ヴィオラ・ダ・ガンバ カーボンケース 組み付け

viola46当初は黄銅色の真鍮ネジを使う予定でしたが、いざ塗りあがって見ると淡いブルーメタリックにはシルバー色のネジの方が似合うのでは・・・と思って一部のネジをステンレスに変更する事にしました。また今回は短いのから長いのまでサイズが違う物を頼んでおきました。さすがMonotaroです(ただ最初に届いた荷物にはブツが入っていないのに納品書だけが入っていると言うちょっとありえない事態が起きていたのですが)。

viola47 と言う訳で今回はネジの長さを合わせる為にペンチで切る!と言う手間がありませんでしたから、比較的スムーズに作業が出来ました。

viola48 さらに蓋を組み合わせ、ネジ関係の取り付けは全て終わりました。

viola50 あと残る作業は裏のナット部分のスポンジ貼りで、当初は両面テープで貼ろうと思っていましたが、既存のウレタン?マットにはテープの付きが非常に悪いので、ここはゴム系の接着剤(業界ではメジャーなG17です)を使って、四角く切ったスポンジを点付けで貼っていこうと思います。今回入手したウレタンマットの色と質感が元々貼ってある物ととてもよく似ているので違和感は無いと思います。

viola51 閉じてみた状態です。メッキパーツと単体で使う部分にはステンレス製のネジを、黒い部品には真鍮のネジを使っています。

viola52とりあえず組み付けは終わり、あとは後日スポンジの貼り付けを行い、最後にもう一度磨き処理をして完成の予定です。今月末くらいには何とかなるかと思います。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

スイフトヘッドカバー 結晶塗装 完成

swift60 大変お待たせしました!スイフトスポーツのヘッドカバー、イタリアンレッドの結晶塗装で本日完成となります。最初の状態も紹介しますね。

swift10今回の部品は新品なのでご覧のように綺麗なシルバーをしているのですが、表面には塗装は勿論、アルマイト処理等の保護がされていない無垢の状態なので使っている内に酸化して見た目も汚くなってしまいます。ただ中々想像はし難いですよね。

road72 本件とは全く関係無いのですが、ロードスターのヘッドカバーも同じ様な感じで最初は綺麗なシルバー色でしたが、やはり表面処理がされていないので使っているうちにこんな感じになってしまいます。

尚、ホンダのヘッドカバーには一部「アルミに見えるけど実はシルバーが塗装されている!」という物があって、それならば表面が程されていますからこうはなりません。ただそれも剥がれていなければ、なんですけどね(でもホンダヘッドカバーのシルバーの塗装は意外と丈夫なんです。ただ結晶塗装の方は・・・)。

swift62塗装の主な目的は「美観」「保護」「識別」で、まさにその通りだと思います。

swift63 今回スイフトのヘッドカバーと一緒に塗ったHKSのヘッドカバーです。そちらは「日産FJエンジンの赤」という事で若干青黒くなっています。それぞれ単体で見ても余り違いは判らないのですが(塗っている人間でさえそうです)、こうやって並べてみるとよく判りますよね。

swift64近くで見るとこんな感じです。遠めから見ると艶消しっぽく見えますが実際は塗膜自体に若干の艶があるのが判ると思います。結晶塗装の塗膜の表面は尖っている訳では無いので砂埃やオイルが付いても濡れ雑巾で拭けば意外と取れ易く滑らかなのが判ると思います。勿論タオルが引っかかったりもしません(これは嫌ですよね・・・)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!

GIOSカーボンフォーク 本塗り

gios5こちらもお待たせしました!GIOSのカーボンフォーク、本塗り完了しております。

画像はフォーク上部の当たり面のマスキングをしているところで、通常のマスキングテープだと綺麗な円が描けないので径を計ってカッティングプロッターでマスキングシートを作製しました。一応判り易いように最初の状態も紹介しますね。

gios元々はこんな感じで、クリアーの下にメーカーのデカールが貼ってあり、今回はこれを剥がして(削って)カーボン地だけの状態にするのが御依頼内容となります。

gios9ホイールが付く部分は一本はマスキングされていて、もう一本の方はベタ塗りされていたので同じ仕様にしています。

ちなみにフォークの所々に小さく艶があるように見える部分がありますが、そこは表面のクリアーが削れたエッジの部分です。通常下地に足付け処理がされていればこういったようには見えないのですが、市販のカーボン製品は何故か塗り重ねる時に足付け処理をしていないようなので下からは艶のある塗膜が出て来ます。当然ですが密着性も弱いので、いつも大丈夫なのかと不安なのですが・・・(かといって対処方法は総剥離しかありませんので、それも現実的ではありませんし)。

gios10先端の方に塗膜が削れ落ちた箇所があったので、平らに削ってプライマーを塗っておきます。

gios11そして本塗り完了です。デカールを削り落とした際に下地に塗ってあった黒も削っているので、最初に隠蔽させる為の通常の黒を、その後グラデーションが綺麗になるようにスモーク塗装(黒とは違います)を行っています。

gios12元々塗られていたクリアーの肌は結構凸凹していましたが、一旦それも平滑に研いでいるので元の状態よりも綺麗に見えると思います。勿論これは材料のお陰でもあるんですけどね。

gios14クリアーは耐擦り傷性や耐候性の高いクリスタルクリアーで、また耐タレ性能が良くレベリングも良好ですから塗りっぱなしでも美しい仕上がりが可能です。ただ表面の乾燥もそれだけ遅いので、常にクリーンなエアーが供給される環境じゃないとゴミだらけになってしまうと言う諸刃の剣的な所もありますけどね。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々御待ち下さいませ!