SUBARU XVメッキパーツ 下準備

DSC_0768先日完成したテールランプと一緒にご依頼頂いているスバルXVのフロントグリル周りのメッキパーツです。こちらも作業着手しておりますので御安心下さい。

DSC_0771自動車外装パーツに多く採用されている装飾クロムメッキは傷や汚れに非常に強いのですが、その特徴からしてそれに塗装を施そうとなると著しく密着性が劣ってしまいます。特にフロント周りに装着されるパーツは飛び石被害によって結果は躊躇に現れ易く、「以前塗ったメッキグリルがバンパーに比べて随分と飛び石傷が多いような・・・」と言うのはまさにそれが理由です。飛び石による塗装剥がれの多くは塗膜の硬さ云々では無く「密着性」が低い事が原因だったりするのです。

当店でのメッキパーツの下地処理にはそれ専用の方法を行っていますので、密着性については通常の素材への塗装同様にしていますから、極端に飛び石傷が多かったり、ペリペリと塗装が剥がれてくるような事は無いと思います。偶然ですがこの作業を行って塗装した部品を装着した車両を見た某自動車雑誌編集長がその結果に驚いて取材を申し入れて来られたのですが、内容は明かせられなくても構わないのであればと説明した所、当然ですがその後のアポは消えました(笑)。まあ特段特別な事をやっていると言う訳では無く、基礎的な事の組み合わせだけなんですけどね。それだけに安易にオープンには出来ないと言う事で、ただ極秘にしていると言う訳でも無いので私の周りの塗装屋さんは皆知っていますし同じ事をしています。要は盤目テストなどを自ら行って結果をちゃんと確認しているかどうかと言うところですかね。クロスカット法ではセロテープでは無くガムテープでも剥がれないまでに出来ていますので(再補修の際にはフェザーエッジも出せます。って、専門的な事ですいません)。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。ちなみに今日は企業さんの仕事メインだったのでちょっと他に紹介出来る事がありません。寒くて仕事をしていなかったと言う事ではありませんので(それにしても寒かったですけどね)。