お待たせしました!ジュークの内装エアコン噴出し口のパネルは艶有りブラックで本塗り完了しておりますのでご安心くださいませ。
今回のパーツは元々黒っぽく塗装されているのですが、他の内装品と比べるとどうもグレーっぽいという事で今回改めて「黒」の塗装でご依頼頂いています。下に敷いているのは今回の塗装に使う黒の色見本です。
既存の塗膜に問題が無ければ剥がす必要は無く、またプライマーやサフェーサーなどの塗装も不要ですので(自家塗装だとこの辺を勘違いされているケースが多いのですが全く不要です)、下地処理としては#800程度で足付け処理をするだけです。フチとその裏側辺りまでやっておいてそこまで塗るようにしておくと安心ですかね。
ベースコートの黒を塗ったらクリアーを塗って本塗り完了です。画像だと台に置いてありますが塗る時は左手で持っていて、右手でスプレーしながら左手をグルグル回すような感じで塗っています。(私の)基本どおり最初は裏側から塗り始めて最後に一番目立つ所で終わらせています。
ちなみに現在の環境で「ハジキ」と言う現象は皆無なのですが、もしかしたら今の工場になって導入したコンプレッサーが「オイルフリー」のタイプだからかも知れません。
最初に勤めていたディーラーでは入社してまもなくブースを4基新設して(4人に1台ずつって事で凄い事なんです)、コンプレッサーもその時に新品になりましたが、それでも少なからずハジキは出ていました。と言うか塗装とはそういう物かと思っていたんですよね。ちなみに「ハジキ」とは被塗面(または圧縮されたエアーの中)に油分や水分などが付いて、塗料がそこを避けるように表面張力で穴が開いたようになる現象です。
その後独立した時も、また途中で勤めに行った町工場でも普通に日常的にハジキはありましたが、その後知人の板金塗装工場に間借りした時にそこで使っていたコンプレッサーがこの「オイルフリー」のタイプで、今までに比べると信じられないくらいハジキが少なくなったのを良く覚えています。かなり衝撃的でしたよ。
と言う事があって、今の工場に移る時に借金までして(笑)新品のオイルフリーのコンプレッサーを導入したと言う訳です。家庭用があるのかどうか判りませんが、ハジキにお悩みの方には是非お勧めです。
それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!