ヴィオラ・ダ・ガンバ カーボンケース 磨き

viola38 先日本塗りを終えていたヴィオラダガンバなる弦楽器用のカーボンケースです。

塗装後はいつも赤外線ヒーターを当てて熱を掛けるのですが、今回はどうも元々塗ってあった塗装の下地が余りよくない感じだったので(恐らくラッカーパテの多用)、赤外線ヒーターの使用は少しだけに控え、その後は工場の屋根裏で寝かしておきました。この時期の屋根裏は温度が50℃を超える程になるので丁度良いんですよね。

viola36表面の磨きが終わったら裏返して「フチ」を黒で塗装します。ケースの内側には溝があったりウレタンマットがギリギリまで貼ってあったりと、ちょっとマスキングがやり難くて塗り分けが上手くいっていない箇所もあったので、最後にエアーブラシを使って断面を薄く黒く塗ってシャープ感を出しておきます。画像はありませんがもう一個の方も同じ様にやっています。

viola37現在は工場二階の事務スペースで保管していまして、もう少し寝かしたら外しておいた付属品を組み付けていく予定です。そちらもちょっと時間が掛かると思いますので、予定としてはお盆休み中に出てきてゆっくりやるつもりです。どうぞもう少々お待ち下さいませ!