先日下地処理を終えていたフェアレディZ32のインテークマニホールドカバーです。無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ!
素材はプラスチックで、素地はザラザラだった為に「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を平滑に仕上げています。
ただし”NISSAN”の凸文字付近はサフェ研ぎが困難な為、そこは元々あったパーティングライン(成型時の継ぎ目)に沿ってマスキングして残してあります。
元々貼ってあったシール(モール)は剥がし、新たにカーボンプレートを作ります。
インマニカバーの方は「キャンディーレッド」で承っていますので、まずは下地にシルバーを塗ります。最初に下塗りとしてMIX811を塗り、その上に粗めのメタリックMIX598を塗ります。いずれもSTANDOXの原色シルバーです。
その後はいつものテールランプと同様、ベースコートのキャンディーレッドを塗り重ねていきます。コート数は5コートくらいになるので、コート毎のフラッシュオフタイム(乾燥時間)を長く取りながら時間を掛けて塗っていきます。
上にある赤いシールが元々貼ってあった物で、予めそれと同じ様なデザインで作成しておいたマスキングシート を同じ位置に貼り付けます。
ベースコートの白を塗装し、マスキングを剥がします。白はVW社のクールホワイトを使いました。
ちなみにカーボンプレートには予めベースクリアーも塗ってあります。DUPONTだとXB165、STANDOXだとベースコートカラレスと呼ばれる物で、予めこれを塗っておくとロゴ入れの塗装が馴染むのでマスキングを剥がした時に一緒に白が剥がれたりしません。
全体にしっかりキャンディーレッドが塗れたら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。
画像だと普通のレッドメタリックに見えますが、実際は凄いですのでご安心下さいませ。後日完成時の画像でもっと綺麗に表現出来ると思います(ブースの中だとキャンディーカラーは余り綺麗に写らないんですよ)。
ロゴを入れたカーボンプレートもクリアーを塗って本塗り完了です。良い感じに仕上がっていると思います。
それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!