アランミクリメガネフレーム 下準備

titan1大変お待たせしました!メガネフレーム関係の塗装も無事完了しています。下準備から一気に作業したので先にこちらから紹介していきますね。もしかしたら本塗りの画像は明日になるかも知れませんがその場合は御容赦くださいませ。

上の画像はまずそれぞれのフレームを固定したところです。既に足付け処理まで終わっていて、その後の細かい作業は一旦二階に移して行っています。

alan44アランミクリのテンプルに関しては、中に通っているフレームが少しスライドする機構になっているので(そうでないとネジが隠れて取れません)、引っ張った状態でシャフトをマスキングしておきます。比較的難易度は低いです(と言ってももう素手で貼れるレベルではありませんが)。

ちなみにプリントされている文字は(多分)レーザー彫刻で彫られているので、足付け処理で表面は削っていますが画像のように残った状態となっています。またゴールド色の「alainmikli」の部分はフレーム内部にシート?を埋め込んだような構造になっていて、削って平滑にすると中からそのシートが露出してしまいそうでしたので(まるで自転車フレームに貼られたクリアー下のデカールのように)、こちらも研磨は足付け処理程度に留めています。

alan45フロント側のフレームは蝶番が埋め込まれたタイプで、場合によってはネジ穴意外は一緒に塗り潰してしまうケースもありますが今回のタイプは比較的マスキングがし易いのでテープで養生していきます。ちなみに固定しているワイヤーはアルミ製で、この細さならハサミで切れる程なのでメガネフレームへの負担は殆どありません。これを間違えてスチール製の物を使うと蝶番が破損しますのでお気をつけ下さい(ってメガネフレームを塗ろうと思う人も極稀だと思いますが)。

alan461ミリ以下の細いラインテープも市販されているのですが、コシが強かったり糊残りがあったりと余計面倒なので通常はこのようにいつも使っているマスキングテープをカッターでカットします。幅は大体の目検討で1ミリ前後ですかね。

alan47こんな感じで巻いていきます。 本当は剥がす順番からしてここは最後に貼るべきなのですが、他のテープの上に貼るとどうしてもコシが効いて反発してしまうところが出てくるので、こういった細かいマスキングは先に貼ってしまうのが宜しいと思います。ただそれでもやはりここの部分は塗装直後に剥がさないければならないんですけどね。そのまま固まってしまうと汚い仕上がりになってしまうのです。

ちなみに画像でも映っていますがその為に掴む力の強いピンセットと、逆に挟む力は弱くても繊細な作業が出来るピンセットの二種類を用意しています。塗った直後にこういった所を剥がす時、うっかりテープを離してしまうとそれが塗膜にくっ付いてもうお終いとなってしまいますので・・・(勿論何度も経験済みです)。

alan48 その後周りを覆っていきます。一部コシが効いて浮いてしまっている(穴が開いている)のが判りますよね。ブツ切りの際でこれが起こるとマズイので今回は肝のところを先に貼ってます。

alan49そして鼻当ての部分です。ただ通常の鼻当てと比べてかなり範囲が狭く、むしろフレームの一部が少し盛り上がった程度なのですが、デザイン上この透明な部分は残されたいとの事ですのでマスキングしておきます。ただしこのままクリアーまでいってしまうと段差が強く、もしそれが鼻に接触すると違和感がある筈なので、マスキングはベースコート(黒)のみ、クリアーを塗る時には剥がして一緒に塗ってしまいます。既に本塗りは完了しておりまして、諸々注意していた所や気になっていた所も違和感無く出来ていると思いますので御安心くださいませ。

本塗り画像についてはまた改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!