BMW K1200GT カウル塗装承ってます

bmw303 部品自体は以前から届いていたのですが色々あってご紹介が遅れておりましたBMW K1200GTの外装カウルです。この度もご贔屓いただき有り難うございます!

ご依頼品は上記のタンクトップカウルとアッパーカウル、巨大な右サイドカウルとなります。それぞれ紹介していきますね。

bmw304 ちなみに各パーツで色が違うのは、オーナー様が長い年月を掛けてちょくちょく買い集めたからで(間違っていたらすいません)、どうやらこれとは別にもう1セット分のカウルがある模様です。

bmw305 そしてこちらが右サイドカウルです。タンクトップカウルとアッパーカウルは新品で、あちらは単に足付け処理だけして塗れるのですが、こちらのサイドカウルは以前補修塗装がされていたもようでそのまま塗ると言う訳にはいかなそうです。

bmw306 傷自体は大した事は無いのですが、以前塗られた塗膜の「肌」がデロデロとしたタレ肌で、こうなると単にペーパーで研いだだけでは平らにはなりませんから全面砥石を当てながらのペーパー掛けが必要になります。

bmw307色に関しては、元々車体に着いていたカウルを一緒に送って頂きましたのでそれを参考に色見本帳から近似色を探します。色はBMWの純正色のホワイトパールですが配合データが無いので一から色を作る必要があるのですが、こちらは以前パニアケースの塗装を御依頼頂いた時同様、既存の色見本帳から近い色を探す事としました。

bmw308結局一番近かったのがこちらの日産WK0(B)で、実はこちらの色は以前御依頼頂いたパニアケースの蓋を塗った時に使った色と同じでした。その時の画像がありますので紹介させて頂きますね。

bmw102こちらの御依頼頂いたのは二年半くらい前で、その時紹介した記事の一部を抜粋して紹介しますね。

「左のエンブレムが付いている方が「見本」としてお預かりしていたパニアケースです。今回ご依頼いただいて塗ったのは右側ですね。元々は黒いプラスチック素地の状態だった物です。表面がザラザラとした梨地を「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑な下地を作っています。あのザラザラのまま塗ってもこういった艶にはなりませんので(想像以上に上塗り塗膜は薄いのです)。

色に関しては「調色」は行って折らず、既存の色見本帳の中から一番近い色を選んでその配合データをそのまま使用しています。
まったく同じ色とは言えませんがパニアケースのように単体になる部品であれば装着されれば違和感無く感じると思います。同じ車種のデータから作っても全く違う色みたいな物が出来る事もありますからね。」

との事でした。こんな感じで以前の作業内容が判ると自分でも参考になるので助かります。作業で得る経験も重要ですが、こういったデータ的な物も私にとっては財産ですかね(と言いつつ少し前まで日記のデータはバックアップをまるで取ってい無かったと言うお粗末な所があるのですが・・・)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。この度も当店をご利用頂き誠にありがとう御座います!