SHUREマイク 本塗り

shure 大変お待たせしました!SHUREのマイク、無事本塗り完了しております。

マイクは元々塗装が施されているので、表面を軽くペーパーで研磨したら(=足付け処理)そのまま本塗りが可能です。ただし塗ってある塗膜が弱いとその上に重ねた塗料の溶剤分で下の塗膜が侵されてしまうので、その場合は全部剥がして下地からやり直さなければなりません。ただ単に剥がしただけで塗り直せる訳ではありませんので、大抵の場合は新しい物を買い直した方が安く済んだりします。残念ではありますが・・・。

shure1 そして今回のベースカラーのホワイトパールですが、これについてはオーナー様に一任されていますので、ちょっと別件で使う予定があったフェラーリの「BIANCO FUJI」(カラーコード:226027)を採用する事にしました。外車らしく比較的しっかりとしたホワイトパールで、上の画像の手前、色味の付いた方が「カラーベース」で、まずこれを塗って下地を完全に隠蔽してから奥の「パールベース」を塗ります。

shure6マイクに入れる各ロゴは予めオーナー様がデータから作って入稿して頂いた物で、サイズもマイクに合わせて頂いていますから、後はそれをそのまま使ってマスキングシートを作製しています。

ただ一点注意する事としてマイクがニ分割になる継ぎ目の部分に★が乗るとマズイですから、予めそれの位置だけ確認しておきます。

shure2 先ほどのカラーベースとパールベースを塗って十分に自然乾燥させ、テープフリーな状態になったら先ほどのマスキングシートを貼ります。実はこれが一番難しい作業ですかね。

shure3 各ロゴは3色で構成されていますので、それぞれをマスキングしながら塗分けています。使ったスプレーガンは口径0.3mmのエアーブラシっぽいガンで、また本日新たに口径0.4mmのガンも届いたのでそれは後ほど社外記で紹介したいと思います。フッフッフ。

shure4 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

shure5実は文字のオレンジの部分ですが、一応お任せを頂いてはいたのですが依頼仕様書には「ブラッドオレンジ」と記載されていましたので、急遽もう少し血っぽくなるように赤を入れておきました。くっきりしたのが判ると思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々御待ち下さいませ!