LOOKカーボンフレーム&フォーク サフェ入れ

look58 先日ダウンチューブに塗っておいた下塗りクリアーを#320→#400で研ぎ、続けて他の部分にサフェーサーを塗布します。

look59 今度は前回の逆に、ダウンチューブ部をマスキングしてその他の部分にサフェーサーを塗ります。

look60 フォークは全面カーボンになりましたが、一応ホイールナット(って言わ無いかも知れませんが)が着く箇所は最初と同じように塗装はしないようにします。

look61 サフェーサーの前に、金属(アルミ)部分にプライマーを塗っておきます。

look62 プライマーは金属以外の部分、フレーム全体に塗ってしまっても構わないのですが、これは金属用の物なので余り意味は無く普通はしません。かといって金属部分以外に掛かっても害はありませんので、こんな感じ適当塗って大丈夫です。ただし塗り過ぎたりドライコートにするとその後の密着性が悪くなるので、余計な事はせず薄く丁寧に塗ればOKです。

look63 その後全体にウレタンサフェーサーを5コートくらい塗ってサフェ入れ完了です。5コートも!と思うかも知れませんが、後に殆ど削り落としてしまうので気にされなくて大丈夫です。

look64 LOOKのロゴをスモーククリアー抜きにするダウンチューブにはとりあえずサフェーサーは塗らないようにしていますが、継ぎ目周りが気になったのでそこだけ最後にサフェーサーが掛かるようにしておきました。

ちなみにダウンチューブに塗った下塗りのクリアーを研いでみた感じでは、そのままスモークを塗るのはちょっと不安だったので(取り切れない巣穴が何個かありました)、もう一度下塗りのクリアーを塗る予定です。またはちょっとだけスモークも入れてみるかも知れませんが、何にしてもいきなりスモークは塗らない方向で考えています。

look65この後熱を掛けて完全硬化させて数日寝かし、その間にテールランプ関係の作業を進める予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

レガシィアウトバック内装パーツ塗装 完成

legacy12 こちらもお待たせしました!レガシィアウトバックのナビパネルとエアコン吹き出し口のパネル、スイッチパネルの三点、艶有り黒仕上げの塗装で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

legacy ナビパネルは元々黒っぽいのですが、未塗装の着色樹脂です。

legacy1表面には深い溝があるので、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑にしてからの上塗り塗装となっています。

legacy13 ソリッドカラー(メタリックやパールでは無い色)の場合は1工程で塗装を完結出来る「1コートソリッド」なる方法でも対応出来るのですが(それ専用の塗料=「STANDOX VOC 2Kエナメル」もあります)、特別な事が無い限りはどれも「ベースコート+クリアー」の2コート塗装で行っています。耐久性や耐侯性などを考えると当然後者の方が優れていて、また今回のようにクリアーを高品位な物へ変更なども可能です。

legacy14 スイッチパネルは元々メッキの上に艶消しクリアーが塗られた仕様になっていて、クリアーは剥がさずそのままに、足付け処理だけして塗装を行っています。

ストレスの多い外装部品であれば全部剥がしてメッキ素地用の下地処理から行うのが望ましいのですが、内装部品であればいつもこの仕様でやっています。もし当店で施工した物で剥がれたと言うことがあれば是非ご報告頂ければ幸いです(今後の作業方法を見直したいですので)。

legacy15裏側に貼ってあった両面テープはマスキングして塗っていますので、そのまま台紙を剥がして使えるようになっています。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ホンダメッキエンブレム塗装 完成

honda20 大変お待たせしました!ホンダ純正メッキエンブレム、艶消し黒への塗装で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

today1装飾クロムメッキが施されたパーツの場合はそのまま色を塗っても簡単に剥がれてしまう為、メッキ素地用の下地処理を行ってからの上塗り塗装となっています。密着剤などは使っていませんのでご安心下さいませ。

honda21裏側に付いていたキャップは元の通りに嵌めておきまして、上部に付いていた両面テープも同じように貼り直しておきました。

honda23現在車体は板金塗装屋さんで全塗装されているとの事ですので、このまま渡せば問題無いかと思います。ガムテープとか貼っても全然大丈夫なので、特に気にせず作業して下さいとお伝え下さいませ。

honda22先にお預かりしたテールランプは今週中には本塗り予定となりますのでそちらももう少々お待ち下さいませ。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SUBARU IMPREZA GRB Tail lights

imp119以前施工した内容を纏めて紹介しています。いつも少し特殊な内容ばかり紹介していますので、今後普通の作業も紹介して行こうと思います。今回は当店では定番となっている、インプレッサのレッドテール+スモーク仕様ですね。

imp67テールランプ関係の塗装も通常の塗装と同様、被塗面となるレンズ表面にペーパーを掛けて足付け処理を行います。深い傷がある場合は#320~#600で削り落とし、最終的に#800~#1200程の目に均しておきます。

impsendai1 この型のテールランプは中央にバックランプとウィンカーがある為、その部分をマスキングします。

マスキングシートは予め型を取ってデータ化してある物からカッティングプロッターを使って切り出しています。

impsendai5車体の個体差によってテールランプ位置のズレは生じてしまうと思いますが、とにかくこの時点ではラインがピッタリ合うようにしておきます。

impsendai2 最初にプラスチックプライマーを塗布し、全体に透過性のレッド(キャンディーレッド)を塗ったらマスキングを剥がします。

クリアー部分に再度プラスチックプライマーを塗ったらこの後全体に薄くスモークを塗布します。レッドキャンディー塗装後に行うこの「おまけスモーク」は¥8,000の追加で対応していますのでお好みでどうぞ。

impsendai3 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

impsendai4 透過性の塗装(キャンディーカラー)は通常の塗色に比べて褪色し易いので、使用するクリアーは耐UV性に優れたクリスタルクリアー(STANDOX)の使用となります。

impsendai6 この仕様については、比較的費用を抑えた「お任せコース」で対応しております。このコースの場合は磨き処理を行いませんが、塗りっぱなしでもこれくらいの仕上がりにはなっていますのでどうぞご安心下さいませ。

impsendai7 クリスタルクリアーは高美観・耐UV効果・耐擦り傷性・耐薬品性などに優れたクリアーです。

impsendai8 若干でもスモークが掛かる事によって赤は深みのある色味に、クリアーレンズの部分はコントラストが強くなってガラスっぽく見えるようになります。

impsendai9キャンディー塗装は一度に膜厚を付けず、薄く塗り重ねる事によって色ムラやダマが出ない美しい仕上がりになるように気を付けています。

この型のテールランプは他にもスモーク塗装やダブルスモークなどの仕様がありますので、そちらも改めて紹介しようと思います。