自転車用キャリア(荷台) 本塗り

carrier3 予定よりも少し早いですが、他に白系の塗装を行わないといけない案件があったのでこちらも一緒に本塗りを行いました。下地処理も足付け処理だけなので時間が掛かりませんしね。

carrier4 ただ部分的に塗膜が薄い箇所もあって(シルバーの上にクリアー塗っていませんでした・・・)、素地の金属が露出してしまった箇所もあるので、最初に全体にプライマーを塗っておきました。まあ量産品なので仕方ないですけどね。それにしても今作業中のTREKの塗膜は新車塗膜なのにしっかりしていてビックリしました(車と違って新車塗膜の方が酷い場合が多いです。ちなみにブリジストンのANCHORも凄くしっかりしています)。

carrier5 白と言う色は実は隠蔽力が弱く、エッジが立った角などは下地が透け易かったりするので、最初に隠蔽性を高めた白(黒やオーカーなどの無機顔料を入れて濃くした白)を下塗りとして塗るのが普通で、今回は3案件の白を一緒に塗っていますが最初に塗る白はこの白を全てに塗って効率をよくしているのです。スプレーガンを洗うだけでも結構な手間ですからね(と言ってもベースコート程度なら慣れれば3分も掛かりませんが)。

ちなみに白のうなソリッドカラー(=メタリックでもパールでも無いエナメル色)であれば1工程の塗装で終わらせられる「1コートソリッド」と言う方法でも塗れるのですが、先ほども紹介したように白は隠ぺい力が弱く角が透けたりするので(市販品でそういうのがあるのはこういう事です)、その点を考えるとベースコートとクリアーを別ける2コートソリッドの方が安心です。今回みたいに種類の違う色を一度に塗れるという利点もありますしね。

それでは完成次第改めて紹介します。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

SHUREワイヤレスマイク 本塗り

mic17 丁度業者さんからの仕事でソリッドカラーの白を塗るご依頼があったので、白系で承っている案件を一緒に塗る事にしました。こちらはSHUREのワイヤレスマイクで、VW社の「キャンディホワイト」(カラーコードLB9A)で承っております(と言うかこの色は私がお勧めしたのですが)。

mic18 ボタンの部分は恐らくシリコーン樹脂で、殆どテープがくっ付きませんが(そういう特徴があるのです)、代わりに隙間にマスキングテープを押し込むことが出来るので比較的きっちり出来ました。

その下にあるのは恐らく電源のライトだと思うのですが、ここは径を測って、カッティングプロッターで丸くカットした物を貼っています。径のサイズは直径が約3mmで、ただこの辺になるとカット自体に誤差が出るので、3mmを基準に0.1ミリ刻みで6種類作って一番丁度良い物を採用しています。

mic19 台にセッティングし、よく脱脂洗浄をしたら本塗り開始です。

mic20 本体は実際には2部品なのですが、敢えて分解はせず、少し緩めて隙間を作った状態で1部品として塗装しています。部品点数が増えるとコストは倍増しますので、仕上がりに影響無いのであればこうやって対応しています。

mic21 ベースコートの白を塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

ボタンの部分のマスキングは、そのままだとクリアーがくっ付いて固まるので、クリアー塗布完了後直ぐに剥がしています。少し色(塗料)がボタンに着いてしまいましたが、シリコーン樹脂なので簡単に取れますからご安心下さいませ。ちなみにもしかしたらボタン部分は男前にマスキング無しで塗って後で剥がす(勝手に剥がれる)と言う事も出来るかも知れません。

mic22 ヘッドのグリル部分も同じく真っ白に塗装です。

mic23底の部品にはゴムが着いていて、これも外れそうも無いのでマスキングで対応しています。ここも同じくクリアーを塗り終わったら直ぐに剥がしてフチが馴染むようにしています。いずれも良い感じに出来ていると思いますのでご安心下さいませ。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ランサーHKSヘッドカバー結晶塗装承ってます

lancer先日到着しておりましたランサーエボリューション8 HKS製のヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はこちらを結晶塗装の赤で、色味は鮮やかなイタリアンレッドで承っております。フェラーリのヘッドカバーを塗る時と同じ赤ですね。

ちなみに同型の製品の施工例がありますのでそちらも紹介させて頂きます。

swift63この時と同じ様に「HKS POWER」の凸文字は最後に研磨して鏡面状に光らせ、クリアーを筆塗りしておきます。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!