ヘッドカバー関係下準備

beat4本日は昨日に引き続きヘッドカバー関係のサンドブラスト処理を行いました。他にBMWのカーボンパニアケースも作業進行しておりますのでご安心下さいませ。また新たにご依頼品も4案件届いておりまして、そちらも改めて紹介させて頂きますのでどうぞもう少々お待ち下さいませ。

beat5 ビートのヘッドカバーは全体的に腐食が出ていたので軽めのサンドブラスト作業も承っています。大分綺麗になったのが判ると思います。

lotus4うっかり昨日ご案内し忘れていたのですが、こちらのロータスのヘッドカバーも次の結晶塗装のターンで一緒に本塗りを行う予定ですのでご安心下さいませ。不安に思っておりましたら大変失礼を致しました・・・!

lotus5 既存の塗膜はプラスチック素地にそのまま塗っていたみたいで、プラスチックプライマーを塗布していたかどうかは判りませんが、何にしても今回はサンドブラストで足付け処理をしていますので以前の塗膜のように激しく剥がれる事は無いと思いますのでご安心下さいませ。

rb2515 そしてER34スカイラインのRB25エンジンヘッドカバーも一緒にサンドブラストを行います。

rb2516 こちらは結晶塗装では無く艶々の塗装でのご依頼となりますので、サンドブラストのみ他のヘッドカバーと一緒に行い、この後の工程はまた別となります。

rb2517金属関係はこの後燐酸処理での化成処理となりますが、プラスチック素材にそれは意味が無いのでこちらはこちらで別工程となります。

奥のロータスのエンジンカバーはサンドブラスト処理が終わっているので全体をシンナーで洗い流して脱脂と洗浄を一緒に行います。

手前のRB25のエンジンパーツはまだ足付け処理を行っていないのですが、アルカリ洗浄だけでは油が取りきれていない可能性があるので(グニュっとした油の塊が結構ありましたので・・・)、こちらも一旦シンナーで洗い流しています。

プラスチック素材はそれぞれPA(ポリアミド)とPP(ポリプロピレン)で、これらは耐溶剤性が高いのでシンナーで洗うくらいなら問題ありませんが、ABSやPC(ポリカーボネート)、PMMA(アクリル)などでこれをやると溶けたり割れたり曲がったりするので厳禁です。
ちなみに以前塗ったBMW GSのパリダカ仕様のガソリンタンクはPA(ポリアミド)のプラスチックタンクで、あと確かレンジローバーのガソリンタンクはPP製だったような気がします(間違えていたらすいません)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!