ブレンボブレーキキャリパー 本塗り

brembo88ここの所は業者様からの御依頼品が多くなってきています。中には同業者さんからの御依頼もありますからもしかしたらいよいよ景気が良くなって来たのかも知れません(しかしうちにはまだ恩恵が・・・笑)。

そしてこちらはいつも御贔屓頂いていますチューニング屋さん(って呼んで良いのか判りませんが)からの御依頼品で、やはりいつものブレンボキャリパーです。ピストンも外れてますからきっとオーバーホールも兼ねているのだと思います。この他ヘッドカバーなども御依頼頂いておりましてそちらも先日塗り終わっております。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ベンツ用センターキャップ製作 下準備

benz166 こちらも大変お待たせしました!エッティンガーのホイールセンターキャップをスリーポインテッドスター化の作業も着手しておりますので御安心下さいませ。

御依頼内容としては、新たに購入したエッティンガーのホイールをメルセデスの車体に履くにあたってホイールセンターキャップをメルセデスの物にされたいとの事なのですが、通常ベンツのセンターキャップは74mmで、エッティンガーの68mm径には付きません。私も色々調べてみたのですがやはり68mm径のベンツホイールキャップは存在しなく、結果今回それを製作~塗装して装着しよう、と言う事です。勿論作業は大変なので費用も相当な額になっていますが(桁を超えました・・・)、ただどうも実際のところはオーナー様の御好意と言うか趣味みたいな感じで、無理やり仕事を作って頂けているような感もあるようでして・・・(笑)。いやはや何だかすいません。

ちなみに一応3Dプリンターでの製作も考えて昨日3Dデータにも挑戦してみまして、外周の山形になった枠は出来たのですが、中央から外側に向かって二等辺三角形を小さくしていく形が上手く行かず、結局モニターに向かってネチネチやっているよりも早く手を動かしたいという衝動に駆られて早々に止めるに至りました(苦)。まあ一応全工程は既にイメージできていますしね。

benz164という事でお預かりした見本を参考に各部のサイズを合わせていきます。幅はデータ上で揃えておきますが高さ(厚み)は手作業で合わせていく事になる予定です。

benz165製作方法としては外枠と内側の三角を 別々に作成し、それをくっつけて成型したらそこからシリコン型を作成~ポリエステル樹脂を流し込んで4個複製します。片面は平面でよいので複製はそんなに難しく無く(多分)、オーバーフロー方式でそのまま板で蓋をすれば出来上がる筈です(多分・・・笑)。

ちなみに外周は旋盤みたいな感じでボール盤に取り付け、ペーパーを当てて山形を形成する予定です。上の画像はそれ用の固定台と外枠の元となる物で、加工用に使う素材は現在取り寄せています。いくら型用といってもスチレンボードではちょっと力弱いと思ってネットで探していたら、なんと薄物のウレタンボードを発見したのでそれの3ミリと5ミリを購入しました。ウレタンボードは主に車のエアロパーツのマスターモデルなどを作る時に使う物で、一枚数万円と結構な金額ですから以前から欲しくても手が出なかったのですがそれの工作用として薄くて小さいサイズが売っていたのです。いやはや助かりました・・・。

データは出来ているので後はそれを使ってウレタンボードをレーザーでカットし、旋盤みたいな感じでボール盤に固定し、ヤスリを当てて外枠の山形を作る予定です。真ん中の三角は既存の何かが応用出来ればという事でこちらも現在手配中で、ただこちらはパテで造形してしまうつもりだったので既存の物が応用できなければそれはそれで構わないと思っています。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

オーディオテクニカマイク 下塗り

mic42 こちらはお待たせしておりますオーディオテクニカのマイクでして、当初は一度で本塗りを行う予定でしたがデカール貼り付けのリスクが高いので今回は(と言うか今回も)二回に分けて行う事にしました。

上の画像はマスキング作業で、ディップスイッチの中もマスキングしておきます。

mic43 本体とマイクのヘッド部分との間にはスペーサーのような物が二個ありまして、そちらは塗装では無くアルマイト処理されていたので研磨してプライマーを塗ってあります。本体とヘッドは塗装されている物なので足付け処理のみで本塗りが可能です。

mic44 今回はキャンディーレッドでご依頼頂いておりまして、まずは下地となるシルバーを塗装します。主に光を反射させて発色を良くする為ですね。

mic45そして透過性のレッドを塗装し、クリアーを塗って下塗り完了です。といっても内容自体は本塗りと同様で、本体以外のパーツはこれで完了となります。クリアーもクリスタルクリアーを使用しています。

この後完全硬化したら本体にドライプリンターで作製したゴールド色のデカールを水貼りし、さらにもう一度クリアーを塗って完成となります。

お待たせして申し訳御座いませんが確実な方法で行っておりますのでどうかもう暫く御待ち頂ければと思います。デカール貼り付けしましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

R31スカイラインテールランプスモーク塗装承ってます

r31先日到着しておりましたR31スカイラインの純正テールランプです。この度もご贔屓頂きありがとう御座います!

こちらは以前ヘッドカバーを結晶塗装でご依頼頂いた方で、今回は同車両のテールランプをスモーク塗装でご依頼頂きました。

r311元々は純正の状態で若干のスモークが施されているらしいのですが、どうやらそれが経年劣化で落ちてしまいピンクっぽい色だけがレンズの内側に残っています。レンズの内側には曇りやシミなども残っていますので、今回はそれをスモークで目立たなくしつつ内部のレンズは見えるように、と言う内容で承っています。この辺りは塗りながらの調整になりますが、何とか良い感じになるよう尽力したいと思います。尚クリアーはクリスタルクリアーに変更で承っております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も当店をご利用頂きありがとう御座います!

ホンダヴェゼル社外品FRP製フロントグリル塗装承ってます

vezel先日到着しておりましたホンダヴェゼルの社外品FRP製フロントグリルです。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

vezel1現状は白ゲルコート仕上げで、FRP素材にしては製品の出来具合は非常に良く見た目も美しいのですが、やはりと言うか肌目は残っていますし巣穴やペーパー目もありますので一旦はサフェーサーで下地を作る事にします。塗色は半艶黒でご依頼承っております。

vezel2ちなみに先日こちらの日記で紹介したTREKのカーボン製自転車フレームへのブラインドナットの取り付け方法ですが、その時に「締め付けは一歩手前で留めておき、あとはエポキシ接着剤を併用して」と紹介したのはこういう事でして、金属ならある程度の力を掛けて締めて良いのですが(勿論山が潰れない程度に)、FRP(CFRP)の場合は力を加減してあげないとこんな感じに割れてしまいます。

ただ今回はナンバープレートで隠れる部分で、むしろこれが普通ですから不安にはならないで大丈夫です。逆に留め方が甘くてネジと一緒に空回りする方が問題ですからね。自転車のフレームとは全くの別物ですので気にされなくて大丈夫です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!