクションサンダー#80→#120→#180で平滑にします。

mini69先に仕上げておいたABS板製のフロントエンブレム(仮)と一緒にサフェーサーを塗布します。

mini67 ある程度削る事を想定してサフェーサーは厚塗りしておきますが、今回はパテや歪など無いので3~4コート程度でOKです。

mini68 こちらは先ほどの土台部分のパーツで、素地は装飾クロムメッキでしたからあちらとは別のやり方で下地処理を行っています。サフェーサー自体は同じ物で(STANDOXシステムフィラーです)、その下に塗っているプライマーがちょっと違うといった感じですね。

今回のように装飾クロムメッキ(自動車外装部品に多く使われているピカピカのメッキ)が施された物への塗装をご希望されるお問い合わせは結構あるのですが、如何せんそのまま普通通りに塗装をしても密着性が劣ってしまうのでこの場合はちょっと手間の掛かる事をしています(内容はご勘弁下さい)。ただそれに伴って費用も上がってしまいますので、今回のように部品数が少なければまだ現実の範囲内なのですが(それでも逸脱していると思いますが)、文字が一つ一つバラバラになったエンブレムなどはそれはもう大変な額になってしまいます。密着剤を使って塗れば楽なのですが、以前一時期勤めていた所で嫌な思いをしていますので・・・。

他にも作業進行しているのですが今日はちょっと体調が悪いので後日改めて諸々紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

BMW MINIエンブレム 下準備

 

 

mini28 先日御預かりしておりますBMW MINIのフロントエンブレムです。前回同様、既存のプレートを外して新たにプラスチックで作成します。もしかして今回は綺麗に剥がれるのでは?なんて期待も無かった訳ではないのですが、案の定と言うか今回も正体不明の接着剤でガッチリくっ付いていてアルミプレートはクシャクシャです。土台を無事に生かすだけで精一杯でした・・・。

mini29 と言う事でこちらも前回同様の方法で、ABS樹脂の板を熱溶かし、スプレーガンの蓋を使って曲面状に変形させます。画像は既に抜いた後ですね。

mini30そして元のエンブレムと同じ様にカットし、輪郭を修整してプレートのベースが完成です。このままだと多少の歪は残っているので、こちらも一旦サフェーサーを塗って平滑な素地に仕上げます。

元々貼ってあったプレートは平滑ならそのまま上から塗れば良いのですが、表面の文字とフチにはエンボス加工がされているのでその段差が残ってしまうんですよね。なのでこんな面倒な事をしています。プレートを上からシールを貼ってしまう!と言う荒技ならもっと簡単でしょうが、それだとちょっと(と言うかかなり)残念ですから、この辺の手間は仕方無いですかね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!