ロードスターヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

road198 ロードスターのヘッドカバーは途中工程の紹介が遅れていましたが無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

ヘッドカバーは数日間アルカリ洗浄液に浸け置きしておき、その後よく流して水気を飛ばし、各部をマスキングしたらサンドブラストを行います。

road199 本格的なブラスト処理は専門の業者さんにお願いしていますが、今回のような軽めの場合は当店で行っています。スチール(鉄)の場合は錆び易いのでマズイですが、アルミであればユーザー様自ら行って頂くという事も可能です(業者さんではそういったケースは時々あります)。

road220 その後リン酸処理を行い、各部をマスキングしたら本塗り開始です。まずはプライマーの塗装ですね。

road221 その後結晶塗装専用の塗料を塗ります。私の場合は超ウェットコートで6~8回を塗り重ねていて、ただそこまで塗ると当然垂れるリスクもあるのですが、それくらい塗らないとはっきりとした結晶目にはなってくれないんですよね。

road222 本塗り後、140℃~170℃の熱を40分くらい掛けるとこんな感じに結晶目が出て来ます。実際は熱を掛けて10分後くらいには出てくるので、その時点で駄目だと思ったらシンナーで全部落として最初からやり直したり、または一旦焼ききってもう一度塗り直したりもします。

road223今回のロードスターの色は「ドス黒い赤」でご指定頂いていまして、これと一緒に塗ったフェラーリのヘッドカバーは鮮やかな赤となっています。その他グレーやもっと鮮やかな赤でご指定頂いている案件もありまして、結晶塗装は相変わらずの人気です。ただ電気自動車になったら無くなってしまいますけどね(苦笑)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

オークリーサングラスフレーム塗装 完成

oakley9 こちらもお待たせしました!オークリーのメガネフレームは艶消し黒への塗装で完成となります。付属品は全て問題なく装着出来ましたのでご安心下さいませ。

oakley2 元々は艶有りのブラックメタリックで、分解はオーナー様自ら行って頂けました。

オークリーのサングラスフレーム塗装のお問い合わせは結構多いのですが、中には複雑な構造をした物がありますのでそのままの状態ではお受付が出来ません。型番や画像などをご案内頂いてもこちらでは全く判りませんので、今回のようにオーナー様ご自信で分解して頂くか、専門のショップさんなどで対応して頂けますようお願い申し上げます。なのでオークリーは今回が初めてなんですよね。ちなみにテンプルを初めて外すのは相当勇気が必要だと思います(折れるんじゃないかと・・・)。

oakley10 一般的なメガネはフロントとテンプルがネジなどで固定されているのですが、今回のオークリーは単に嵌め込まれているだけなのでそれが逆に難易度が高いと思います。取り付ける時も半泣きでしたので・・・(イメージ的に。笑)。

oakley12 今回大きな収穫だったのは各部の構造と、このエンブレムが両面テープで付いていた事が判った事で、それらが判らない以上部品を外す際に壊してしまう可能性が高いですから、今後は同じフレームに限り分解も対応出来るかも知れません。ただし対応出来たとしても全く同じフレームだけで、もし破損してしまっても補償がありませんのでその点はご了承下さいませ(これはいつもの事なのですが、もし破損や不具合などを懸念される場合はご依頼をされませんようお願い致します)。

oakley13 レンズ自体は薄くてよくしなってくれましたので取り付けは問題ありませんでした。一応エッジをペーパーで丸めて嵌める時に塗膜を抉らないようにしておき、中性洗剤を使って簡単に取り付けられました。この点では度の入ったメガネよりサングラスの方が楽ですかね(ただしテンプルの取り付けが・・・笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

OGネガネフレーム塗装 完成

megane44  大変お待たせしました!透明だったセルフレームは艶消し黒の塗装で本日完成となります。レンズも無事組み付け完了しました。

gold元の状態はこんな感じで、難しかったのはやはり各部のマスキングですね。

megane45セルフレームでよく見る造りなのですが、丸い部分は蝶番を固定する為のカシメがそのまま飾り金具になっています。今回はこれを残したいと言うご要望でした。初めてだったらちょっとアレですが、以前に一度か二度程施工事例があったので普通にお受付出来ました。

megane46 蝶番の部分は金メッキ(風)で、ペーパーが掛かると傷が付いてしまうので足付け処理時に傷が付かないよう注意して最後まで綺麗な状態で残せたと思います。

megane48 多分塗装屋さんが見てもマスキングで塗ったとは判らない程度の仕上がりになっていると思います。

megane49 飾り金具は全部で12個あり、ベースコート(黒)はマスキングをしていますがクリアー(今回は艶消し)自体は一緒に塗っているので表面を触っても塗膜の切れ目の段差など違和感は感じないと思います。

megane50 一番大変なのは実はレンズの嵌めこみで、今回の場合は特にレンズが小さいので曲げて差し込む事が出来なかった事と、フレームもしっかりし過ぎてしなりが無く、最後の最後で塗装がエグれたら一体どうなってしまうのか・・・とかなりの恐怖でした。

megane51が、事前のレンズの調整と中性洗剤(潤滑させる為)のお陰で何とか良い感じに出来たと思います。

最近メガネのお問い合わせが凄く増えて来ましたのでそろそろ専用のサイトページをちゃんとしないといけないかもですね(本当は老後の予定だったのですが・・・)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!