ブレンボブレーキキャリパー 本塗り

brembo3 こちらもお待たせしました!F50とF360のブレンボキャリパーは無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

上の画像は旧塗膜剥離(サンドブラスト処理)→洗浄→マスキングまでの作業が終わった状態で、ここまでの作業はいつものブレーキ屋さんに御願いしています。

brembo4 細部のチェックをして脱脂洗浄し、ブースにセットしたら本塗り開始です。ちょっとスタートが遅れたので塗り終わったのは今さっきです。電話が沢山鳴っていたみたいですが作業中は出られませんので何卒ご容赦下さいませ。

brembo5 プライマーを塗布し、続けてベースコートの黒を塗布します。

brembo6 いつもは先に用意しておくのですが、今日はちょっと塗り始めたのが遅かったので(実は明日塗る予定でした・・・)、ベースコートのフラッシュオフタイムを利用してマスキングシートをカットしておきます。先日レーザー加工機で作成したマスキングシート用定規を早速使ってみました。

brembo7 定規に入れた罫線をbremboの文字の下線(または上線)に合わせ、マスキングシートギリギリに合わせてカットします。ここまで小さく切れると被塗物(ブレーキキャリパー)の貼り位置を確認しながら貼れるので非常に楽なのです。

brembo8 マスキングシートを作成している間にベースコートの黒がテープフリーな状態になったので、先程のマスキングシートを所定の位置に貼り、周りを養生して白を塗ります。白は今回もVWのキャンディホワイトを採用しました。

brembo9 キャリパーを塗る時はこんな感じでブースの天井から吊るしていますが、実際に塗る時は画像左手の排気浄化装置の傍まで移して塗っています。その方がミストが周らなくて床が汚れないんですよね(そろそろ虫が出てくる時期なので壁のビニール&粘着剤を貼り直したいので、それまで綺麗に維持しておきたいのです)。

brembo10そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

brembo11元々綺麗な状態で折角の赤だった物を黒にするのは少々勿体無かった気がしないでも無いのですが、この辺は人それぞれ好みがありますからね。

明日中に熱を入れて完全硬化させ、数日寝かしたら完成となります。そう言えば元の塗装で付属品が付いたまま塗られていたみたいで、そちらは溶剤槽に浸け置きして剥がしていますので恐らくはそろそろ綺麗になっていると思います。来週末までには完成予定ですのでどうぞもう少々お待ち下さいませ!

プジョーパドルシフト 本塗り

shift13 大変お待たせしました!プジョーのパドルシフトは無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

上の画像はサフェーサーを研いでいる所で、最初は#400で空研ぎ、その後#600→#800とペーパー目を均してあります。

shift14 裏側には両面テープでクッションスポンジが付いているのでそこに塗料が付かないようマスキングしておきます。

クリップで固定し、よく脱脂洗浄をしたら本塗り開始です。

shift15 まずはベースコートを塗布します。ご指定頂いているのはプジョーの純正色「リオハレッド」(カラーコード:EPY)です。画像だと茶色にしか見えませんが粗めのレッドパールとメタリック、鮮やかなレッドとマルーンで構成されています。

shift16 ベースコートが十分に乾燥したら二階に運んでマスキングの準備をします。

shift17 元々左右の「+」と「-」がズレていたので、オーナー様にご確認頂き左右を揃える事にしました。右の+の位置に合わせて左側の-を下げた感じです。左右の貼り位置を合わせるのは結構難しく実は3回程失敗していますが、予備のマスキングシートは5枚用意していたので問題御座いません。

shift18 再び一階に戻り、マスキングをして白を塗ります。白は視認性を良くという事で明るめの白(いつものVWのキャンディホワイト)を使っています。その他としては少し黒味のあるVWのクールホワイト、黄色味があって暖色系のVWカンパネラホワイトを常備していて、用途によってこれらを使い分けています。

shift19 そしてマスキングを剥がしてクリアーを塗布します。こちらは裏側ですね。

shift20 こちらがステアリングに向かって左側の「-」です。

shift21そしてこちらが右側の「+」になります。クリアーはクリスタルクリアーへの変更で承っています。

今日はまだ熱を入れていませんので、明日以降に強制乾燥~硬化させ、来週半ば以降に組み付け、来週末くらいに完成予定となります。どうぞもう少々お待ち下さいませ!